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南充浩 オフィシャルブログ

下落が続くビットコインに参入するダイドーリミテッド

2026年3月2日 企業研究 1

ビットコインが下落し続けている報道されている。

ビットコイン、5カ月連続下落へ 「冬の時代」再来に警戒感 – 日本経済新聞

代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインが下げ止まらない。日本時間午後4時時点の価格は6万4900ドル前後と前月末に比べて約17%低い。このまま2月を終えれば5カ月連続の下落となる。6カ月続落となった2018年8月〜19年1月以来の長さだ。「冬の時代」再来を意識する取引参加者が増えてきた。

英LSEGによると6日には一時6万ドル台前半と約1年4カ月ぶりの安値をつけた。

 

とのことである。

 

 

当方はビットコインに全く興味が無いが、高騰する時もあれば暴落することもあり、通常の株式相場よりもはるかに不安定に見えるので、自分なら絶対にやらないと思いながら見ている。

しかし、衣料品業界では最近、ビットコインに参入する企業が増えている。今回もまたビットコインへの参入が発表された。ダイドーリミテッドである。

 

ダイドーリミテッド[3205]:ビットコインの購入に関するお知らせ 2026年2月27日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞

当社は、本日開催の取締役会において、ビットコイン(以下「BTC」といいます。)の購入について決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

 

とのことで、購入金額は最大10億円となっている。

 

最大で10億円ということだから、10億円突っ込むこともあるだろうが、恐らくはそれよりも小さい額で運用するのではないかと個人的には推測している。

小さい額なら近年低調が続いているビットコインの損失はさほど決算には影響をもたらさないだろう。

 

 

ダイドーリミテッドというと「ニューヨーカー」というトラッドブランドが看板だが、近年の決算は悪い。22年3月期から25年3月期まで4期連続で営業赤字である。売上高も2023年3月期からほぼ横ばいの280億円強で推移している。

看板である「ニューヨーカー」というトラッドブランドを考えると、40代後半以上の男性には非常に著名だが、若い層にはあまり知名度が無いと思われる。そして堅実だが地味なイメージが強く、実際に堅実ではあるが売上高を伸ばせる余地は多くない。

 

ところが、2026年3月期見通しでは売上高が322億7000万円と、40億円前後の増収を見込んでおり、営業利益も1000万円と黒字転換している。

ニューヨーカーブランド自体はさほど大きな動きを見せていないから、理由は何だろうと思って、決算短信を読むと、買収したジャパンブルーの業績が反映され始めるのが2026年3月期だということだった。

 

 

そういえば、失念していたが、2025年6月にダイドーリミテッドは「モモタロウジーンズ」などを展開するジャパンブルーを買収していた。

ダイドーリミテッドがジャパンブルーを56億円で買収へ 「モモタロウ ジーンズ」など展開

 

22年頃からマストレンドのジーンズ回帰が顕著になり始めたので、現在、ジャパンブルーもそれなりに好調なのだろうと推測される。このジャパンブルーの業績がダイドーリミテッドの決算を好転させていた。

 

 

 

さて、ジャパンブルーの貢献はダイドーリミテッドにとっては好ニュースだが、この局面でのビットコイン参入はどうなのだろうか。当方は疑問しか感じない。

近年、ビットコインに参入する繊維・アパレル企業が相次いでいる。ANAP、マックハウス、堀田丸正などである。

衣料品や繊維が売れにくい環境下では投資で企業業績を好転させるしかないという考えに至ったのではないかと思われ、当方もその考えは理解できる。しかし、相場が不安定なビットコインというものに大きな投資をするのはかなり確率の悪いギャンブルではないかと思っている。

実際に先行参入した3社とも決算は良くない。

特に、マックハウスはビットコイン暴落が原因で赤字を拡大している。

マックハウスの26年2月期は20億円の赤字へ、仮想通貨下落で 赤字決算 – 不景気.com

 

当初計画よりも営業赤字幅を18億円も拡大していて、ビットコイン参入が逆に決算を悪化させてしまっている。マックハウスのこの報道は今年2月上旬で、2月は5カ月連続で下落しているさなかである。そのさなかに参入するダイドーリミテッドの判断には疑問を感じてしまう。

もちろん、通常の預金よりも投資の方がリターンが大きくなりやすいことは当方ごときでも知っている。ただ、好不調の波が大きい上に、下落続きのビットコイン投資にわざわざ参入する理由はわからない。もっと早い時期に参入していた他企業の判断は理解できるが、ダイドーは何故この時期に参入するのだろうか。

 

 

今、わざわざビットコインに参入したダイドーリミテッドの業績がマックハウスの二の舞にならないことを外野から見守るのみである。

 

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 comment
  • イトウチュウ より: 2026/03/02(月) 1:24 PM

    先日とある会社の資産形成セミナーに知人の付き添いとして参加させて頂いた。
    日本の投資ファンドや銀行信託では取扱いしていなとのことを今回皆様に(まずこの時点でかなりあやしい)
    DBS銀行(シンガポール開発銀行)に送金してAVENUE(世界的有名なプロバイダー)、監査機関KPMG、運用はBLACK ROCK等
    ATENA BEST(カスタマーサービス) そして窓口になる日本個人企業(今回の主催者)
    セミナーの講師には(主催者と契約をされている)元国税局員(10年)・京大卒の方が説明された。(この方は身元確定済)
    運用投資 積立10年・10年固定(解約がリスクがあるが可能)金利4%以上で確定保障される
    このセミナーに呼ばれたときはさぞかし大手の会社役員が来るのでは期待したが、15名定員はすべて素人の方ばかり、さらには友人紹介
    その場では口にしないが、(詐欺的)ねずみ講であると判断した。
    主催者は自分の実績は口にしなかった、セミナーの資料は何もなかった、名刺すらもらえなかった。
    何度か質疑にこたえる場を頂いたがすべてわかりませんとこたえた、なによりも個人情報が漏れることを恐れた。
    このセミナーには数百以上の参加者がいるようである。 この主催者が悪いことで記事にならないことを望む。

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