死屍累々のジーンズカジュアルチェーン店
2011年9月29日 未分類 0
先日、ライトオンの2011年8月期決算が発表された。
売上高 806億6600万円(前期比7・3%減)
営業利益 22億8300万円(前期比71・8%増)
経常利益 21億6200万円(前期比78・1%増)
当期損失 17億9200万円
と減収に終わった。
営業利益と経常利益は増益となったが当期損失の赤字幅は昨年よりも拡大している。
2012年8月期は
売上高 810億円
営業利益 21億8000万円
経常利益 20億円
当期利益 4億3000万円
を見込む。
月次売上速報を見ても、売上減少には歯止めがかかってきており、底打ち感もある。
おそらく、今後も売上高800億円内外で推移するのではないだろうか。
先日、ジーンズカジュアルチェーン店が話題に上ったのだが、
全国チェーン店はこのライトオン、マックハウス、ジーンズメイトのわずかに3社しか残っていない。
OEM生産に携わる友人は、若いころからさまざまなジーンズカジュアルチェーン店向けの商材を作ってきた。
彼がこの15年間を振り返ると、
レオ、フロムUSA、ロードランナー、マルフル、八王子マルカワ、三信衣料、アイビー商事、
カジュアルハウス306などなどと死屍累々である。
レオはマックハウスと資本提携した後、吸収されてしまい、屋号もマックハウスに統一された。
フロムUSAは倒産後、札幌の発信グループに買収され、ロードランナーとして蘇ったものの、今度は発信グループ自体が倒産してしまいロードランナーも消滅した。
マルフルはアオキに買収され、MXと名を変えた後、アオキに吸収され一事業部となった。さらにその後、MX事業部自体が解散となり店舗も閉鎖され、完全消滅した。
関西の有力店であった三信衣料も倒産したときには驚かされたし、同じく関西のアイビー商事も徐々に縮小してしまい、最後は2店舗くらいの運営をして消滅した。
直近の倒産だとカジュアルハウス306である。
これだけこの15年間に大型店舗が倒産消滅していれば、そこを主要販売先としていたジーンズナショナルブランドが凋落しても不思議ではない。
ここで言うジーンズナショナルブランドとは「エドウイン」「リーバイス」「リー」「ラングラー」「ビッグジョン」「ボブソン」「スウィートキャメル」あたりのことである。
こうしたジーンズカジュアルチェーン店はどこに負けたのか?ということになると、
月並みだが、ユニクロ、しまむら、ポイント、ハニーズなどの低価格SPAチェーン店に負けたと言うしかない。
当初の予定ではその一角に食い込むはずだった青山商事の「キャラジャ」は鳴かず飛ばずであり、30店舗規模から拡大できていない。今後も「キャラジャ」の成長は難しいだろう。
問題は消滅したジーンズカジュアルチェーン店が、昔ながらのジーンズを主体にTシャツ、スエット、ネルシャツなどの簡単なトップスを売るというスタイルから脱皮できなかったことにある。
ディスプレイも古臭く、古典的ウエスタンショップの雰囲気を払しょくすることができなかった。
トータルなスタイリングを提案する低価格SPAブランドに負けたことは自然な流れといえる。