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南充浩 オフィシャルブログ

決め手に欠けるが・・・・

2014年1月28日 未分類 0

 店頭では冬物のセール品がまだまだ残りながらも春物が立ち上がり始めている。

2014年春夏はブルージーンズに再注目という声が以前から聞こえていたが、店頭の一番目立つマネキンボディにはブルージーンズを着用させているブランドをチラホラと見かける。
マウジーはブルージーンズとGジャン、GAPもメンズ、レディースともにブルージーンズ着用。

これは本当にブルージーンズが復活するかもしれないなと感じる一方で、ジーンズに新しいシルエットや新しい加工方法は登場しておらず、今一つ目新しさはない。
掛け声倒れになる危険性がなきにしもあらずだ。

先日、某カジュアル系ブランドの社長と少しだけ雑談をしたところ、「ブルージーンズ復活という噂は耳にするが、どうも決め手というか確証が乏しいような気がする」と懸念の意見が返ってきた。
たしかにこれというデザインやディティールは浮上していないから、この社長の懸念はよく理解できる。

また先日、別のジーンズブランドの今盛夏展にお邪魔した。
咋年春夏に引き続いてカラーパンツや麻混パンツ、ショートパンツが中心だったが、レディースで久しぶりにブルージーンズを1型だけ提案していた。

理由を尋ねたところ、セレクトショップやSPAブランドからの声を反映したとのこと。

展示会なので各店の仕入れ担当者も来場している。
商談の声は筆者の耳にも自然と飛びこんでくる。

どこの店だかわからないが、一人のバイヤーがレディースのブルージーンズを見て「なんで今更?」という評価を下しているのが耳に入った。
おそらくジーンズ専門店かそれに近い業態のバイヤーだと風体から察する。

その評価を聞いていると何だかおもしろいなと感じてしまう。

本来、ブルージーンズをメインに扱うジーンズ専門店のバイヤーがブルージーンズを「今更古臭い」と評価を下し、カラーパンツや麻混スラックスなどに興味を示している。

一方、普段ブルージーンズをほとんど扱わないセレクトショップやSPAブランドが決め手に欠くとはいえ、ブルージーンズに興味を示している。反対に昨年春夏ほどカラーパンツには興味をしめしていない。

両方とも顧客層が違うのでどちらもが正しい対応なのだろう。どちらの顧客層が良いとか悪いとかではない。
しかし、「流行」というものにジーンズ専門店の顧客層はあまり敏感ではないのだろうと推測される。
そういう顧客層に正しく対応するためにジーンズ専門店の対応はワンテンポ遅れることになるのは仕方のないことといえる。

ジーンズ専門店のバイヤーが「やっぱり今はブルージーンズですよね」という時期が到来すれば、ブルージーンズ復活は本物だということになるが、そういう状況がはたして来るのかどうか。
また来たとしてもそれはもう少し先のことになるような気がする。

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