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南充浩 オフィシャルブログ

153人との関係性

2012年2月22日 未分類 0

 近年、利用者が拡大しているツイッターとフェイスブックだが、使い方やそれについての考え方は様々ある。
諸説を眺めているがなかなかどれが正しいのか見極められない。
そして、どれもある程度正しいような気もする。

経済学や社会学と同じで、正しい一つの結論というものは無いのだろうとも思う。

ツイッターのフォロワーやフェイスブックの友達が多ければ多いほど良いという意見もあるし、
ツイッターのフォロワーは多い方が良いが、フェイスブックで500人以上友達がいる奴は信用できないという意見もある。
また「150人以上フォロワーや友達がいる奴は胡散臭い」という声もある。
ツイッターでフォローが1万人いる奴はイケてない。などなど。

である。

さて、先日、販促コンサルタントの藤村正宏さんのメルマガが届いたのでご紹介したい。
今回はフェイスブックについて書かれている。

以下に引用する。

霊長類(サルやヒト)は、その種によって
群れの数がだいたい決まっているそうです。

これは大脳新皮質の割合と群れの数は正比例しているということ。
  

   ・テナガザル   2.08%   15匹
   ・ゴリラ      2.65%   35匹
   ・チンパンジー  3.20%   65匹

  真ん中の数字、%と書いてあるところが、
  脳の中で大脳新皮質が占める割合です。
  そしてこれをわれわれホモ・サピエンスに当てはめてみると。

   ・人類      4.10%  150匹

  面白いでしょ。
  通常の集団は人類でも150人程度。

  人間が、特徴を覚えておくことができる数は150人前後ということ。

  現代でも、世界中に
  原始的なコミュニティで生活している人たちがいます。

  そのコミュニティの平均人数は

   153人

  
  これはちょうど3世代の血のつながる人数に相当するそうです。

  面白いなと思った。
 
  どうしてかというと

  Facebookなどの
  ソーシャルネットワークサービスの友達の数なども

  150人前後が親しい関係になるというデーターがあるから。

  これって、人間の脳からきている数字なんですね。

  ということは、153人の熱烈に応援してくれる、
  ファンのようなお客さまを作ることができる。

  そういうことですよね。

  その信者のようなファン層に向かって
  有益な情報を発信しつづけ、関係性を構築すればいい。

 
  ボクが言っていることは間違いないな。
  そう思ったデーターでした。

  
  でもね・・・

  「ソーシャルメディアなどを使って『関係性』を作りましょう。
   ファンや信者のようなお客さまを、しっかりフォローすると
   会社や店は、繁盛するようになります。」

  そういうことを言うと、

  「そりゃそういう客が大切っていのはわかるけどね。
   あまり人数が多くない信者を少しくらい増やしたからって
   うちの売上にそんなに影響でるのかなぁ?
   うちはたくさんの不特定多数に向けて訴求するんだから。
   100万人規模に訴求しなきゃ意味ないよ」

  なんて言う、大企業の人がいます。
  こういうふうに考えてしまうのが、知らない恐ろしさです。

  いつの間にか、同業他社に先を越されて
  気づいたときには、もう手遅れ。
  そんな事態になってからでは、遅いのです。

  153人のコミュニティの数をバカにしてはいけません。

  
  たとえば、あなたのファンの人153人が
  あなたの発信した情報を拡散する。

  それぞれファンのソーシャルグラフの153名がまた
  Facebookやツイッターで
  コメントしたり、いいね!をしたり、RTしたりして

  それがまた153人に伝わっただけで
  

  153×153×153=3,581,577人

  350万人以上になるのです。

  大金を使って、マスコミを使い
  不特定多数に情報を垂れ流す時代ではない。

  そういうことです。

  
  あなたの周りのファンのような153人のお客さまと
  しっかりとコミュニケーションして、関係性を深めていきましょう。

  そうすることで、その先には膨大なお客さまがいるのです。

  

とのことである。

なかなかに楽観的な部分もあるように思うが、
一つの意見として傾聴するに値するのではないだろうか。

メルマガ文中にもあるように
「少しでも不特定多数に発信したい」
という思いから新聞・雑誌・テレビに広告をすることを考える中小零細企業は数多い。

手近なところで言えば業界新聞だし、
清水の舞台から飛び降りるつもりならテレビCMだろう。

しかし、である。
以前も書いたように「広告」、ましてやイメージ訴求の側面性が強い「純広告」は継続的に出稿しないと効果がない。ルイ・ヴィトンやユニクロなどの超有名ブランドなら、1年に1回の広告掲載でも注目を集めるし、消費者の記憶にも残る。

けれども、知名度の無いブランドや、新しく出来たばかりの企業の「純広告」を1年に1度だけ出稿しても、注目も集めないし、消費者の記憶にも残らない。
そして広告料は高い。
雑誌だと見開き2Pで200万円という定価が大まかな相場である。
もちろん部数の多寡や誌面の知名度によって広告出稿料金は上下する。

テレビだと2週間の放映で3000万円内外は最低必要だろう。

中小零細企業が「今期の決算で黒字やったから100万円だけ広告するわ。来年はできるかどうかわからんけどな」というスタンスで広告出稿をするなら、ほとんどの場合、何の効果もない。
最低でも月刊雑誌だと年間4~6回広告出稿は必要になる。
1回こっきりなら、その100万円で盛大な社内宴会を開いた方が、社員の士気が上がる。

そういう中小零細企業こそ、諸説あるにしてもソーシャルメディアを活用する方が良い。
藤村さんが説いておられるように地道に「150人」のフォロワーや友達と関係を深める方が効果がある。

中小零細企業の方々は一度、取り組んでみてはいかがだろうか?

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