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南充浩 オフィシャルブログ

スーパークールビズが牽引した7月度売上速報

2011年8月4日 未分類 0

 7月度売上速報が発表された。

ユニクロは
既存店売上高が前年比11・2%増
既存店客数が同7・0%増
既存店客単価が同3・9%増

ポイントは
既存店売上高が前年比0・8%減
既存店客数が同5・1%減
既存店客単価が同4・6%増

マックハウスは
既存店売上高が前年比1・4%減
既存店客数が同8・8%減
既存店客単価が同8・1%増

ハニーズは
既存店売上高が前年比9・7%減
既存店客数が同19・2%減
既存店客単価が同11・8%増

となった。

ユニクロは昨年7月も前年実績をキープしており、そこからさらに11・2%増となったので、
かなり好調だと言えるだろう。
今回はスーパークールビズが牽引している。

また特筆すべきはマックハウスで、6月度の前年クリアに続いて、7月度も前年微減を維持した。
不振が続くジーンズカジュアルチェーン店各社だが、マックハウスはそろそろ下げ止まりではないだろうか。
こちらもチノパンやポロシャツが動いたというので、スーパークールビズの恩恵を受けているといえる。

ユニクロとマックハウスはメンズの売り上げ構成がレディースよりも高いため、スーパークールビズ関連の恩恵を受けていると考えられる。
一方、レディースしかないハニーズは厳しい状況が続いている。客単価が挙がっているものの客数の落ち込みが激しい。これはジーンズメイトと同じく、国内消費者からあまり注目されていないのではないだろうか。

そう言う意味では、この4社に限らず、メンズの構成比率が高いショップはスーパークールビズの特需で潤っている。電力の供給不足による節電は、今後も数年以上続くことが予想されるため、スーパークールビズというスタイルはある程度定着する。
今年買いそびれた人たちがいるため、来年のスーパークールビズ商戦はさらに拡大しそうだ。

一方、今冬は、これまで掛け声倒れだった「ウォームビズ」が本格化するのではないかと考えている。
節電のため、エアコン温度は例年以上に低めに設定される。
そうなると、メンズのウォームビズが初めて本格的に注目されるのではないだろうか。

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