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南充浩 オフィシャルブログ

「感動パンツ」の半額で展開するワークマンの「万能パンツ」という商材

2025年11月19日 お買い得品 0

先日、11月14日から3日間、ワークマンカラーズとワークマン女子で売り場で販促フェアをするという告知があった。

一度に7000円以上買うと、ミニポーチのような感じのノベルティがもらえるらしいのだが、ワークマンで7000円も一挙に買うことなどないから、このノベルティグッズはどうでもよいとして、とりあえず売り場に行った。

告知の目玉は、「万能パンツ」と「合皮スウェードワラビータイプ靴」だった。

 

当初はワラビータイプの合皮スウェード靴に興味があったので早速売り場で試着した。

27・0センチの次は28・0センチしかないので、28・0を履いてみたが、多分27・5センチが一番合ってるのではないかと思うが、そもそもこのサイズが当初から存在していない。以前に買った優れもの防水スニーカーも28・0センチだったので、買うとすると28・0センチとなる。

 

機能性としては、アッパー合皮スウェード素材に撥水加工、靴底は水濡れでも滑らない機能がある。

水濡れでも滑らない靴底は魅力的だが、アッパー素材が撥水加工で止まっているという点では、完全に雨の日用というわけでもなさそうだ。雨の日用なら防水機能となっていなければ使えない。

おまけに価格が3300円だったので、当方は買うのをやめた。それなら同じワークマンで2500円の防水スニーカーを買った方がお得なのではないかと思えてならなかったからだ。

 

 

そこで、今度は「万能パンツ」を物色してみた。

価格は1900円で、レギュラータイプとワイドパンツタイプがある。レギュラータイプは細身テイパードと言う感じで、ワイドパンツタイプはそれよりは太いシルエットになっているが、こちらは他社トレンドブランドほどのワイド感はない。

今回の企画は秋冬向けに特化したようで、ストレッチ性は標準装備として「接触温感」と「吸湿発熱」機能が付いている。

平日の夕方だったので、仕事帰りと思しき中年男性もそれなりに店内にいた。

 

 

フェア初日だというのに、万能パンツは結構歯抜けになっている。当方の横で中年男性が万能パンツを物色していたから中年男性の反応がすさまじかったのだろうと推測された。

黒無地、紺無地、チャコールグレーのヘリンボーン柄などがあったが、当方はレギュラータイプのグレンチェックのLサイズを試着してみた。

少しゆとりがあるサイズ感だが、Mサイズにしてピチピチスキニーみたいになるのも嫌なので、このグレンチェックLサイズを購入した。

 

 

 

 

 

レギュラータイプ、ワイドタイプともにノータックながらいわゆるスラックスタイプである。

当然、これはオフィス仕事にも着用できる。いわゆる「ジャケスラ」「ジャケパン」スタイルにピッタリの商材である。

しかも価格は1900円である。正直なところ、この商材は対ユニクロの「感動パンツ」を仮想敵とした商材ではないかと思える。

 

 

今回の万能パンツ(正式には万能ストレッチ吸湿発熱ウォームパンツという商品名)の素材組成はポリエステル60%・レーヨン35%・ポリウレタン5%となっていて、このレーヨンの配合で吸湿発熱を実現していると考えられる。原理的にはヒートテックと同じである。

フェア初日の売れ行き具合から見て、この「万能パンツ」はワークマンカラーズの定番的大ヒット商品になり得るのではないかと思えた。

もっとあからさまに言えば、ユニクロの万能パンツの顧客を何割か奪えるだろうと考えられる。

 

商材自体の見た目は似ている。いわゆるベーシックなノータックスラックスなのだから、似ていて当然である。最大の魅力は価格である。現在の感動パンツの定価は3990円となっている。一方、万能パンツは1900円なので約半額である。

1割から3割程度の価格差なら目をつむれるかもしれないが、半額となると話は別である。感動パンツ1本の値段で万能パンツは2本買える。何ならおつりが190円ある。

 

 

さらにユニクロの商材を店頭でリサーチすると、ウォームストレッチパンツとウォームスマートパンツというジャケスラスタイル向けのスラックスタイプの商品が2種類存在することがわかった。

ウォームストレッチはどちらかというと細身綿パンに近い見た目、ウォームスマートは細身ウールスラックスっぽい見た目をしている。どちらも「保温性」を売りにしている。(吸湿発熱機能は謳われていない)

今回の万能ウォームパンツが対抗する商材は感動パンツよりもこちらなのではないかと思われる。

 

 

もちろん「ユニクロ」というブランドステイタスはワークマンよりもある。ただし、このウォームスラックス2種類は、いずれも定価が4990円で感動パンツよりもさらに1000円高い。

恐らくはそれなりには売れるだろうとは思うが、さほどブランド名やファッションイメージにこだわらないオフィス向け仕事着が欲しい中年男性なら、圧倒的にワークマンの万能パンツを選ぶだろう。価格差はおよそ2・5倍である。2・5倍差は大きすぎる。

 

 

ユニクロは今秋冬からのさらなる値上げでだいたい1000~3000円くらい値上がりしている。

値段の割に品質がまあまあ良いという点は変わっていないが、すでに「低価格」ではなくなりつつあり、「中価格の下」くらいの価格帯になっている。

ワークマンの万能パンツはその下をくぐってくる商材といえ、感動パンツとウォームパンツから乗り換える中年客は相当数現れるのではないかと思えてくる。

 

飲食店でもかつての「低価格」の代名詞だった鳥貴族もいつのまにか390円均一の店になっており、当初のような割安感は薄まった。

そのせいか、鳥貴族の下をくぐる居酒屋チェーンの「新時代」「どんがめ」「八銭」「勝男」などが出現した。食べ物は鳥貴族より値段の高いメニューもあるが、酒は鳥貴族よりも安い。食べ物はある程度満腹になると注文しなくなるが酒は注文が進む。そうなると、酒が安い方がコスパが高いということになる。

 

ワークマンの1900円万能パンツも同じ立ち位置だといえる。

 

しかし、物によってはワークマンの下をくぐる他社製品もある。

先日、US君がこのブログで紹介してくれた「靴のヒラキ」の血行促進パジャマである。

メンズの長袖長ズボンセットは税込み3190円で、ワークマンのメディヒールよりも610円安い。恐らく業界最安値である。

メンズ血行促進パジャマ【S~3L】 | 激安靴の通販 ヒラキ公式サイト

これはUS君に教えられるまで当方も知らなかった。やはり自分一人の知識収集では限界がある。来年は「靴のヒラキ」の血行促進パジャマを試しに購入してみようと思っている。

 

話を戻すと、ユニクロの下をくぐるというのがワークマンの戦略だが、そのワークマンの下をくぐる「靴のヒラキ」のような勢力も今後は台頭する可能性は十分にあるだろう。

 

 

 

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