品質検査
何のために品質検査をするのか?という話
2024年7月8日 品質検査 0
みなさんこんにちは。 USです。 いよいよ7月に入り、1年の折り返し地点を過ぎました。 近頃、あっという間に日々が過ぎ去ってしまい、月に一度のブログを書くたびに、一カ月の速さに唖然とします。自分より年齢が上の先輩方から言わせるとこれからさらにどんどん月日が進むのが早くなっていくらしいのでそう言った話を聞くと日々大切に悔いなく生きていきたいな、と思います。 &
異素材・色の濃淡を組み合わせた衣料品を企画する際の注意点
2024年2月19日 品質検査 0
みなさん、こんにちは! USです。 今回は洋服づくりに関わる生地検査製品検査の話です。 近頃、よく異素材や濃淡の組み合わせがある洋服を目にする機会が多いです。このような洋服を企画する理由は「動きやすさを重視するため」や「デザイン性を高めるため」など様々あると思います。しかし、単純に『可動域が必要な場所は伸びやすいカットソー素材がよいだろう!』や『あの生地とこ
『中間色』は『淡色』ではない、という話
2024年1月22日 品質検査 0
皆さんこんにちは〜。 USです。 1月もあっという間に半ばを過ぎてしまいました。 この季節らしい寒さもありながら温かい日も多いので晩に趣味のサイクリングへ出かけることもできるのは嬉しい限りです。 反面、冬の楽しみである防寒アウターの出番が殆どなく、今年も日の目を見ない物が多くあるのは非常に残念ではあります。 さて、今
液汚染(えきおせん)って何?
2023年11月13日 品質検査 0
みなさまこんにちは。 USです。 今日は少しマニアック話です。 最近立て続けに業界の長い方から質問された染色堅牢度の『液汚染(えきおせん)』について書きたいと思います。 業界が長い方でも質問されるということは「あまり馴染みがない言葉なのではないのか?」と思ったからです。 さて、『液汚染』とは染色堅ろう度の『洗濯』や『ドライクリーニ
機能性素材の関心が高まるに連れて気になること
2023年8月21日 品質検査 1
皆さんこんにちは! USです。 お盆休みもあったので随分ご無沙汰しております。 台風一過で秋らしい空気になるのかなと思いきや、まだまだ8月中旬、最高気温が35℃を超える猛暑日はなさそうですが30℃を超える暑い日はまだまだ続きそうです。 気温の高さもあり、アパレル各社の月次概況を見ると夏物商材の動きも良かったようです。以下いくつか抜粋してみました
今年前半の製品検査で多かった失敗から学ぶ、製品を作る際に気をつけておきたいポイント
2023年6月12日 品質検査 0
皆さんこんにちは。 USです。 6月に入り早くも今年1年も折り返しですね。 さて、今回は今年前半の振り返りをしたいと思います。 何を振り返るかというと、 題して『今年前半の製品検査で多かった失敗から学ぶ、製品を作る際に気をつけておきたいポイント』(長っ!)です! ※今回の話は、製造側の話なので製造に関わりのない方には少し退屈かもし
機能性衣料品を企画・販売する際に気を付けてほしいこと
2022年10月11日 品質検査 1
皆さんこんにちはー! USです。 今や多くの洋服で機能性素材が採用され、様々な機能を謳ったアイテムが販売されています。 夏物であれば吸水速乾や接触冷感、冬物であれば発熱系素材は多くのインナーで採用され、皆様にも馴染みがある機能性だと思います。 その機能性ですが、何でもかんでも好き勝手に表示できる訳ではありません。川上・川中の方はよ
アパレルが生産発注時期を過剰に引き付けすぎると工場にはデメリットしか生じない
2022年9月12日 品質検査 1
皆さんこんにちはー! USです。 少し前ですがTwitterのタイムラインに、ワールドのサステイナビリティプランが紹介されている記事が流れてきました。繊研の記事なのでTwitterを使っていない方でもご覧になられた方は多くいらっしゃると思います。 『【ファッションとサステイナビリティー】ワールドの「サスティナビリティプラン」 衣料
品質検査に合格した生地でも消費者からクレームが出ることもある
2022年7月11日 品質検査 0
皆さんこんにちは。 USです。 梅雨が一瞬にして明け、あっという間に夏らしくなってきました。 いきなり猛暑が到来しており、マスク着用が辛い季節ではありますが、熱中症などに気をつけて楽しい夏を過ごしたいところです。 前回、洗濯表示について書いたとき、消費者に対して責任を持って洋服を販売しようとしている会社は、生地の試験データ等を確認した上で絵表示