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南充浩 オフィシャルブログ

AOKIのアクティブワークスーツを18%オフ&送料無料で買ってみた話

2022年3月23日 お買い得品 2

会社員でなくなって早12年が過ぎたのだが、スーツを着る機会がめっきりと減った。

会社員時代から業界的に服装規定は緩かったのでスーツらしいスーツは着ていなかったが、それでも何かの際にはスーツを着ていた。

今、スーツを着るのは葬式か法事の時だけだ。この年齢になると結婚式には呼ばれるような友達はいないし、周りの人間は年寄りばかりで毎年誰か死んでいるから自然とそうなる。

にもかかわらず、何となく「何かのときのために」スーツを持っておかなくてはならないと常にどこかで思っているのは、男性特有の強迫観念なのかもしれない。

男性のスーツというと、業界外の人や興味のない人からすると「変わり映えのしない服」と思われがちだが、割合にトレンド変化がある。非常に細かい点が変化するのだが、興味のない人からするとほとんど変わっていないように見える。

一応、底辺とはいえ業界に属しているから、あまりにも古臭いスーツは着たくない。かと言って年に1度くらいしか着ないスーツに高い金を払いたいとも思わない。

今のスーツトレンドでいうと、スーツは基本的にジャストサイズが良しとされるが、数年前までのようなピチピチピタピタ、ジャケット着丈短めは明らかに流行遅れである。ジャストサイズでありながら少しゆとりがある物がトレンドだろう。着丈は普通か少し短い程度で、尻丸出しの短い着丈ジャケットは明らかに可笑しい。

なので、時々、スーツも買いなおさなくてはならない。

 

長々と書いてきたが、そんなわけで時々スーツを買う。

しかし、最近はカジュアル兼用の方が自分にとっては効率的なので、そういう物を安くなった際に買っていた。また世の中もスーツのカジュアル化が市民権を得ているため、そういう物を買った方が汎用性が高いし、何となく今風とも捉えられる。

そこで、以前から気になっていたAOKIのアクティブワークスーツをネットで購入してみた。

これは、コロナ禍による在宅勤務の広がりとともに、2年前から生まれた新商品群といえ、最安値は4980円のワークマンで、AOKIはそれに次ぐ5970円である。

今回、AOKIのアクティブワークスーツの購入に踏み切ったわけは、昨年物がネット通販で18%オフの4870円に値下がりしていたからだ。さらにキャンペーンで送料無料である。

これはワークマンを190円下回る安値であり、送料無料なら買うしかない。

実は、ジーユーで買った18年夏物のドライスーパーストレッチセットアップ(定価7000円弱)を3色も持っている。ベージュ、ネイビー、オリーブグリーンである。なので、ちょうどAOKIのサイトでは黒だけが残っていたので、この黒を買った。

サイズはMとLで迷ったが、ジーユーのドライセットアップのサイズ表と比較するとMがほとんど同じだったので、Mを購入してみた。

素材組成はポリエステル100%。

 

到着した商品を実際に触ってみた。

 

 

生地は思ったよりも薄くて柔らかい。全体的に生地薄目のシャツジャケットという感じだ。ジャケットの袖口の縫製仕様もシャツジャケット風で切羽になっていない。袖口のボタンは一応申し訳程度に左右2つずつ付いている。ジャケットはセンターベンツ入り。

 

 

 

 

 

ワークマンのリバーシブルワークスーツも店頭で触ってみたが、生地の薄さは同じくらいである。

ワークマンの説明には春秋用と書かれているが、正直なところ、セットアップとしては「完全に夏用」である。3月や11月に着用すると肌寒さを感じるだろう。

AOKIのこの商品も生地の薄さからすると「完全に夏用」である。

サイズは175センチ75キロの当方はMでピッタリだった。もっとゆったり着たい人もいるだろうが、Lサイズを選ぶと袖丈が長くなりすぎるので当方にはこのサイズの方がマシである。

自分で着用してみた図

 

 

ストレッチ性はほとんどないが、生地が薄くて柔らかいのでそこは気にならない。

逆に18年夏に買ったジーユーのドライセットアップは、ポリウレタン成分が強いのか生地にはもっとハリ感があった。スーツとして着用する場合、中高年男性ならこちらの素材感の方が安心感があるのではないかと思った。

逆に女性ならAOKIやワークマンのソフトさを好むのではないかと思う。

 

もちろん、全ての仕様においては「スーツ」とは程遠いことは言うまでもない。正確に言うなら、シャツジャケットのセットアップと言った方が伝わりやすいのではないかと思う。

ただ、在宅勤務時にビデオ通信会議をするにはこの程度のジャケットを羽織れば十分だろうし、出勤した場合でも例えば荷物運びの作業が多い日なんかはこの商品の方が適切だろう。

また夏場は、普通の夏用スーツよりもはるかに涼しいだろう。

当方はこの黒のセットアップを夏場の葬式&法事で着用するつもりだ。コロナ禍の影響で、最近は他家の葬式に呼ばれることはほとんど無くなり、親戚だけの葬式&法事への出席が増えた。親戚ばかりだから服装もそこまでキッチリする必要もない。だったら真夏の酷暑の際はこの程度の簡易セットアップで十分ではないかと思っている。

今後、近い将来、コロナ禍が収束しても恐らくは広く他家や知り合いを招いた葬式&法事というのは、ほとんど復活せず、親戚だけの式が主流になるのではないかと思う。そういう場なら、黒いカジュアルセットアップで十分ではないかと思っている。

 

そんなわけで、買ってみた感想だが、ワークマンかAOKIで5000円前後で手に入るなら、カジュアル兼用で買ってみても良いのではないかと思う商品である。

 

AOKIのパジャマスーツをAmazonでどうぞ~

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 comment
  • BOCONON より: 2022/04/03(日) 8:33 PM

    いくらストレッチが利いているとしても,いい大人が着るスーツとしては窮屈すぎでしょ。着るとしても今年いっぱいな気がする。
    安いからいいかw

  • 南ミツヒロ的合理主義者 より: 2022/08/22(月) 10:46 AM

    こういう物を実地に買って・着て・その上で感想を述べているから
    南サンの文章はじっくり読むに値します

    そして既にこの手のセットアップを3着もお持ちとは・・・

    裏返すと、南さんは芯地と見返しがある服を着なくなって
    だいぶ経つということか・・・

    物としては、要するに「ポリ混のスーツ色の服地で造った
    シャツジャケット+パンツ」という事ですな。
    そしてシャリが少ない今回の物なら祭事でもいけると

    芯と見返しがない服つまり実質的には
    JKTなしの生活は、一度体験したら戻れません

    かといってニットはちょっとというオケイジョンは多い

    今のところ、最適な解決方法ではないでしょうか

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