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南充浩 オフィシャルブログ

企業研究

国内ファッション市場にもブランドディスラプターの登場が望まれる

2016年10月4日 企業研究 0

 日経ビジネスの「買いたい服がない」特集は実に読み応えがあるし、ほぼ正論で埋め尽くされている。 筆者の主張とも重なる部分が多いので、賛同する部分が多い。 大手アパレルと百貨店、GMSのことに事例が終始しているが、我が国アパレル産業が衰退した理由をほぼ網羅していると感じる。 しかし、いくら特集しようと、警鐘を鳴らそうと、大手アパレルと百貨店、GMSの上部メンバ

産地企業が自社ブランドを成功させるためには「助成金ゴロ」を排除すべき

2016年9月20日 企業研究 0

 先日、知り合いの工場へ行った。 国内の生地工場も染色加工場も縫製工場もこれまでの単なる下請け業では生き残りが難しい。 一部の例外はあって、大手ブランドとガッチリ組んでいるところは別だが、それとてもいつ契約が終了するかもわからない。未来永劫同じ条件で契約が続く保証は存在しない。 下請けから脱して自立したメーカーになるために行政からは補助金や助成金が支出される

ヌッテが特集された「ガイアの夜明け」を見た感想

2016年9月15日 企業研究 0

9月13日にテレビ東京系「ガイアの夜明け」で縫製職人とオーダーをマッチングさせるサービス「ヌッテ」が紹介された。 https://nutte.jp/ このシステムは今のところ、縫製職人とかサンプル生産工場に対して仕事を供給するものなので、発注側も1枚とか超小ロットが多い。 極端な話、「娘が来月の発表会で着用するドレスを縫ってほしい」というような依頼が主流であ

イオンリテールは新レディースブランド「ムーディラ」で何を目指したのかよく分からない

2016年9月14日 企業研究 0

 イオンリテールが9月10日にヤングレディースの新ブランド「ムーディラ」を渋谷109に出店した。 店舗をまだ見ていないので、店に関する感想を述べることはできない。 ただ、このブランドは何を目指しているのかが皆目わからない。 大手総合スーパー各社の衣料品は苦戦を続けているから、それに対してのイメージ向上だったり、新販路開拓が目的だと想像できるのだが、果してそれ

スタートから1か月間で600本を出荷したジーンズブランド「BMC」

2016年9月7日 ジーンズ 0

 リストラ、ブランド廃止、大量閉店、会社倒産、廃業が日常茶飯事なアパレル・繊維業界において、年齢制限やらその他もろもろの理由で再就職ではなく、独立・起業を選ぶ人もいる。 そういう人から相談を受けることが増えたが、基本的には筆者はこの業界での起業をあまりお勧めしない。 右肩下がりの業界なので確率論で言えば失敗する確率の方が高いからである。 今では大企業然として

アスレジャートレンドなのにスポーツ用品店が売れないのは当たり前

2016年8月30日 メディア 0

 米国では、スポーツウェアをファッションに取り入れた「アスレジャー」に注目が集まっている。 わが国にもそのトレンドは流入しつつあり、ジョガーパンツやジョグジーンズのような商品がそれなりに動いている。 ユニクロが昨年からずっとジョガーパンツを継続していることからもわかるようにすでにマス層にも一定需要がある。 しかし、アメリカで言われるほどの大トレンドかというと

意外な所有者がブランドの版権を所有していることもある

2016年8月22日 企業研究 0

 今日は小ネタを。 お前のはいつも小ネタじゃないかと言われそうな気もするが。(笑) ブランドの商標権というのは意外な企業が持っていたりすることが多い。 どれも昔のことで、現在は解消されているが、以前に取材して驚いたエピソードを紹介したい。 夏冬のファミリーセールにほぼ欠かさず通っているヤマトインターナショナルだが、「エーグル」をライセンス生産していた。 その

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というが、己を知ることは難しい

2016年8月2日 企業研究 0

 日本全国にはさまざまな生地産地がある。 著名な産地からマイナーな産地までさまざまある。 しかし、産地のおじさんたちはすべからく「我々の産地はそれなりに知名度がある」と本気で思っている。 本気でそう思いこまねば事業なんてやっていられないという側面はもちろんあるが、あまりにも現状とそれに対する認識がかけ離れている場合は失笑を禁じ得ない。 そして実情と自己の認識

無名ブランドとのライセンス契約は高リスク

2016年8月1日 企業研究 0

 三陽商会が2016年12月期業績の見通しを発表したが、営業・経常・当期損益ですべて大幅な赤字となり、来年上半期までにさらに5ブランドの廃止も明らかにした。 三陽商会、今期95億円の最終赤字へ 追加で来期5ブランドを撤退 https://www.wwdjapan.com/business/2016/07/29/00021116.html 三陽商会は、2016

マッキントッシュの苦戦よりもクレストブリッジの苦戦の方が痛かったのではないか

2016年6月30日 企業研究 0

 三陽商会から250人のリストラと、2016年1~6月期の下方修正が発表されて、それに対する報道、論評が数多く見られる。ファッションやら経営やらの話はそれらに任せて個人的な感想をまとめてみたい。 売上高は期初予想の370億円を335億円へと減額し、営業赤字も同22億円から55億円へと、赤字幅が大幅に増える見通しとなっている。 さらにいうと通期での見通しは立っ

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