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南充浩 オフィシャルブログ

新世界でもそれなりのディスプレイは必要では?

2012年5月16日 未分類 0

 大阪を拠点に活動していた低価格チェーン店マルトミが今年3月に倒産した。

http://002tousan.seesaa.net/article/259342152.html

マルトミのサイトには「3月19日で営業を終了しました」と告知されている。

18年前の1994年に同社は一度和議申請をしており、その後営業を継続してきたのだが、ついに力尽きた。
バブル期には100億円以上、一説には93年には約40店舗で126億円の売上高があったと言われているが、そのピーク時の翌年に早くも和議申請していることになる。

現在では9店舗ほどで売上高15億円にまで事業を縮小していた。

この報道に関して、以前に感想を書いたことがある。

大阪・新世界店の前を何度か通ったことがあったが、バブル期と同じような垢ぬけないディスプレイで、いかにも安売り店という印象を受けた。

という内容である。

この感想に対して、元従業員だったと思われる方からコメントをいただいた。
「あの新世界という場所でそれほど高感度なディスプレイが必要だったのでしょうか?」というものだった。
メールアドレスもキチンと書いてくださっていたのでこちらも一通りの説明をメールさせていただいた。

それ以降いろいろと考え続けているのだが、

新世界から歩いて数分の場所に「ユニクロ」がある。正しくは「ユニクロフェスティバルゲート前店」であるが、その肝心の遊園地「フェスティバルゲート」は不振の為閉鎖されており、取り壊し作業がほぼ完了しつつある。
今後は「動物園前店」か「新今宮店」にでも名称変更をすべきだろう。
この「ユニクロ」は意外な穴場であるため、ときどき他店で完売した商品を探しに訪れることがある。

これは筆者の印象なのだが、比較的ファッション性の高いアイテムは心斎橋店では早々に売り切れる。
しかし、「動物園前店」では意外に残っている場合がある。反対に、ベーシックな色柄は「動物園前店」では売り切れる場合がある。
同じユニクロでも立地によっての売れ筋はずいぶん異なるようである。

閑話休題

この「動物園前店」だが、新世界の安物チェーン店で購入しているようなお客も結構見かける。
特に土曜・日曜はそういった客層でなかなかに混み合っている。
これは私見に過ぎないのだが、マルトミのお客もずいぶんとユニクロ動物園前店に流れているのではないだろうか。

ユニクロのディスプレイだが、専門家から見るといろいろと指摘する部分があるようだ。
しかし、パッと見た印象では、申し訳ないが新世界の他の安物店よりは数段垢ぬけている。
商品の価格はもしかしたら新世界の他の店よりも1000円くらい高いのかもしれない。

それでも「高感度」とまでは言わないが、それなりに整ったディスプレイをしているユニクロは支持され、マルトミは残念ながら退勢を覆すことはできなかった。
その動きを見ていると、「新世界だから高感度なディスプレイは必要なかった」とはとても思えないのである。

表層的で一面的な見方かもしれないが、コメントをいただいてから2カ月弱考えた答えである。

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