福袋が強かったライトオンとグローバルワーク
2012年1月10日 売り場探訪 0
1月2日に趣味の買い物を兼ねて、セールを覗いた。
覗いたのは天王寺のHOOPと、あべのキューズモール。
なに分偏った覗き方なので、全体の商況を反映していない部分もある。
あくまでも印象論ということで。(笑)
この日、関西は早朝まで雨が断続的に降っていた。
完全に雨がやんだのは、午前9時頃ではないだろうか。(もちろん地域によって誤差あり)
午前10時5分に天王寺着。
ここから、いつもお買いものをするおなじみのお店を廻ったのだが、
まずはHOOP内のGAPから。
午前10時5分の天王寺は意外に人が少ない。
朝方まで降り続いた雨の影響もあるかと思う。
HOOPの3階にあるGAPはまったく混雑しておらず、「おいおい、初日がこんなんで大丈夫かいな?」と思った。
商品をあれこれ見ると、値段は年末に見た時とそう変わらない。
あまりお買い得感がないので、何も買わずに撤退。
つづいて徒歩2分の位置にあるキューズモールへ。
キューズモールではユニクロ、ライトオン、グローバルワーク、チャオパニックティピーを覗いたのだが、平日とは異なったお客の動きが見られておもしろかった。
おそらく時刻は午前10時半頃。
雨がやんだのを確認してから動き出した消費者が到着し始めたのか店内はそこそこ混雑している。
ユニクロの込み具合はそうでもない。
今回の期間限定セールで欲しい物が無いので、チラっと覗いただけで撤退。
結果からいうと、ライトオンとグローバルワークはレジでの支払いが1時間待ちになるくらいに激込みであった。
その理由は福袋目当てのお客である。
平日のキューズモールでは3階のライトオンは。お客がいない日が多い。
それがこの混雑ぶりである。グローバルワークも平日はそれほどお客は多くはない。
この2店舗の福袋に共通する点は「子供服版」があるということではないだろうか。
子供服の福袋を買うついでに、メンズかレディースの福袋を買うというお客が多かったように感じる。
午前11時でグローバルワークの福袋は完売。ライトオンもほぼ完売に近い状態だった。
子供服パワー恐るべしである。
誤解のないように言うと、子供服業界は不調である。
客単価はドンドン低下している。
毎年買い替えが必要な子供服に高い金は払えないという消費者は年々増えている。
だからこそ、3000円とか5000円で複数枚の商品が詰まっている福袋が重宝されるのだろう。
とくに「庶民の街」である天王寺は、そう考える消費者が多い。
また個人的にはメンズ、レディースのライトオンの福袋の中身の充実ぶりも気になった。
メンズで言うと、10500円で防寒アウター、ニット、シャツ、長袖Tシャツ、パーカなどトップス衣類が6点とマフラーやキャップなどの雑貨が1点とバッグが1点入っている。
筆者は買わないけれど、かなりのお買い得である。
2900円に値下がりしたアーガイル柄のセーターを1枚だけ買おうと思ったのだが、支払いに1時間以上待たなければならなかったのでこの時点では断念した。
(ちなみに1時間後ぐらいに戻ってきて、同じものを購入したが、それでもレジは20分待ちだった)
よほど在庫が余っていたのか、製造業者に無理をさせたのか、はたまた自社が利益を削ったのかそれは分からない。
グローバルワークの隣にあるチャオパニックティピーは、店内はそこそこ混雑していたが、福袋はそうでもなく、こちらは単品のアイテムを買う人が多かったように見えた。
休日祝日のたびにセールを行うユニクロは「平日買う店」、ライトオンとグローバルワークは「子供用福袋を買うお店」、チャオパニックティピーは「セール時に欲しかった単品を買う店」という風に使い分けている消費者が多いのではないかと感じた。
さて、三連休が終わり、関西は「えべっさん」で明日まで盛り上がるが、消費者のセール熱はこれで終了である。
当然、まだまだ在庫を抱えているブランドは多く、2月末まで投げ売りに次ぐ投げ売りでどれだけ捌けるかである。