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南充浩 オフィシャルブログ

福袋用に生産された商品を詰め込まれた福袋

2010年12月9日 未分類 0

 昨日、年末年始のことをブログに書いたら「明日から百貨店で福袋が販売されますよ」というツイートをいただいた。
年始だけではなく、年末にも福袋を発売するとは驚いた。

しかし、この福袋のためにアパレルもその協力工場も疲労困憊している。
もともと福袋は在庫を詰め合わせて販売したことが始まりだった。10年前の福袋は色もサイズも季節感もバラバラの商品が入っていた。
見るからに在庫である。

今の福袋は違う。サイズも色もデザインもそろっている。もちろん季節性も統一されている。ダウンジャケットとタンクトップが入っているなんてことはない。ダウンジャケットとセーターとネルシャツというようにちゃんと統一されている。

なぜこんなことが可能なのかといえば、それはズバリ「福袋用の商品を生産している」からである。市場に出回る福袋のほとんどが「福袋用に生産された商品」を詰め合わせている。
現在では、本当の在庫を詰め合わせているのはごく少数の企業だろう。きちんとした調査をしていないので、感覚的数値になるが、9割の企業は福袋用の商品を生産している。

上がってきた商品をスタッフが徹夜で詰め込んで福袋は完成する。
以前なら在庫処分になっていたが、今では生産コストはかかるし、作業も大変だし、どのメーカーも「福袋は止めたい」のである。

そしてその福袋を消費者は本当に喜んでいるのだろうか?
業界が疲弊するだけだから、今の「人工的福袋」は止めてしまった方が良いのではないだろうか。

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