ゲーム業界・アニメ業界はデザイナー、パタンナーの求人の受け皿の一つになるか?
2026年1月15日 デザイナー 1
先日、アンドエスティで値下がりしたのでポチった中綿入りリバーシブルボアフリースジャケットがあまりにも似合わなさ過ぎて失敗してしまった。
当方は顔がデカいのでモコッとしすぎたトップスを着ると本当にずんぐりむっくりに見えてしまう。ボアフリースはその典型でこれまで買わずにいたが、パターンやカッティングによっては少しはマシに見えるかもしれないと思って、ポチってみたが、リバーシブルということもありことさらにビッグシルエットで製作されており、やはり似合わなかった。
買ったばかりで衣料品回収にまわすのもあれだし、古着として1枚だけ売るのもめんどくさいし、メルカリも同様でめんどくさい上にメルカリは嫌いだから絶対に利用したくないし、とあれこれ考えて当方よりも身長が高い知人に贈呈した次第だ。
やはり「試着は大事」ということを改めて痛感した。試着できない事がネット通販最大の弱点である。
それとともに、よほどの容姿端麗でない限り、似合わない服というのは相当数存在してしまうことが改めてわかった。
現在、マス層では洋服への支出優先度合は下がっており、飲食やエンタメなどへの支出優先が高まっているが、これは当方と同様に生身の人間としての限界を感じているからではないかと思う。
洋服のデザインやシルエットがかっこよくても、それを着る人間の容姿・体型もそれなりに整っていなければ、あまり意味は無くなる。コーディネイトで垢ぬけると言っても、限度がある。当方がいくら頑張ってコーディネイトしても竹野内豊には遠く及ばない。
となると、洋服への支出はそこそこにして、飲食やエンタメ、交流会などに支出を優先した方がよほど楽しくて効率的である。洋服への支出優先度合が下がっているのはそんな背景もあるのではないかと感じられてならない。
そうなると、実物の服を自分が着るよりも、理想的な容姿で作ったゲームキャラに思うままの洋服を着せた方が楽しいのではないかと思えてくる。
アバターの服に課金をする人たちの気持ちは何となく一端ではあるが理解できる気がしてきている。
なぜ今「デジタルアパレル」なのか? コトブキヤ×ブックリスタが仕掛けたデザインコンテストの狙い | fashion tech news
2021年から2022年にかけて、市場の潮目が大きく変わった。飯嶋さんによると、ユーザーの関心は「アバターそのもの」から「アバターが着用する服」へと移行していったという。
「アバターを出しても、お客様からは『着せられる服の種類が少ないから買わない』という声が上がるようになりました。逆に、『服の対応数が多いからこのアバターを買う』という逆転現象さえ起き始めたのです」
とのことで、その心理の一端は本当にちょっと理解できるようになった気がしている。
この記事では、衣料品製造産業としての提案もなされていて、
「ファッションの壁」を乗り越えるためにコトブキヤが着目したのが、3Dモデリングツール「CLO(クロ)」だった。CLOは本来、アパレル産業向けに開発されたソフトウェアであり、2Dの型紙(パターン)データから3Dの衣服をシミュレーション作成する機能を持つ。
飯嶋さんは、CLOの導入理由について次のように語る。「CLOは、服飾の知識がある人でないと使いこなせないツールです。逆に言えば、パタンナーのように服の構造を理解している人が触れば、ファッション的に正しい、確かなクオリティのものが作れます。我々が持っていない『服作りの機能』を調達するための最適解でした」<これにより、服飾学生やアパレル技術者が、自身のスキルをそのままデジタル領域で生かせる可能性が生まれた。今回のコンテストでも、多くの服飾専門学校生が参加しており、彼らはデジタルネイティブであると同時に、専門的な服飾知識を持つ層だ。
とのことで、ここではデザイナーの卵、アパレル企画の卵としてファッション専門学校生とのコラボが例に挙げられているが、パタンナーや縫製士などの協業も今後は考えられるのではないだろうか。
「技術として服を作れる人が、ゲーム産業やアニメ産業で活躍できる土壌を作りたいです。これまでは、ゲーム制作の技術を持ち、かつファッションセンスがある人だけが活躍できる世界でした。しかし、ツールの活用によって相互にデータが行き来できるようになれば、純粋な服作りの技能を持つ人が、デジタル領域でその能力を発揮できるようになります」
アパレル産業が持つ「型紙作成」や「縫製仕様」のノウハウは、デジタル空間におけるリアリティの向上に不可欠な要素となり得る。一方で、ゲーム産業側も、多様化するユーザーのファッション需要に応えるために、外部の専門知見を求めている。
と記事内でも例示されている。
アパレル業界でいえば、販売員への求人は多いが、デザイナー、パタンナーなどの求人は少ない。また縫製士としての仕事受注もなかなかに難しい。しかし、ゲーム業界でこういう需要が増えれば、彼らの仕事獲得の一助にもなりやすい。
個人的にはゲーム業界だけではなく、アニメ業界・漫画業界にも「ファッション需要」はあると思っている。それこそ一昔前のアニメ作品に出てくるキャラクターの衣装はダサかったし、変な服装が多かった。漫画のキャラクターも同様である。
しかし、最近は結構、ファッション的にリアルでまともな衣装を着たキャラクターも増えた。それは単純にファッションにそこそこ詳しいスタッフや漫画家が増えたからだろうと思われるが、全員が得意なわけではない。
不得意なスタッフや漫画家をサポートするという仕事はあるのではないだろうかと思えてくる。
さらにいえば、キャラクターを立体化する際にも知見は役立つし、キャラクター用のコスプレ衣装を販売するなら尚更役立つ。コトブキヤのような立体化、バンダイアパレルのようなキャラクターモデル衣料品の販売、こういったビジネスには相当に役立つだろうし、さらにいえば、コスプレ向け衣料品アパレルにも相当に役立つだろうと思うがどうだろうか。
今後、映画とかの映像業界もAI使ったりしてCGで映像作るのがどんどん増えそうだから、そういう業界でも服装を作れる人材の需要出てきたりするのかも?でも、そうなると老若男女の頭から足まで作れる人じゃないとダメになるかも?