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南充浩 オフィシャルブログ

今冬は12月が寒冷で1月以降急速に気温が上がるという予報

2025年10月14日 天候・気候 0

10月も半ばにさしかかったわけだが、一時期の猛暑はおさまったものの、いまだにそこそこ暑い。

朝晩はそこそこ涼しく感じるが、日中は半袖でも暑いくらいである。

ただ、昨年の今頃とくらべるとだいぶと涼しく感じる。昨年の今頃はもっと暑かった。

 

 

衣料品の販売において気温は重要である。

特に秋冬は衣料品業界においては、商品単価が高い防寒アウターや防寒着が動く季節なので、重要なシーズンである。業界が好調な時期には、コートやダウンジャケット、セーターなどの高額商品で潤っていて、それが収益の多くを占めていた企業もあった。

ただ、最近の暖冬傾向と秋冬シーズンの短さでその構造も成り立ちにくくなってきている。

そんなわけで今秋冬の気温推移はどうなるのかというのは、衣料品業界においてはかなり関心の高い事案といえる。

 

 

昨年の秋冬は㋊中頃まで記録的高温による厳しい残暑が続いたが、そこから一転して急激に気温が下がって、久しぶりに冬らしい冬だった。

11月半ば過ぎから冬らしい気温になった要因としてラニーニャ傾向だったことが挙げられる。以前にも書いたが、今秋もラニーニャ傾向が発生しているため、長期予報では平年並みの平均気温になると発表されている。特に西日本は昨冬と同じで冬らしい冬になる確率が高いようだ。

しかし、平均気温はあくまでも平均気温である。物凄く気温が高い日と物凄く気温の低い日があれば平均すると平年並みになる。

だから、実際にどのタイミングで寒くなるのか、それが長続きするのかは重要な要素になる。

 

高温傾向が続いている10月だが、天気予報アプリによると、来週月曜日から大阪では日中の最高気温が5度くらい下がって21~22度の日が続くようになる。

昨年に比べるとだいぶと涼しい。

 

 

さて、10月10日に気象庁からより詳細な秋冬予報が発表された。

それによるとラニーニャ傾向は変わらないが、12月終わりくらいから急速に解消されて平年並みになるとのことである。


そうなると、1月からは寒さが緩んで2月からはかなり気温が上がって春っぽくなるだろう。

このYouTubeチャンネルの他の動画でも「春は早い」と予想されている。ただ、春は早いものの寒暖差が大きいとのことなので、気温の高い日もあれば寒波で寒い日もあるという感じになるとのことで、平均すると「平年並み」ということになるのだろう。

 

 

冬物衣料品の販売において、正月以降の気温推移は結構重要で、寒さが続くと駆け込みで値引きされた冬物衣料が動きやすい。

一方で、何年か前に続いたように2月上旬に春めいてくると、冬物は売れなくなって在庫処分が捗らない。だから、近年のメーカーやショップは、冬物衣料が正月明けくらいで売り切れるくらいにしか製造、仕入れをしないことが増えている。

ただ、そうなると、1月後半以降寒さが続くと途端に売れ行きが悪化するケースが多くなる。なかなかに難しい。

 

 

余談だが、春物衣料も同様で例えば今年の3月は比較的気温が低かったため、多くのブランドで春物衣料品の出足が苦戦した。消費者からすると「まだ冬に買った服を着れば大丈夫」「こんなに寒いのに春物を買う気が起きない」と言ったところだろう。

ついでに言うと、4月も近年稀に見る低気温の日が多かった。5月の連休も一時期に比べると涼しかった。

 

 

 

今回の気象庁の発表が的中すると仮定するなら、実店舗での冬物衣料品の販売スケジュールはざっと次のように考えられるのではないだろうか。

・10月下旬から本格的に秋物が動き始める

・防寒アウター、セーター類は12月から正月バーゲンで売り切る。

・売れ残り品は1月末日までになるべく売り切る(再値引き施策も含めて)

・2月からは春物をメインに陳列する

・2月に気温の低い日は冬物の売れ残りを一部スペースで陳列する

 

という具合ではないかと思っている。

 

 

業界で昔から唱えられている「気温に左右されない服を売る」というお題目はたしかに理想だと思う。

しかし、衣料品は身にまとう物だから基本的に気温に左右される。暑かったらだれもダウンジャケットは着ないし、寒かったらだれも半袖Tシャツ一枚で外を歩かない。

よほどの特殊な立ち位置やステイタス性を獲得したブランドやショップだけが気温に左右されずに服を売ることができる。

 

また、日本には「季節先取りを着る」という着物文化がかつてはあったから、その延長線上で「先取り」で買う人も多かった。特に当方の親世代(80代・90代)までは。

しかし、その風習も随分と薄れてきていて、当方よりも年長者である60代・70代の人でさえ体感温度に則して洋服を買って着用している。

 

 

そうなると、特殊なステイタス性を確立できたブランド以外は、売れ行きが気温に左右されざるを得ないし、それが当たり前だと思っている。

今月のこの高温傾向の中、「10月は秋だから半袖で出歩くのはおかしい」と言って長袖を着てさらに秋らしい上着を着ている人などほとんどいない。

だから、衣料品業界においてはこれまで以上に気温情報・気象情報は重要視されることになる。

 

 

 

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