実も蓋もない?
2014年7月1日 未分類 0
今日はお気楽に。
販売員時代も合わせると20年も衣料品業界にいるが、カッコイイとかイケてるとかダサいって何が基準なのかいまだによくわからない。
もともとストリートスナップとかファッションスナップという写真にはあまり興味がない。
ファッション雑誌でもストリートスナップ特集号は迷わず買い飛ばしていたほどである。
先日、ファッションスナップドットコムに掲載されたスナップを見て思わず目が止まった。
(クラッシュしすぎジーンズ)
今、アメリカでは、クラッシュジーンズとかダメージジーンズとか言われるわざと破ったジーンズが再び注目を集めている。
で、その最先端の流行を取り入れたのだろう。
それにしては破れすぎである。
クラッシュしすぎ、ダメージ受けすぎである。
筆者にはこの破れ方がどうしてもカッコイイとは思えないのである。
個人的には、襤褸と形容した方がぴったりではないかと思う。
良くも悪くも有名人に短パン社長がいる。
ひざ上丈の短パン、白靴下である。
実際にお会いすると187センチの長身で、細身の筋肉質だからあの不思議な服装がすごく似合っている。
けれども筆者は絶対に真似しようとは思わない。
確実に似合わないことが分かっているからだ。
先日、メンズファッション雑誌「Safari」を久しぶりに入手した。
ハリウッド俳優の着こなしをいつも紹介している雑誌だが、彼らの着こなしはベーシックである。
はっきり言ってしまうと、顔とスタイルが良いからカッコよく見えているだけであり、同じような着こなしをした人は家の近所にも、梅田の繁華街にもけっこう存在する。
その中で紺の無地Tシャツにオフホワイトのパンツ、野球キャップを被った俳優のスナップが掲載されていた。
体つきはちょっとぽっちゃりしている。
この俳優のことを筆者はあまり知らないから、どうしても小学校の運動会で見かける近所のお父さんに見えて仕方がない。
そんなことをツラツラ考えていると、何がオシャレで何がダサいのかよくわからない。
謎は深まるばかりだ。
一見おかしなコーディネイトでもその人の容貌、雰囲気に合っていればそれで良いのではないか。
結局、顔がそれなりに整っていてスタイルが良ければ何を着ても似合うのではないかと思う。
顔とスタイルが良ければそれに勝るものはないのかもしれない、と言ってしまえば実も蓋もなさすぎるだろうか。