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南充浩 オフィシャルブログ

総合アパレルとジーンズチェーン店の協業に時代の移り変わりを感じた

2024年3月14日 企業研究 0

環境の変化とともに一昔前までなら考えられなかったような取り組みが生まれる。 先日から話題になっているイトーヨーカドーがアダストリアに衣料品を丸投げした件が直近の一例といえる。「衣料品のヨーカドー」と呼ばれて得分野だった衣料品から撤退を決めたこともそうだし、その衣料品売り場を他社に丸投げするなんていうことは、陰りが見えていたとはいえ10年前までなら考えられなか

ジーンズカジュアルチェーン店各社の苦境

2019年10月15日 決算 0

正直なところ、当方程度のレベルでは建て直し策など思いつかないのが、ジーンズカジュアルチェーン店という業態である。 かつて90年代までは隆盛を誇った業態だが、現在、全国チェーン店と名乗れるのは、わずかにライトオンとマックハウスの2社のみである。 ジーンズメイトも残っているが規模的には縮小してしまったため、最早、大手でも全国チェーンでもない。   ジー

劇的な回復は望めないジーンズカジュアルチェーン店大手三社

2019年8月20日 ジーンズ 0

お盆前に少し話題になった記事がある。 これである。 ジーンズ量販店/店舗数が減少、ジーンズ以外の商品開発も ライトオン、マックハウス、ジーンズメイトの大手ジーンズカジュアルチェーン店3社の近年の動向をまとめてある。 企業規模でいえば、ジーンズメイトは100店舗未満にまで店舗数が減少し、売上高も100億円割れしているので、とてもではないが「全国チェーン」「大手

マックハウスの厳しい決算内容

2019年4月16日 企業研究 0

メディアというのは単なる営利団体だから、視聴率なり発行部数なりを稼ごうとする。それが広告出稿の売上高に直結するからだ。 ウェブメディアだとPV(ページビュー)数やアクセス数を稼ごうとする。 PV数やアクセス数が稼げなさそうな話題はウェブでは報道されにくい。 そういう意味でいうと、未だに売上高が600億円を越える大手でありながらレナウンの赤字転落は業界系のウェ

ジーンズカジュアルチェーン各社の状況はさらに厳しさを増している 夜明け前どころか真夜中の暗さ(追記あり)

2018年6月8日 企業研究 0

最近、ポジショントークな人々が「ジーンズカジュアルチェーン店に復活の兆し」と言い始めているがまったくそれは感じられない。 ライトオン、マックハウス、ジーンズメイトの全国チェーン店3社はピーク時の売上高に比べると著しく売上高を低下させたままだ。 売上高1000億円あったライトオンは800億円を割り込む勢いで推移している。 ライトオンの2018年8月期見通しでは

ライトオンとマックハウスが解決すべきそれぞれの課題とは

2018年4月24日 決算 0

ジーンズ専門店チェーンの大手3社といえば、ライトオン、マックハウス、ジーンズメイトでしたが、すでに売上高100億円を下回ってしまったジーンズメイトが大手と呼ぶに相応しいのかどうかは大いに疑問を感じる。 しかし、全国展開しているのはその3社だから一先ずその枠組みは残しておこうと思う。 ユニクロに客を奪われたのは大手総合スーパーよりもこれらジーンズ専門店チェーン

「ジーンズカジュアル業界」なんて枠組みはとっくの昔になくなっていた

2017年6月1日 企業研究 0

 先日、繊研プラスにこんな記事が掲載された。 マックハウス白土氏“ジーンズカジュアル業界”は幻想 https://senken.co.jp/posts/machouse-siratuchi-170526 極めて当たり前のことであり、「ジーンズカジュアル業界」の要職におられる方がようやくまともな認識になったのだと感じた。 ところが、小島健輔さんのブログを拝読す

安い商品が集客しやすいことは不変の事実

2015年10月20日 販促 0

 基本的に安売りは集客しやすい。 これはいくらモノヅクリガーの人たちがわけのわからん屁理屈をこねくり回したり、偽善クサイ物語をでっち上げたところで、変えることができない事実である。 今日もその実例が報道されている。   マックハウス、12年ぶりに客数が増えたワケ 「3ケタ商品」と「店舗改革」が奏功 http://toyokeizai.net/articles

洋服に興味を持つ消費者は確実に減っている?

2015年7月3日 未分類 0

久しぶりに各社の月次売り上げ報告を見てみる。 体感的に関西では今年の6月は例年になく涼しかったと感じている。 関西の夏は異様に暑くて湿度が高くて不快である。 おそらく夏の不快さは日本一だろう。 梅雨どきには、例年だとサウナのような日が続く。 湿度90%・気温30度強というような日だ。 日中だけならまだしも夜になっても不快さが続く。 本当に6月~9月下旬までの

「知っているブランド」≠「欲しいブランド」では?

2014年8月12日 未分類 0

 もう何か月か前に関係者から聞いた案件がようやく現実化にこぎつけたようだ。 ボブソン、マックハウス限定モデル  http://www.senken.co.jp/news/bobson-mac-house/ 新生ボブソンにとっては明るい話題である。 本文にもあるように、なにせ初回投入量は5万本である。事業にも弾みがつく。 まずはめでたい。 さて、いつものように

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