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南充浩 オフィシャルブログ

産地

「ウールのフェイクファー」とか「本物に見えるフェイクファー」をもっと売り込むチャンスなのに

2018年7月26日 産地 0

リアルファーに対する風当たりが強まってきたが、リアルファー業界からの反撃も始まった。 リアルファーVSフェイクファーの宗教戦争は、ドイツ30年戦争のようにこれから長い間続くのだろうと思う。 個人的には右翼と左翼の対立のように、どちらかがどちらかを殲滅するまで終わらないだろうと思う。 まあ、それはさておき。 だったらこの隙に乗じて、ウール100%のフェイクファ

フルオーダーとイージーオーダーとパターンオーダーの違いを改めてまとめてみた

2018年7月24日 ネット通販 1

もう様々な方が書いておられるので、繰り返しとなるが、パターンオーダーとイージーオーダーとフルオーダーはまったく別物である。 ちょっとググれば山ほどその違いについて述べておられるブログがあるが、それでもこのブログしか読んでいないという珍しい人も何人かはおられるだろうから、くどいとは思うが改めてまとめてみる。 1、パターンオーダー あらかじめ決められたパターンを

「安さという価値」を伝えきれていないブランドが多い

2018年7月10日 販促 0

【告知】8月24日にあのマサ佐藤(佐藤正臣)氏と有料トークショーを開催します。 ぜひともご参加を。詳細は以下のURLで。 https://eventon.jp/13683/     先日、価格戦略の講義をしたが、当たり前のことを改めて考えた。 例外はあるものの、 高価格商品は、利益は高いが数量を売りにくい 低価格商品は、利益は薄いが数量が

苦し紛れの思い付きで専門外の商品を扱ったって絶対に成功しない

2018年6月29日 企業研究 0

先日、某大手SPA企業の中の1ブランドのOEM(実態はODM)を担当している方とお会いした。 その企業が抱えるブランド群はこのところそろって不振で決算は大幅減益となっている。 またインターネット通販を見ていても、タイムセールの連発や2点購入割引などの値引き販売が続いており、在庫を捌くためになりふり構わない様子が見て取れる。 その方の担当しているブランドは、少

日常的に広めたいなら和服も変化する必要がある

2018年6月26日 新商品発表 0

先日、こんな記事を読んでなかなか良い取り組みだと思った。 洋服感覚で楽しむ”セットアップ”キモノ「レ・モン」がデビュー、京友禅と西陣織の老舗企業がタッグ https://www.fashionsnap.com/article/2018-06-18/lesmondes-debut/ ジャケットとロングスカートの上下に分けた”

ポイントを使った値引きがこれだけ広まっているのに「プロパー消化率」にこだわる意味がわからない

2018年6月21日 ネット通販 0

今年から某プリンスの押し付けでマーケティングの授業を受け持つことになったのだが、実は昨年からこれも某プリンスの押し付けで、計数管理の授業を受け持っている。 とはいえ、こちらも計数管理なんて素人だし、これまでの決算会見だとかの聞きかじりをつなぎ合わせてなんとかやっている。 計数管理の教科書には必ず「プロパー(定価)販売」が出てきて、それに関連して「プロパー消化

夏と冬の年二回バーゲンにこだわるのはオッサン連中のノスタルジーに過ぎない

2018年6月20日 考察 0

百貨店とルミネの「夏と冬の年2回バーゲン」にこだわる姿勢は、多分、オッサン・オバハンのノスタルジーなのだと思う。 なぜそう思ったのかというと、謎の美人(多分)ツイッタラーちまきさんがこんな返答をくれたからだ。 でも気持ちわかります。 理想論、セレクト初期時代を知ってる理想論。もはや世界が赦してくれない理想論。昔セール初日に長蛇の列。 今やそんな光景も見なくな

複数の機能を積み上げて失敗したワイシャツ業界と、一つの機能に特化して打ち出して成功したオールユアーズ

2018年6月12日 回顧 0

今年から、某プリンスの押し付けによってマーケティングの授業を引き受けることになってしまったのだが、当方は体系立ててマーケティングを勉強したことがない。 ツギハギでやってきたわけだ。 昨年までの授業用の資料に沿って、そこに勝手に自分の見解を付け加えているわけだが、ポジショニングということを教えた。 資料に目を通すと、まあ、いろんなことが書かれてあるのだが、その

タイムセールと割引きクーポンが乱発されてるのに「プロパー消化率」にこだわる意味あるの?

2018年5月10日 ネット通販 0

かつてアパレルやファッションショップは、勘と度胸とどんぶり勘定(KDD)で経営されていた。 バブルが崩壊し、洋服が売れにくくなったころから数値管理が本格化した。 これまでみたいな野放し状態では売上高はもちろんのこと、利益が確保できなくなったからだ。 これはアパレルだけに限らず、例えば出版社なんかもそうだ。 領収書による経費管理もずさんで、申請すればするだけ接

「単なる手段」を「目的」だと履き違えたゾゾスーツ狂騒曲

2018年5月2日 ネット通販 0

連休の合間なので、昨日に続いてゾゾスーツについて。 ゾゾスーツ自体は計測するための道具であり手段に過ぎないが、ゾゾスーツへの支持・話題性の高さは、この「手段」が評価されたためといえる。「目的」を果たすにはゾゾスーツである必要性すらない。 とくに旧ゾゾスーツは、スーツ自体に近未来性があり、「手段」自体が高評価された。もしくは、多くの支持者が錯覚を起こした。 本

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