夏物セールまであと1カ月弱。 年々早まるセール時期
2011年5月19日 未分類 0
レディースアパレルメーカー各社の展示会にお邪魔すると、
ほとんどのメーカーが口をそろえて「春物が大量に余っている」という。
もちろん例外のメーカーもあることは言うまでもない。
当然のことながら、ショップでも春物はあまり動かなかったようだ。
こちらももちろん例外はある。
春物が動かなかった理由として、
1、震災の影響で3月の売れ行きが悪かった。地域によっては営業停止や営業時間短縮があった
2、3月、4月が例年よりも気温が低かった
大きく分類するとこの2点ではないだろうか。
4月末からのゴールデンウイークの売れ行きはある程度好調なところが多かったようだが、
急に気温が上がったために、夏物が動いて春物が動かなかった。
このため、3月末から言われていたことなのだが
「今夏のセールはかなり早まる」ことになりそうだ。
1つには春物の在庫が余っているため、早めに叩き売りたいというメーカー、ショップの心理がある。
もう1つには、震災で被災した東北・北関東で消費されるはずだった商品が大量に余っている。
ということが挙げられるだろう。
このため、郊外型ショッピングセンターや一部の専門店では
6月16日ごろから全館セールがスタートすると言われている。
例年、夏冬のセール時期はどんどん早まっており、
昨年の夏のセールは、ショッピングセンターなどでは6月25日前後から始まっていた。
今年は、それがさらに10日早まることになりそうだ。
一方、7月1日バーゲンスタートを守るファッションビルなどもあるが、
5月の気温推移を見ていると、意外に涼しい気温が多いように感じる。
とくに東京は最高気温17度とか14度の日があった。
このため、7月1日でもまだ本格的な暑さは到来していないのではないだろうか。
7月1日バーゲンスタートでも、気候的には「早すぎる」とも言える。
そのため、夏物は例年のことなのだが、本格的な実需期よりもかなり手前で値下げされることになっている。
あと1カ月弱でセールが始まるので、
夏物が欲しい人は、今買わずにもう少し我慢した方がお得だろう。