家庭洗濯できる洋服や耐久性がある洋服が増えたという話。
2025年10月20日 考察 0
みなさんこんにちは。
USです。
10月に入っても最高気温が20℃後半の日が続き、通勤電車で周りを見渡してもまだまだ圧倒的に半袖を着用している人が多くみられました。
南さんも度々ご指摘されておりますが、半袖の着用期間が長いので、半袖商材の息の長さと重要性が増していると強く感じます。
未だに店頭を見回しても半袖商材が販売されている店舗があり、自分が店長として店で勤務していたころと比較して随分変化を感じます。
個人的には半袖を着用するのも飽きてしまうので流石に10月になったら長袖を着用できるような気温になって欲しいところですが。
さて、値段が高いということは物の価値が高いということです。
この物の価値が高いということにおいて衣料品では『丈夫である』と捉える方々が多いです。
私が過去に書いたブログでもこの点については取り上げたことがありますが、衣料品の価値の高さとは、素材が上質な物、希少性が高い物、デザイン性が高い物など、様々な点で価値が決定されます。
しかし、素材が上質な物については物によっては繊細であるが故に状態を維持するのに手間が掛かりメンテナンス性が良くない物(ドライクリーニングでしか洗濯できない)や、強い力を加えることですぐに破損してしまう物もあります。価値が高い=丈夫な服とは一概には言えないのです。
ここ最近は、ボリュームゾーンで販売されている物を中心にニット(セーター)も、スーツのジャケットやパンツも『ホームクリーニング』と称して家庭で手軽に洗える物が普及してきました。
消費者にとってはメンテナンスが簡単になることは大きなメリットです。また、品質基準の設定により衣料品の耐久性が向上し、洗濯着用を繰り返しても傷みにくい製品が増え、製品の寿命が長くなりました。更に、サステナブルの流れもあり、繰り返し洗濯でも外観や性能が変わりにくい(色落ちしにくいなど)ということを売りにする製品も増えてきました。
家庭洗濯が可能な洋服や耐久性が高い洋服が増えるにつれ、世の中の認識は『すべての服は家庭で洗濯できて丈夫なものである』というように変化してくる可能性があります(可能性があるというよりそのように変わってきているように感じられます)。
この価値観の変化が冒頭の「物の価値が高いということにおいて衣料品では『丈夫である』と捉える方々が多い」ということに繋がっているのではないかと思います。
今の市場を見ていると商品の販売価格の二極化が進んでおり、単価の向上を狙って高品質な洋服を企画するケースもあると思います。
物の値段が高いことによる期待値はブランドの立ち位置や、購買層によっての違いがあるとは思いますが、高い衣料品は丈夫であるという価値観が定着しつつある現状を把握しつつ、商品の企画や製造をした方が良いのではないかと考えます。
また、販売に携わる方々は商品の値段が高い理由(原材料が高級・高い耐久性がある等)を丁寧に消費者へ伝えることが重要だと思います。
一方、「高級な洋服は丈夫であることが当たり前」という価値観が強まっていると感じられますが、高級な洋服の中には、繊細な生地や原料を使用しているため、逆に破損しやすく家庭洗濯できにくい物があるということもきちんと消費者に伝えることもまた重要度が高まっていると言えます。
以上USでした!