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南充浩 オフィシャルブログ

YouTubeも定期的な更新が不可欠 不定期更新では効果がない

2021年6月11日 ネット通販 0

テレビ番組に変わる新しい娯楽としてYouTubeがシェアを伸ばしているということは、すでに一般常識となっていると思う。

当方も離婚以来、ほとんどテレビ番組を見なくなった。欠かさず見ているのは、日曜日朝の仮面ライダーシリーズと戦隊シリーズだが、今期の仮面ライダーセイバーはあまりにつまらないので年末で見るのをやめており、今は機界戦隊ゼンカイジャーだけを見ている。それ以外だと大河ドラマだろう。しかし、この大河ドラマとても題材によっては見ない年もある。

それに対してYouTubeは毎日何番組かを必ず見ている。

こうなると、優劣ははっきりしており今後テレビ番組はますます衰退するだろう。

ブランドやメーカーにとってもYouTubeというのは発信として必要不可欠な存在になりつつある。

YouTubeに関していえば、どういう仕組みで視聴者数が増えたり、広告の収益化になるかというのは、広く明かされているわけではなく、これからやり始めようという人や企業にとっては疑問な点も多い。

この番組はその解決の一端となる手引きである。

【パンナの高速収益化講座?】~素人が半年で4万人達成した方法~【第1回:活動領域とチャンネルの現状】 – YouTube

これは特撮番組解説の「パンナ(パソナではない)」さんのサブチャンネルで、初心者が収益化するまでの行程をディスクローズしている。

これによると例えば

 

 

「登録者数1000人、総再生時間4000時間」をクリアすれば収益化審査に通る

 

とある。

また、

「チャンネル開設後2カ月くらいはまったく登録者数が伸びなかったが、週に2~3本をアップし続けていると、YouTube内のアルゴリズムに引っかかるようになり、一気に登録者数と再生回数が増える」

 

とあり、この「一気に増える時点がいつになるのか?」については、動画をアップするペースにもよるので、チャンネルごとに格差があるとしている。

さらに「最低でも週に1回は動画をアップしないといつまで経ってもインプレッションが増えることはない」とのことである。

 

以前、YouTubeのことに関して、大手老舗ワーキングユニフォームメーカーの自重堂が6年前からチャンネル開設をしていたことを紹介した。

しかし、6年経過しても登録者数は300人未満だし、番組の再生回数は100未満というのが多い。

 

株式会社自重堂 – YouTube

 

で、このパンナさん(くどい様だが、パソナではない)の解説に照らし合わせると、動画のアップする頻度が少ない、または一定ではないというところが、6年経過してもアルゴリズムに拾われず、拡散できない理由ではないかと思う。

例えば、今日の時点では1日前に一気に3本の動画をアップしている。しかし、1カ月前には2本しか動画をアップしていない。2カ月前はたったの1本である。

こんな不規則な更新をしていれば、いくら著名人の新庄剛志さんを起用しようが、テレビ番組のような綺麗な編集をしようが、アルゴリズムに拾われることはない。自重堂は残念ながら労力とカネのかけ方が間違っているのである。

 

それに比べて、当方の数少ない友人でもある青野睦さんが展開する「10マイルバイクライフ」は、毎週水曜日更新ということを堅守しておられるので、じわじわとだがチャンネル登録者数も伸びて800人弱となった。

 

ローリー青野 – YouTube

 

年内には登録者数1000人は越えるのではないかと思う。

BMCというワーキング要素の強いカジュアルブランドを展開しているが、このチャンネルは以前にも述べたようにバイクとバイク向け衣料に絞って更新されている。

バイクという乗り物は傍から見ていると非常にカッコイイのだが、乗ってみると非常に怖い。反射神経の鈍い当方なんて中型自動二輪の免許を取得することだけで燃え尽きてしまった。そのため、国内ではバイクの台数というのは年々減少し続けている。ベトナムあたりではバイクが非常にたくさん出回っているらしいが。

そういうニッチな市場に向けてのチャンネルなので、すでにこの800人弱の登録者数でもそれなりにビジネス効果が出てきている。

大手バイク用品店「2りんかん」とのダブルネームでの衣料品の発売が決定したと青野氏から報告をいただいた。約60店舗ある「2りんかん」の中で11店舗で6月20日ごろから発売が開始されるとのことで、だいたいパンツで1万3000円弱だという。

 

バイク用品店|2りんかん|バイク用品・車検・修理などバイクのことなら2りんかん (2rinkan.jp)

 

590円のジーユーの値下がりズボンや、2090円のアダストリアの値下がりズボンを愛用している当方からすれば、驚くほどの高価格なわけだが、バイク衣料というのは総じて高額で、専業メーカーのパンツだと最低でも18000円くらいはするそうなので、そのジャンルの中ではかなりの低価格品となる。

バイク衣料というのは非常にニッチで、購買客数も限られているので、通常のカジュアルブランドのように1000億円とか500億円には成長しにくい。青野氏によると「当社だと3億円くらいが上限ではないか」という。

しかし、逆にカジュアルブランドのように価格競争が激しくないから、売れ残りが少なく、バーゲン値引きも少なくて済むというから、ある意味で粗利益も確保しやすく、BMCのような小規模ブランドにとっては取り組みやすいジャンルだともいえる。

どうして、高価格になるのかというと、どこかのカジュアル服のように「なんちゃって機能性」では売り物にならないからで、確実な機能性が求められる。そのため半年以上の実用試験が必須となっているというから、ここに多額の費用と多くの時間が費やされていることになる。

 

まあ、そんなわけで、YouTubeをこれから始めようと思っている個人や企業はこのパンナさんの動画を見て、参考にすべきだろう。

当方は、動画撮影・編集の時間がかかりすぎることが嫌なのと、自分の顔と声が嫌いなのでYouTubeをやるつもりはない。もしやるとするなら、その前に竹野内豊かディーンフジオカみたいな顔に整形したいと思う。

いずれにせよ、ブログもそうだったようにYouTubeも定期的な更新が必要というわけで、この分野でも「継続は力なり」ということである。

 

 

暑くなってきたので、自重堂の電動ファン付きベストをどぞ~

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