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南充浩 オフィシャルブログ

2016年3月 の記事一覧 : 22件

学校の見映えのために学生は就職するのではない

2016年3月16日 ファッション専門学校 0

 イベント会場などでファッション専門学校生と言葉を交わす機会がある。 昨日終了した阪急百貨店うめだ本店でのテキスタイル・マルシェでも専門学校生とチラホラと言葉を交わした。 今春から就活に臨む学生さんが何人かいたが、学校の就職課から提示されるのは、いわゆる「アパレルメーカー」「SPAブランド」ばかりだという。 販売員志望ならそれでも良いが、デザインやパターンな

若者がファッション業界を目指さないのは業界に入るメリットがないから

2016年3月15日 FLAG 0

 The FLAGのイシューを久しぶりに。 「なぜ若者がファッション業界を目指さなくなったのか?」に対するカウンター連載が行われているが、 そもそも「なぜ若者はファッション業界を目指す必要があるのか?」である。 魅力がないと映るなら別に目指さねばならない理由はこれっぽっちもない。 「なぜ若者がファッション業界を目指さなくなったのか?」という理由を考えてみよう

「美味しくて安い店」は繁盛しやすい

2016年3月14日 考察 0

 筆者は基本的にグルメではないし、あまり食にはこだわらない。 食材の好き嫌いはある(生卵が絶対に嫌いなど)が、とくに美味しい物を食べたいとはあまり思わない。 店にもあまりこだわらない。 何なら1週間すべての昼食が290円の牛丼でも構わない。 まあ、そんな程度の人間である。 ただし味覚は平均レベルはあると思っているので、美味いか不味いかくらいは判断できるが、そ

ボブソンが再々スタート。ただし成功は容易ではなさそう

2016年3月11日 速報 0

 昨日、こんなニュースが上がった。 なかなか思い切ったことをしたと思う。 ボブソンが「ウェア ボブソン」としてリスタート、ファーストシーズンはデザイナーにSISE松井征心起用 http://www.fashionsnap.com/news/2016-03-10/wear-bobson/ 1971年創業のデニムブランド「ボブソン(Bobson)」が「ウェア ボ

アパレルの倒産が続いている

2016年3月10日 倒産 0

 かねてから苦戦のうわさが流れていたジェットレーベルがついに倒産した。 これで、2005年ごろに「在阪で次の成長株」と目されていたアパレルはすべて消滅したことになる。 フィットの解散、遊心クリエイションの会社清算、そして今回のジェットレーベルの倒産である。 今回のブログは別に何の解決策も問題提起もなく、単なる所感である。 「Jet Label」ブランドの(株

同じ商品なら人間は安い方で買う

2016年3月9日 考察 0

 先日、道端でばったりと懐かしい方にお会いした。 3年ぶりか4年ぶりだろうか。仕事の環境が変わられたことは小耳に挟んでいた。 新事務所にお邪魔してあれこれと雑談をさせていただいた。 本当に近況報告会という感じの雑談だった。 その中で、「ぼくは、最近ヤフオクで洋服を競り落とすことがほとんど。店ではあんまり買わなくなった」とおっしゃった。 ヤフオクとはYahoo

似たようなイベントは同一地域に2つ要らない

2016年3月8日 考察 0

 少し前になるが、神戸コレクションと東京ガールズコレクションの提携が発表された。 個人的にはこの2つはファッションイベントというより、興行だと思っているし、あまり興味もないが、この提携は一般消費者にとっては分かり易くて良いのではないかと思っている。 TGCと神戸コレクションが企画提携 http://www.senken.co.jp/news/corporat

ユニクロの今春の商品価格は下がり気味?

2016年3月7日 ユニクロ 0

 昨年秋冬、ユニクロの既存店売上高が前年割れを2か月連続で起きたことがあった。 要因はさまざま考えられるが、その一つに「値上げ」があるのではないかと言われた。 それに対してユニクロ側は「値上げの影響はさほどない」という内容の答えを返したと記憶している。 しかし、今春物のメンズの商品の値段を見ていると、どうもユニクロ側はコメントとは反対に、商品価格を元に戻そう

知名度の低い案件は報道されにくい

2016年3月4日 プレスリリース 0

 先日、ニュースリリース(プレスリリース)のことで相談された。 相談と言っても雑談程度にアドバイスをしただけであり、もちろん無料である。 内容をかいつまんで例示すると、 「和装系の店が伝統素材を使った新規事業を立ち上げる」 という内容である。 で、この和装系の店は全然知名度のない地方のマイナー店である。 伝統素材も「友禅」とか「〇〇紬」のように知名度のある素

舵取りが難しいビンテージ系ジーンズブランド

2016年3月3日 ジーンズ 0

 ビンテージ系ジーンズブランドの商品企画を経験したことのある人と雑談をした。 90年代半ばから2000年ごろにかけて続々と誕生したビンテージ系ジーンズブランドだが、最近は振るわないといわれている。 一部のブランドは上手く方向転換したが、それは例外的で、大多数は縮小傾向にある。 それは一般消費者が「本物の良さをわからなくなった」からではない。 商品価格の高さと

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