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南充浩 オフィシャルブログ

2016年1月 の記事一覧 : 19件

合わないなら無理にブランド物を買う必要はない

2016年1月29日 安物コーディネイト 0

 今日はお気楽に。 早いものでこの土日で1月も終わる。 年々、月日が過ぎるのが早く感じられる。何歳で死ぬことになるのかわからないが、この分なら寿命が尽きるまではあっという間に過ぎ去りそうだ。 ユニクロのウェブサイトを見ても、ライトオンのウェブサイトを見ても、今週末はあまり目ぼしい物がない。 そういえば、先日、久しぶりに天神橋筋商店街の在庫処分屋(通称バッタ屋

明確な成功モデルが無くなったアパレル業界

2016年1月28日 考察 0

 昨日からこのブログのURLが変わった。 開設5年強にしてやっと独自ドメインを取得した。 http://minamimitsuhiro.info/ である。 なぜ独自ドメインにしていなかったかというと、一番大きい理由は「めんどくさかった」からだが、いろいろな方にご指摘いただき、やっと重い腰を上げた。 これからもよろしくお願いします。 ちょっと昨日の続きみたい

分かりやすい打開策が見当たらないアパレル業界の不況感

2016年1月27日 考察 0

 分野・業界ごとにマダラ模様だとは思うが、世間的には押しなべて見れば今の景気は比較的安定しているように感じる。 バブル期みたいな好況感は永遠に訪れることはないが、97年の拓銀・山一ショックやら2008年のリーマン・ショックほどの急激な不景気感もない。 分野や業界によっては「好調です」と答えるところもあるだろう。 しかし、繊維・アパレル業界はかなりの不景気感が

国内の繊維製造・加工業者すべてを守る必要はない

2016年1月26日 考察 0

 繊維関係の製造・加工業者は年々減っている。 これに対して「製造・加工業を守れ」という声がある。 とくにイシキタカイ系とかモノヅクリ系を気取っている人にそういう声が多いように感じる。 筆者も仕事上、そういう製造・加工業の経営陣や幹部と面識があり、さまざまなコメントを聞く機会がある。 一口に「製造・加工業」と言ってもその思惑はさまざまだ。 1、現在、経営は苦し

国内工場に1枚200円でTシャツを縫わせる大手セレクト

2016年1月25日 考察 0

 洋服の製造原価というのは、同一ブランドであってもアイテムによって異なる。 少し製造に携わったことのある人ならだれでも知っていることである。 例えばジーンズは原価率が32%になってしまったけど、Tシャツは25%で抑えられたとかそういうことである。 なぜそうなるかというと、それぞれのアイテムが使用する生地が異なれば当然生地値も異なる。 縫製工賃もアイテムによっ

低価格代替品の脅威

2016年1月22日 安物コーディネイト 0

 今日はお気楽に。 日曜、月曜と大寒波が襲来するといわれている。 しかし、Yahooの週間天気予報を見ると、大阪の水曜日の最高気温は11度、木曜日は13度となっている。 外れる可能性もあるが、寒波が去ると急速に気温が上昇する可能性が高い。 冬物のセール品を店頭に多数抱えているブランドは今回の大寒波が最後の処分チャンスではないかと思う。 2月に入って気温が低く

POSデータに依存しすぎる危険性

2016年1月21日 考察 0

 以前に、このブログでワールドをはじめとする大手アパレルの凋落は、POSレジとQRとOEM・ODMに依存しすぎた結果だと書いたことがある。 このブログはアパレル関係以外の人も少しだが読んでおられるようなので簡単な注釈をつけてみる。 POSというのは値札のバーコードをスキャニングで読み取るレジシステムのことで、コンピュータ内蔵のレジが自動的にそれを集計してくれ

「服が売れない」のではなく「売れにくい」だけ

2016年1月20日 考察 0

 「服が売れない」と言われている。 しかし、大手アパレル各社も売上高が減少しつつも1000億円とか500億円くらいは売上高があるので、まったく売れないということはない。 反対にむしろ、不振と言われながらも各社とも1000億円も売れていると見ることもできる。 売れなくはないが、バブル期のように売れるわけでもない。 正確には、90年代後半からは「服が売れにくい」

良い物が必ず売れるとは限らない

2016年1月19日 ファッション専門学校 0

 毎月、1回か2回、ファッション専門学校で講義をさせてもらっている。 ひとくちに専門学校生と言ってもいろんなタイプの生徒さんがいる。 以前に別の学校で夜間の授業を担当したことがあるが、夜間に集まる生徒さんは、ダブルスクールだったり働きながら来ていたりするので、学習意欲が高かったように感じた。 高校を卒業してすぐに専門学校に進まれる生徒さんは、当たり前だが若い

ファッション雑誌掲載とタレントとの契約は必ずしも効力を発揮しなくなった

2016年1月18日 考察 0

 衣料品ブランドの販促について考えさせられることがあった。 まったく無力化しているわけではなく、それなりに効力がある場合もあるのだが、ファッション雑誌への掲載・広告出稿とタレントとの契約は格段に影響力が小さくなっている。 ファッション雑誌への掲載・広告出稿と人気タレントとの契約という手法は2000年代半ばでピークアウトした手法だと感じる。 70年代・80年代

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