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南充浩 オフィシャルブログ

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襟なしブームとMA-1の因果関係は?

2015年10月5日 未分類 0

 米軍のフライトジャケットであるMA-1の人気が今秋冬はマス化しそうである。 2~3年前からMA-1の人気は回復していたが、どちらかというとトレンド先端層とそれに追随するフォロワー層がメインで、マス層ではなかったと考えている。 これがマス層に広がった理由の一つとして、「襟なし」ブームが起きたおかげではないか。 ファッションの流行というのは往々にして複合的であ

エドウインに対する懸念と期待

2015年10月2日 未分類 0

 エドウインの2016年春夏展示会にお邪魔した。 今回の業界新聞的な目玉は、今秋冬からスタートしたEスタンダードの拡充と、ラングラーの高額商品復活だろう。 まず、Eスタンダード。 Eスタンダードは海外輸出も視野に入れた日本製ラインで、価格は8000~16000円くらいというリーズナブルな設定である。 16000円というのは相当に手の込んだ洗い加工を施した物に

小売の輪

2015年10月1日 未分類 0

 北村禎宏さんの昨日のブログは読みごたえがあった。 ワールドの課題、そして今後1 http://www.apalog.com/kitamura/archive/616 ワールドの課題、そして今後2 http://www.apalog.com/kitamura/archive/617 かつて内部におられた人ならではの内容である。 長文なので内容はここでは紹介し

製造加工業者のブランド開発が成功しない理由

2015年9月30日 未分類 0

 産地の製造加工企業が自社オリジナルの製品ブランドを立ち上げる事例が増えているが、実際のところ、ある程度軌道に乗ったブランドは少数で、大多数は失敗している。 それはなぜか。様々な要因があるが、ブランドの組み立て方という点において、産地ブランドが失敗する理由を考えてみる。 自社で製造している生地や、自社の染色・加工技術を生かして、それで製品を作るというのが産地

ファッション業界に取り込まれたジーンズというアイテム

2015年9月29日 未分類 0

 昨日発売されたカルチャー雑誌「20世紀」のジーンズ特集号に2ページ寄稿した。 ほぼ巻末に掲載されており、内容はジーンズ市場の変遷についてである。 なぜ、ナショナルブランドと呼ばれたジーンズブランドが一部を除いて凋落したのかについてである。 一つには、有力な卸売り先であるジーンズチェーン店が苦戦になったからである。 主要販路の業績が悪くなればそこに卸している

ウェブ通販をやっただけでは売上高は伸びない

2015年9月28日 未分類 0

 「これからはウェブ販売だ」「これからはオムニチャネルだ」という掛け声をよく耳にする。 実際にウェブ通販の売上高総合計は伸びているから、これに異論はない。 ますますウェブ通販という業態自体は伸びるだろう。 しかし、コンサルタントやアドバイザーが言うのはまだしも、ナンタラ組合のエライさんとかナンタラ協議会のエライさんとかが言うのを聞いていると、どうも「ウェブ通

好調ブランドも3年後には転落するアパレル業界

2015年9月25日 未分類 0

 アパレルブランドの業績のジェットコースターぶりは激しい。 改めてそう思った。好調だったブランドがわずか3年ほどで倒産してしまう。 今年、6月1日にヤング向けレディースブランド「CHU XXX(チュウ)」を展開していたシー・エス・ピーが倒産した。負債は15億円。 http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4057.html 帝国デー

ファッション専門学校の生徒数はバブル期でも減少し続けていた

2015年9月24日 未分類 0

 連休中にふとこの記事を読んで、その中のグラフに目が止まった。 100年続くアパレル工場とは http://www.huffingtonpost.jp/toshio-yamada/apparel_b_8168812.html べつに内容に深く共感したわけではない。 その中でファッション専門学校生の人数の推移というグラフが掲載されていてこれに興味をひかれた。

衣料品の国内生産をめぐってあれこれ考えてみた

2015年9月18日 未分類 0

 とりとめもないが、衣料品の国内生産を巡る現状についてまとまりなく考えてみたい。 製造側、ブランド側によっても見方が違うし、それぞれの側でもまた各企業によって見方が異なる。 その中のいくつかを紹介することで、全体を考える何かの手掛かりになるのではないかと勝手に思っている。 先日、小規模なカジュアルブランドの展示会にお邪魔した。 そのブランドが言うには、「国内

「伝統」一辺倒では飽きられる

2015年9月17日 未分類 0

 クールジャパンも含めてにわかに国産製品が見直されているという風潮が醸し出されている。これもキャンペーン臭と勘違い臭が漂っているのだけれども。(笑) 各ブランドが日本製だとかメイドインジャパンだとかメイドインニッポン(笑)だとかを続々と打ち出し始めている。 これらの多くは、「伝統の技法」とか「匠の技」をウリにしており、どちらかというとやや民芸品、伝統工芸品的

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