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おとぎ話的な欧州工場礼賛では日本の製造加工場は生き残れない
2017年3月27日 産地 0
衣料品、服飾雑貨品などを便宜的に今回は「ファッション用品」とまとめさせていただく。 「ファッション用品」の国産品をめぐる議論はそれなりに目に付くようになってきたが、多くの場合は微妙なものに終始している。 議論の方向性はいくつかに集約できるが、 1、国産品を手掛ける企業のポジショントーク 2、極度のセンチメンタリズムから来る盲目的国産品擁護 3、グローバル的
デービッド・アトキンソンへの妄信は危険
2017年1月30日 産地 10
寺社の修復などを手掛ける小西美術工藝社という伝統企業がある。 この企業の社長に就任して、事業を再生したのがデービッド・アトキンソン氏である。 金融マンから転身したという変わり種で、わざわざ伝統工芸の社長に就任するくらいなのだから、親日的な人物なのだろうと推測される。 また国内でも、グローバル金融マン出身という出自も手伝って、彼の意見の信奉者が多い。 事業を
本物を作り続けるためにも「普及版」「簡易版」の開発は必要
2017年1月26日 産地 0
物作り系の人々の「ハイエンドモデル」への固執は凄まじいが滑稽だと感じる。 先日、ちょっと唖然としてしまったのだが、ある取材先でこんな話を伺った。 冬山登山用、スキープレーヤー用のハイスペックダウンジャケットを作っていたメーカーが、もう少しスペックを下げたダウンジャケットをファッション用途で販売したところ、かなりのヒット作となった。 もちろん低価格品ではない
国内縫製工場の現状はノスタルジー丸出しの物作り論では解決できない
2017年1月5日 産地 0
年末年始にかけて繊研プラスで、国内縫製工場の置かれている現状と今後の展望が連載された。 紙面では昨年11月に掲載されたものを改めてネットに掲載したもので、内容は秀逸である。 縫製工場の現状と問題点、今後の展望が余すところなくまとめられており、単なるノスタルジー丸出しの擁護論や採算性度外視の花畑理論とはまったくの別物である。 興味のある方はぜひ、全文をお読み
ナンガのダウンジャケットが売れた理由を考えてみた
2016年12月28日 企業研究 0
こんな記事を見つけたので賛否を書いてみたい。 低価格国産ダウン「ナンガ」が売れまくる理由 3分の1の価格で「水沢ダウン」と真っ向勝負 http://toyokeizai.net/articles/-/151232 ナンガとはナンダ?ってなダジャレを言ってみたくなるが、ナンガとは何か? 業界の人ならほとんどがご存知だと思うが、そうではない人も読んでおられるの
サンプル縫製工場レオパールの社長インタビューは一読の価値あり
2016年12月27日 企業研究 0
久しぶりに面白く読めて、内容にも激しく賛同できる記事を拝読した。 「この1着が1億円になる!」サンプル縫製一筋30年、クチュールデザイナーから転身 https://www.wwdjapan.com/363297 サンプル専門の縫製工場、レオパールの社長インタビューである。 実は昨年5月に開催した東京テキスタイル・マルシェにレオパールの社員の方が来てくださり
ウェブサイトを持たない製造加工業者は存在しないのも同然
2016年12月6日 産地 0
久しぶりに、染色・洗い加工の福井プレスにお邪魔した。 その際の記事を掲載した。 https://independ.tokyo/column/%e7%a6%8f%e4%ba%95%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9/ 以前にお邪魔してから仕事内容については大きな変化がなかったので、今回は、掲載した記事とは別に感じたことを少し。 まず、記事中
その超高価格品を「買える収入のある人」はどれだけいますか?
2016年11月22日 産地 0
最近は、産地ブランドがむやみやたらな超高価格化を目指すことはなくなってきたと感じるが、5年位前までは「市場は低価格化と超高価格の二極化に分かれている」との思い込みから、いわゆるラグジュアリーブランド並みの価格を目指そうとする産地ブランドが多かった。 またそれを煽る産地でのみ有名なコンサルタントも跳梁跋扈していた。(今もしているかも) 低価格品を目指すことは
需要がなくなったり、従事者の生活が困窮するような産業が滅ぶのは当然
2016年11月4日 産地 0
どんな伝統的な技術であろうと、その商品が売れなかったり、それに従事している人の生活が困窮すれば廃れてなくなる。これは厳然とした事実であり、そこにセンチメンタリズムが介在する余地はない。 先日、こんな記事が掲載された。論調は至極もっともである。 「幻の葛細工」が消えた意外な理由 http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakaat