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南充浩 オフィシャルブログ

「ユニバレ」しにくくなったユニクロのネルシャツ

2012年1月6日 未分類 0

 一日遅れて、ユニクロの12月売上速報が発表された。

既存店売上高が前年比14・2%増
既存店客数が同2・4%増
既存店客単価が同11・6%増

だった。

12月中旬以降の冷え込みで、冬物衣料全般が好調に推移したようだ。

ところで、ユニクロの今冬物は柄物のバリエーションが大幅に増えたように感じる。
ことわっておくと、別に毎年柄数を数えているわけではないのであくまでも体感である。

例を挙げると、フリースとネルシャツである。
今日まで値引きセールをやっている定価1990円のフリースである。
何年か前からプリントによる柄物に挑戦していたことを記憶している。

が、メンズの今冬物はチェック柄とネイティブ柄で合計7種類の柄パターンがある。
そして、その柄パターン1つにつき、3~4色のカラーバリエーションがある。
1柄につき4配色あるとして、7×4=28パターンの柄があるということになる。
(ユニクロのホームページ参照)

ネルシャツも同様であり、こちらの方がもっと色柄のパターンは多い。
ユニクロのホームページ掲載されている物を数えると、メンズだけで約50パターンのチェック柄がある。

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繊維ニュース記者時代から、いろいろと教えていただいたオチマーケティングオフィスの生地雅之さんは、数年以上前に、こんなことを仰っていた。
「ユニクロは無地は良いけど、柄物は苦戦するかもしれない。柄物は無地物よりも人の記憶に残りやすいから、すぐに『ユニバレ(注:ユニクロを着用していることがバレる)』する。現時点ではユニクロで柄物を買おうという人は絶対的に少ない」。
流石に生地さんで、冷静で的確な指摘だったと思う。

たしかについ最近までユニクロ商品の柄数は少なくて、配色やパターンがちょっと変なので、印象に残りやすかった。メンズ商品であれば、ほぼ百発百中でユニクロ着用者を的中させられるという自信があった。
(何の得にもならない特技の1つ)

今冬物は、その数年前からの状況を打破するために色柄のバリエーションを増やしたように思える。

これだけ色柄があれば、全部を記憶して着用者を指摘することは、以前より難しくなる。
(それでも不可能ではないけれど)

ただ、単純に「無地物はみんなに行き渡ってしまったから、柄物でも売らなしゃあない(とくにフリースは)」という側面もあったのかもしれない。

今後、ユニクロが苦手分野である柄物をどこまで強化できるか興味深い。

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