定期的な買い直し需要が見込める
2014年6月6日 未分類 0
白いパンツが流行である。
とくに今春は注目が高いようだが、実は2~3年前くらいからじわじわと支持を増やしてきた。
今までの動きとは違うなと感じたのは、秋冬でもそこそこの売れ筋となっていたところである。
従来だと白いパンツ=春夏という図式だったが、3年くらい前からは年間定番となっている。
先日、某ジーンズメーカーの展示会にお邪魔した。
ここも白いパンツが売れ筋である。
営業担当者は「白いパンツは今好調ですが、次のシーズンは売れなくなるのではないかと思っています。なぜなら、一人で何本も白いパンツを買う人はいないと思うからです」という。
白いパンツは1,2本所有すればそれ以上の買い足し需要は望めないという見方である。
なるほど一理ある。
しかし、白いパンツを年間定番として自身のワードローブに組み込んでいる人は定期的に買い足すのではないかと思う。
なぜなら、白いパンツは汚れるからである。
白いパンツの欠点は汚れることである。
正確にいうなら、汚れが目立ちやすいことが欠点といえる。
黒、グレー、紺などのパンツも同じだけ汚れるのだが、汚れがほとんど目立たない。
だから破れさえしなければ何年も穿きつづけることが可能だ。
白いパンツはどれだけ注意しても汚れる。
泥はねもあるし、食べ物を落としてもアウトである。
また手垢がついて黄ばんだりもする。
何人かの知り合いに尋ねたところ、毎年、白いパンツを買いなおすという答えが返ってきた。
理由は汚れてしまうからである。
そういうわけで、白いパンツが定番化すればするほど買いなおし需要が見込めるのではないだろうか。
ただ、気になることがある。
白いパンツを定期的に買いなおすと答えた知人たちは、「どうせ1年で汚れるものだから、安いブランドのを買う」と答えている。たとえばユニクロや無印良品のようなブランドである。
そう考えると高額ブランドの白いパンツはちょっと不利な立場にあるのかもしれない。
筆者は不精なので白いパンツを着用することはなるべく避けたいと思っている。