2017年5月 の記事一覧 : 20件
「グッドチョイス・グッドコピー」しか考えられないブランドは無能
2017年5月17日 考察 0
先日、某OEM企業の人とお会いした。 その人の悩みとは、ポストMA-1ブルゾンが思いつかないということだった。 たしかにMA-1ブルゾンは劇的な復活を遂げた。 復活し始めたのはかれこれ4~5年くらい前となり、この3年間は売れ筋ブルゾンの定番化していた。 90年前後に大ヒットし、当時の男子大学生はほとんど着用していた。 ときどき、大学生のファッションは量産化
ニッチ向けの商品を企画製造しながら売り上げ規模の拡大を望むのはナンセンス
2017年5月16日 売り場探訪 0
世の中にはありとあらゆるテイストと価格帯の商品が溢れている。 その中にはどんなにがんばったって多くの人には受け入れられにくいテイストやら価格帯の商品がある。 そういう場合は、事業規模の拡大には限界があり、事業規模の拡大を容易にしたいならテイストや価格帯をマスに向けた設定にすべきであることは言うまでもない。 とくに洋服はそれを身に付けて歩き回るわけだから、奇
ネット通販よりも実店舗の方が安い場合がある
2017年5月15日 お買い得品 0
禿げかけた初老のオッサンの私生活なんて誰も興味がないだろうが、2011年4月末から週に2~3回、主に土日祝日は1時間ずつ走るようにしていて、ついに丸6年を突破した。 自分が1時間で走れる距離はポケモンGOで測定するとだいたい7キロくらいで、調子がよければ8キロ弱という感じである。そんなに速くない。 6年走っていると、ランニングシューズが潰れるので定期的に買
ブルジョワ気分になってユニクロで7000円で7点の商品を買ってみた
2017年5月12日 お買い得品 0
さて、今日はお気楽に。 今年のゴールデンウィーク前後は、ブルジョワ気分でユニクロでたくさんの商品を買ってしまった。 一人ユニクロ祭りである。 総額はおそらく7000円くらい。買った点数は7点である。 1点あたりの平均価格は1000円ということになる。 改めていうことでもないが、買ってみた感想は、やはりユニクロは低価格ブランドの中では品質が2歩くらい抜きんで
高感度高価格帯セレクトショップの成長には限界がある
2017年5月11日 企業研究 0
企業規模にかかわらず、売上高は客単価×買い上げ客数からしか生み出されない。 売上高を拡大しようと思えば、客単価か買い上げ客数か、その両方かを上げなくてはならない。 高価格帯は必然的に客単価も買い上げ客数も上昇限界点は比較的すぐに来るし、低価格帯は客単価アップはあまり望めないものの、買い上げ客数はかなり増やすことができる。 ユナイテッドアローズの今回の決算発
かつての大手アパレルの理想を実現したのはユニクロだった
2017年5月10日 ユニクロ 0
苦戦を強いられているアパレルショップは多い。 基本的にオーバーストアで、供給量が需要を上回っているので売れにくい。 また、低価格品の見た目が良くなったことから、単なるデザイン勝負では高価格ブランドは売れにくくなった。 さらにネット通販市場の拡大で、実店舗の売上高がさらに減る傾向にある。 この傾向が進むとアメリカのように大規模閉店ラッシュとなるが、いずれ日本
クールビズは略装ではなく軽装
2017年5月9日 トレンド 0
ゴールデンウィークが終わるとそろそろクールビズが始まる。 クールビズが始まってもう13年くらいになり、すっかり定着したが、根強いクールビズ否定派も多い。 ネクタイの業界団体の反対論は論外としても、ファッション的見地からの反対論も一部に根強くある。 たしかによくあるサラリーマンのクールビズ姿はファッション的には間抜けて見える。 ノータイ白無地シャツに黒、濃紺
「吸水速乾」を「部屋干し速乾」と言い換えると新しい需要が生まれた
2017年5月8日 素材 0
そろそろ暑くなってきた。嫌な季節が始まった。 筆者は暑さが苦手である。できれば夏がない方が良い。 そうはいっても夏はやってくるから、我慢するしかない。 暑くなると、各社はこぞって「吸水速乾機能」を持った洋服を発売するが、個人的にはあまりこの機能が夏に必要だとは思っていない。 というのは、以前にも書いたが、吸水速乾機能を持った肌着を着用するとたしかに汗は吸う
変えない部分と変える部分
2017年5月2日 考察 0
今日はゴールデンウィークの中日ということでちょっとお気楽に。 和服は着たことがなく、まあ、実際に着るときが来るのは棺桶の中に入ったときではないかと思うくらいである。 そんな筆者なのだが、大塚呉服店・WAKON・みさ和などの和服店を経営されている大塚直人さんのブログは読んでいる。 時々、特撮ヒーロー物について言及されるが、筆者もこの17年間欠かさず見ている。