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南充浩 オフィシャルブログ

4月の全国百貨店売上高は前年微減に持ち直し

2011年5月20日 未分類 0

 4月の全国百貨店の売上高は前年比1・5%減と、ほぼ前年並みの実績だった。
3月は震災の影響で、当たり前のことだが、大きく売上を落としていた。
そこから考えると4月は東北地方を除いてはほぼ好調だったと考えても良いのではないだろうか。

全国主要10都市で見ると、
当然のことながら、東京の売上構成比が最も高く、24・2%であるが、
第2位は大阪で、売上構成比12・9%を占める。
増減をみると、東京は、やっぱり震災の影響も多少あるのだろうか、前年比5・5%減だが、
大阪はなぜか前年比4・7%増と10都市中最も増加率が高かった。

消費マインドが減退したと言われ続けて久しい大阪の百貨店が4月はかなり好調だったことが分かる。

おそらく、大阪では大丸梅田店の増床リニューアルグランドオープン(4月19日)がプラスに働いているのではないだろうか。また、3月上旬に増床オープンした難波高島屋も、従来から強かった年配層客の売り上げをさらに伸ばしていると聞いている。このあたりも前年増の要因ではないかと推測される。
ちなみに高島屋は若い客層向けの売り場も強化しているが、こちらはあまり評判を聞かないので、実際それほど伸びてはいないようだ。
近隣にはヤングに強いマルイ難波店や地下街なんばシティ、やや距離は離れているが、旬のブランドをそろえた複合商業施設なんばパークスがあるので、わざわざ若年層向けのブランドを強化する必要があったのかどうか疑問を感じる。

カンフル剤のようなリニューアル効果があったとはいえ、大阪のムードも少し明るくなることを期待したい。

しかし、手放しで喜んでばかりもいられない。
全般的に春物衣料は動いていないし、在庫も山積みとなっている。
また先月から各ジャンルのブランドで2011秋冬展示会を開催しているが、
全体的に見れば、バイヤーの来場数はイマイチだという。

春物在庫を過剰に抱えている現状では、
秋冬物の仕入れ枠がほとんどない状態なのだろうと推測される。

アパレル業界自体の先行きは不透明どころか、かなり危うい。

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