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南充浩 オフィシャルブログ

画一化する商業施設

2011年3月30日 売り場探訪 0

 以前から何度も書いているので恐縮だが、経済効率を優先してカジュアル服を買うのならベーシック品をユニクロ、無印良品、GAP(3ブランドのセール品)でまとめ、ややトレンドデザイン物をポイントの各ブランドセール品、ライトオンのセール品でまとめると良い。あと1点か2点をビームスやアーバンリサーチ、チャオパニック、ユナイテッドアローズなどのセレクトショップでセール品を買い足せばそれなりの着こなしができると思う。

ユニクロが業績を伸ばし、無印良品やGAP、ポイントの出店が続いているのは、このような買い方をする人が増えているからだろう。
しかし、その結果、どのエリアでも同じような店のラインナップになり、明らかに画一化している。

ローカルだが、今春オープンラッシュが続く大阪市内を見て歩く。

4月26日に天王寺駅前に巨大なイトーヨーカドーがオープンする。
ここには「ユニクロ」が入店する。これまで不思議なことに天王寺駅周辺にはユニクロの大型店がなかった。地下鉄入口の近くに小型店があるくらいだ。
イトーヨーカドーに入店するユニクロはそこそこの規模の大型店になることが予想される。
これで、天王寺駅周辺にはユニクロ、無印良品、GAPの3ブランドがそろうことになる。

ヨーカドー天王寺

(イトーヨーカドー阿倍野店の外観)

CA3G0079

(地下鉄天王寺駅改札付近のユニクロ小型店)

3月3日に高島屋が増床オープンした難波だが、ここには無印良品の大型店、ユニクロの中型店がそろう。残念ながらGAPはないが、隣接する心斎橋にはGAPの大型店がある。心斎橋にはGAPのすぐそばにユニクロのグローバル旗艦店がある。今まで無印良品の大型店はなかったが、これも4月に大丸心斎橋店北館にオープンする。

4月19日に大丸梅田店が増床グランドオープンし、5月4日にJR三越伊勢丹とルクアがオープンする梅田だが、これまで無印良品の大型店がなかった。正確に言えばあったのだがなくなった。HEPファイブにGAPが入店しているが、以前はとなりのビルはNAVIOという商業施設だった。ここに無印良品の大型店が入店していたのだが、ビル全体が売上不振のため、このビルそのものが阪急メンズ館へと変更となった。その際に無印良品は閉店となっていた。
その無印良品が今度はルクアに入店する。ほぼ隣接する大丸梅田店にはユニクロが3月16日オープンしている。
それ以前からも梅田にはヨドバシカメラ内にもユニクロがあるし、単独店もあった。

これから大阪市内の消費の中心となるであろう天王寺、難波、心斎橋、梅田の各エリアにはユニクロ、無印良品、GAPの3ブランドの大型店が難波を除いて完備することになる。難波は先述のようにユニクロと無印良品の2つである。

買い物をするには非常に便利な反面、なんという画一化だろうか。
これを好ましいと考えるか、つまらないと考えるかはファッションに対する考え方の違いと言うことになるだろう。

新しいビルが建ち、周辺が再開発されることで街は確実に綺麗になる。
もちろんそれは歓迎するが、あの怪しい路地裏「阿倍野銀座」が天王寺から無くなってしまったかと思うと、少し寂しい気持ちもある。

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