ランニングが流行っている最大の理由の1つは「安く済むから」ではないかという話
2026年2月27日 トレンド 0
以前から書いているが、もう15年間、ランニングを続けている。
と言っても、週2日ペースだし、最近では走るよりは、走ったり歩いたりという感じでゆるく続けているという状態である。特に猛暑時では、だいたい3キロ歩くくらいにとどめている。猛暑時以外はだいたい3~5キロを走ったり歩いたりしている。
ふと思い立って走り始めたのが2011年。もともとはダイエット目的だったが、さほど効果がなかったが何となく続けてきた。
最近ではダイエット云々は目的ではなく、脚の老化防止のためになっている。今後一人暮らし老人をつつがなく続けて行くためには歩けることが最重要課題の一つになる。それを維持するために走ったり歩いたりしているというわけである。
そんな、なんちゃってランナーの当方だが、ランニング用のスニーカーはだいたい1年~2年で買い替えるようにしている。そのペースで履いていても、1年を超えるとガタがくる。主にはソールの擦り減りが目立ち始め、素材によってはアッパーがほつれたりし始める。
生来のケチなので、ランニングシューズも安いに越したことはない。当方が愛用しているのはリーボックの型落ち最終処分品である。理由は安いからで最安値だと2600円台にまで値下がりする。
それを買い替えるわけである。昨年12月にも2600円台に値下がりしたランニング用スニーカーを公式通販サイトでポチった。着用するのは今春以降のことになるだろう。

ここまで長々と体験を書いたのはこんな興味深い記事を読んだからである。
日本はランニングシューズの消費大国に 街履きに浸透、各社が積極策 | 繊研新聞
ランニングシューズを巡るスポーツメーカー各社の競争が激化している。大手企業だけでなく、日本勢や欧米新興ブランド、老舗メーカーが相次ぎ製品開発とマーケティングを強化。マーケットは活性化し、スニーカートレンドにまで影響を与えるようになった。円安・インバウンド需要の追い風を得ながら、いまや日本は世界で最も勢いのあるランニングシューズの消費大国になりつつある。
とある。この記事はランニングスニーカーの消費が拡大している理由というよりは、各ブランドの売れ行き状況とか方針をまとめているのだが、たしかに当方がランニングしていても、毎回同様の人に多数すれ違う。それほどに走っている人は多い。
記事の内容とは全く異なるが、当方も含めてランニングする人が多い理由は、「安く済ませられるから」が大きいのではないかと思っている。
当方のような「なんちゃってランナー」ごときだと、最新鋭の装備は必要ない。適当な吸水速乾Tシャツと適当なランニング用の半パン、それからランニングスニーカーがあれば済む。専用の吸水Tシャツと半パンならジーユーとかワークマンに行けば、どちらも790~990円で揃う。ランニング用スニーカーだって値下がり品を物色すれば、大手スポーツメーカーの物が2600~5900円で手に入る。
しかも買い替えペースは、スニーカーなら1年に1回、Tシャツと半パンなら3年くらいである。運動をするためのランニングコストとしては、他の種目やジムの会費に比べると格段に安い。年間に使う金額といえば買い替え費用として3000円くらいに抑えることができる。
当方が15年前にダイエット目的で走り始めた理由が「安く済むから」だった。
あと、5年前からランニングに加えて始めたのが縄跳びだが、これも安く済む。縄はそこら辺の安物を買えば200~300円、当方がAmazonで買ったのが500円くらいなので、これで少なくとも2~3年は使える。
ランニングをして縄跳びをするのが最も安く済ませられる運動ではないだろうか。
さて、この記事の内容で興味深かったのが、記事内の「箱根駅伝」で使用されている主なブランドのグラフの推移位である。

2021年にはナイキが9割くらいを占めているが、ナイキの占有率は年々低下して、25年はアディダス、プーマ、アシックスとほぼ同率になっていて綺麗に四棟分されている。26年の予想ではナイキの占有率は16・7%にまで低下してアディダス、アシックスに抜かれて3位にまで落ちている。
スニーカー市場全体でもナイキの凋落は各メディアで指摘されているが、駅伝での使用率もナイキは完全に凋落していることがわかる。
ナイキの占有率が激減し、4ブランドがほぼ同率で並ぶようになった理由について記事では
実はソール材の供給元は2~3社に限られ、どのメーカーも同じ所から調達している。そのため材料の配合や発泡率、混ぜ方などレシピとソールの形状を工夫し他社と差別化を図るが、「トップ製品の差は感じづらい」(業界関係者)と言われるほど性能は拮抗(きっこう)している。
ことが挙げられている。ソールの素材が同質化していてどれを使ってもあまり変わらないのであれば、商品価格であったり、ブランドのサポート体制であったりそちらが選択の理由になる。
この辺りは池井戸潤の小説「陸王」を読むと一端が伺い知れる。ただ、陸王は「薄底ランニングスニーカー」の開発話で、現在主流なのは厚底スニーカーなのでその部分では現実とのギャップがある。
今回の記事では、こうした競技用のランニングスニーカーが街履きにも使われていると指摘して締めくくっている。
注目すべきはランニングシューズブームが街履きスニーカーのトレンドにも影響を与えていることだ。
たしかに、大阪市内で通行人の服装観察していてもそのような着用は多々見られる。しかし、個人的にはもったいなくて追随はしにくい。なぜなら、当方程度のなんちゃってランナーでさえ、1年半くらいでソールは大きく擦り減る。これを日常履きにしたらどれほどの速さでソールが擦り減って買い替えを余儀なくされるのかと考えると、そんなコスパの悪い使い方はできないと思ってしまう。
まあ、そんなわけで、当方は今後もランニングの時だけランニングスニーカーを着用しようと思っている次第である。
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