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南充浩 オフィシャルブログ

2016年9月 の記事一覧 : 20件

イオンリテールは新レディースブランド「ムーディラ」で何を目指したのかよく分からない

2016年9月14日 企業研究 0

 イオンリテールが9月10日にヤングレディースの新ブランド「ムーディラ」を渋谷109に出店した。 店舗をまだ見ていないので、店に関する感想を述べることはできない。 ただ、このブランドは何を目指しているのかが皆目わからない。 大手総合スーパー各社の衣料品は苦戦を続けているから、それに対してのイメージ向上だったり、新販路開拓が目的だと想像できるのだが、果してそれ

白いズボンでも透けにくいグンゼYGは女性向けを作ったら大ヒットするのでは?

2016年9月13日 展示会レポート 0

 今日は小ネタを。 先日、グンゼの2017年春夏展示会にお邪魔した。 毎回、肌着、靴下、ストッキング、パジャマと盛りだくさんである。 今回、これはアイデア商品だと思ったのがあった。 グンゼYGカットオフのパンツである。ズボンではなく、肌着のパンツである。 サンプルでいただいたトップスはこの夏重宝した。 薄手の丸編み生地でありながら、袖口、首回り、裾とすべて切

品ぞろえの豊富さと低価格で競争すれば、地方都市駅前の中型商業施設は負け続けるだけ

2016年9月12日 売り場探訪 0

 都心近郊の中型都市の百貨店、GMS閉店の発表が止まらない。 例えば、八尾西武、つくば西武、柏そごう、三越千葉店などである。 なぜ閉店するかというと売上高が減少し続けているからだが、売上高が減少する理由は2つある。 1、都心まで電車で1時間以内なので、ファッション衣料を買う場合は多くの人は都心へ行く 2、近隣に郊外型の大型ショッピングセンターが作られた この

円高で中国に戻り始めた縫製受注

2016年9月9日 産地 0

 再び、1ドル=100円前後で推移するようになると、にわかに国内縫製からアジア縫製に切り替えたアパレルが増え、国内縫製工場は一時期の混雑が緩和され、空きスペースが生じ始めているという。 とくに製造に商社が介在しているところは為替変動に過敏で、1ドル=100円になった途端に中国をはじめとするアジア縫製に切り替えたといわれている。 こういう状況を見ていると、3年

小規模ブランドが集まって素材を共通化して製造コストを引き下げてはどうか?

2016年9月8日 デザイナー 0

 以前、このブログで、小規模アパレルやインディーズ系デザイナーズブランドは何社か素材を共通化して、製造コストを下げることを模索するべきではないかと書いたことがある。 先日、現在抱えている仕事の一環で、ベテラン有名デザイナー(本人は中堅とおっしゃっていたが)とお会いした。 このデザイナーの実際の商品を見たことがある人はあまり多くはないように思うが、名前を聞いた

スタートから1か月間で600本を出荷したジーンズブランド「BMC」

2016年9月7日 ジーンズ 0

 リストラ、ブランド廃止、大量閉店、会社倒産、廃業が日常茶飯事なアパレル・繊維業界において、年齢制限やらその他もろもろの理由で再就職ではなく、独立・起業を選ぶ人もいる。 そういう人から相談を受けることが増えたが、基本的には筆者はこの業界での起業をあまりお勧めしない。 右肩下がりの業界なので確率論で言えば失敗する確率の方が高いからである。 今では大企業然として

トレンドの早さや商品の見た目では低価格品との差別化ができない時代

2016年9月6日 お買い得品 0

 繊維・ファッション業界人とメディアはいつもピントがズレていると感じる。 百貨店と百貨店アパレルが衰退した理由を不景気のせいだけにしている。 理由はいくつかある。 1、そもそもオーバーストアで、商品も供給過剰である 2、百貨店ブランドが原価を引き下げて品質が低下した 3、百貨店ブランドも低価格ブランドも商品の見た目にそん色がなくなった など。だから売れなくな

センチメンタリズムとノスタルジーでは国内生地産地を救うことはできない

2016年9月5日 メディア 0

 8月からindependというウェブメディアで月に1本か2本を書くことになった。 https://independ.tokyo/ トレンドとかショップのことはすでにこれまでから書かれているので、製造加工業のことを中心に書くことになる。 手始めに高野口産地の2社について書いた。 なぜここを選んだのかと言うと馴染みが深いから取材に行きやすいという理由もあるが、

売れ筋商品のコピーを企画製造するだけならブランドを名乗る必要はない

2016年9月2日 トレンド 0

 大手アパレルの展開ブランド数は減少傾向にあるが、市場全体で販売されているブランド総数は減ってはおらずむしろ増えているのではないかとさえ思われる。 理由は、アパレルが倒産したり、ブランドを廃止したりするとそこに属していたスタッフが独立して(せざるを得ない場合が多い。新しい就職先が決まらないから)、また新たにブランドを立ち上げることが多いからだ。 仮にも「ブラ

Webサロン「TopSeller SALON」がオープンに向けて会員を募集

2016年9月1日 TOP SELLER . STYLE 0

 今日は告知を一つ。 筆者も運営側に参加させてもらっている販売員のためのTopSeller.Styleが会員制のウェブサロンを9月5日にオープンすることになり、それに向けての仮会員募集が始まった。 詳細は以下をクリックして読んでいただきたい。 http://topseller.style/archives/413 以前にも書いたが、どうしてこの販売員のための

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