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南充浩 オフィシャルブログ

大阪伊勢丹はLUCUAなしでは成り立たない

2011年2月24日 未分類 0

 5月4日にJR大阪三越伊勢丹がオープンする。
この百貨店に関しては、隣接直結するファッションビル「LUCUA」とまとめて楽しむべきだろう。JR大阪三越伊勢丹単体では「ありふれた陳腐な保守的百貨店」である。

参考にLUCUAのHPを見ていただきたい。

http://www.lucua.jp/index.html

ビームス、ジャーナルスタンダード、トゥモローランド、ディーゼル、トップショップ、アーバンリサーチストアなど人気セレクト、人気ブランドが入店している。このほか買いやすいブランドとしては「無印良品」もある。大丸梅田店には「ユニクロ」が入店するので、両方を買い回りできる。

一方、JR大阪三越伊勢丹(以降、伊勢丹と表記)は、取り立てて目新しいブランドはない。伊勢丹は梅田地区の中で一番狭い百貨店として建設されている。地下1階には、ヤング向け売り場「イセタンガール」を開設するのだが、ここもあまり見るべきモノがない。新宿店と比べるとラインナップは見劣りする。
この「イセタンガール」は、大丸梅田店にオープンする「うふふガールズ」と対抗する目的だと思うのだが、ウエアのブランドは「バーバリー ブルーレーベル」「トゥビー バイ アニエスベー」「リッチミーニューヨーク」「ペイトンプレイス」「ディアプリンセス」の5ブランドしかない。
しかもラインナップにはまったく新鮮味がない。

とくに「ペイトンプレイス」と「ディアプリンセス」というブランド選びには首を傾げざるを得ない。「ペイトンプレイス」はファイブフォックスのブランドだが、DCブーム終焉以降はほとんど注目されなかったブランドだし、「ディアプリンセス」はイズムのブランドで、2000年前半の神戸エレガンスブーム以降は鳴かず飛ばずである。

近隣に大丸があり、阪急があるためブランド誘致も厳しかったのだと思うが、それにしても・・・という内容だ。
今後、ブランドの入れ替わりがあるかもしれないので、そこに期待するしかないだろう。

一般に「ファッションの伊勢丹」と呼ばれることから、この大阪伊勢丹には過剰な期待がかけられてきた。しかし、実際の「ファッション」部分は、隣のファッションビル「LUCUA」が受け持つと考えるべきだろう。

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