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南充浩 オフィシャルブログ

ダウンのフィルパワーあれこれ

2011年11月29日 未分類 0

 ユニクロの商品について、さまざまな見方がある。
個人的には「デザイン性はないけれど、街着として着用するなら安い価格の割に、品質がそこそこ高い」ことに尽きると考えている。
品質は「そこそこに高い」けれども超高品質というわけではない。
ジーンズがその代表例だろう。スエットパーカの品質も高いが、価格にそれほど格安感はない。
一方、1500円のプリントTシャツは、素材が薄くなったのであまり品質は良くないと感じ始めている。

さて、値段の割に品質が「そこそこ良い」という物の中に「ウルトラライトダウン」もある。
最高気温が10度を下回る気候の中では、どうなのかわからないが、現時点の気候だと街着としては十分だろう。
ただし、バイクや自転車に乗るには保温力不足だし、登山などはもってのほかである。

ウルトラライトダウンが、中に詰めている羽毛の量を減らし軽量化に成功したことの理由の一つとして、フィルパワーの高い羽毛を使ったことが挙げられる。

さて、このフィルパワーについて書かれているブログがあるのでご紹介したい。
http://www.apalog.com/shohiguchi/archive/149

「フィルパワー」とは、「1オンスのダウンが何立方インチに(ぎゅーっと押されたダウンが自身の回復力で)復元するかを数値化したもの」。

とのことである。
フィルパワーが高ければ高いほど保温性の高い羽毛であり、少量でも保温性を確保できる。

ユニクロの「ウルトラライトダウン」のフィルパワーは640強。通常、プレミアムダウンと言った場合は550以上を指すという。

そして、本格アウトドアブランドはどうかというと、以下に引用する。

試しにこの「フィルパワー」について、アウトドアブランドを扱うスポーツメーカーの企画担当者に聞いてみた。確かに550以上が高品質で、640もあれば十分だろうということだった。しかし、まともなアウトドアブランドであれば通常、使用されるダウンの質は最低750~800レベルのものだ。ハイエンドになると850~900というものもまれに見掛ける。これは当然、雪山などアウトドアのシーンで着用することを念頭に置いているからだ。

今秋、アディダスの直営店で見つけた肉厚のダウンジャケットは800フィルパワーで、上代は4万4000円くらいだった。デサントの「マーモット」の800フィルパワーの肉厚ダウンジャケットは4万5000円だった。雪山に着ていけるレベルの高機能である。同じく「マーモット」でミドラーとしてのダウンジャケット、薄手のモデルで900フィルパワーが3万円だった。

とのことである。

ユニクロの「ウルトラライトダウン」は、各アウトドアブランドよりもフィルパワーが小さく、そういう意味では「品質的に劣る」と言える。しかし、定価が5990円なので、値段的に考えるとそこそこに品質は高い。3990円にまで下がればお買い得である。
色のトーンが気になる方は外で着ずに、室内着として利用すれば良い。

さて、個人的に価格と品質のバランスが最も良い薄手ダウンジャケットは、モンベルだと思う。
ストリートジャック12月号に紹介されている商品は、フィルパワーが900で、総重量が145グラム。価格は1万8800円である。
フィルパワーはマーモットと同じで、価格はその6割程度。総重量はユニクロよりも54グラム軽い。

モンベルはほとんどバーゲンがないので、定価で買うことがベストな選択だろう。

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