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南充浩 オフィシャルブログ

衣料品をネット通販だけで購入するときに心理的ハードルになる事柄とは?

2025年10月7日 ネット通販 1

最近は衣料品のネット通販に対して青天井の市場ではないという認識が定着してきていて、正常化していると感じる。

各社の決算発表や商況発表をザックリと見ていても、ECが伸びている企業もあれば伸び悩んでいる企業もある。逆に減収している企業もあり、実店舗と同様の状況になった。

 

当方もネット通販は定期的に利用しているが、衣料品をネットで買う際には、サイズ表記と購入者のレビューをくまなく読んでいる。あとは、モデルではなくショップスタッフや一般人の着用画像でサイズ感を推し量る。

モデルの着用画像はかっこいいが、体型が一般人とかけ離れている場合が多く、着用感の参考には1ミリもならない。

 

商品説明文や商品画像ももちろん参考にはするが、商品説明文はブランドに関するポエムみたいなで何の役にも立たないことがある。商品画像にしても複数枚掲載してくれるのはありがたいが、当方が知りたい部分の画像は無かったりするので約に立たない場合がある。

個人的には、例えばスエットやスエットフーディーの場合、裏毛か裏起毛かが知りたい。しかし、説明文にそれを明記していない場合もあるし、明記もされておらず商品画像にも生地の裏側(裏毛か裏起毛かは裏側を見ればすぐにわかる)が掲載されていない場合も珍しくない。

そんなときは、そのスエット、スエットフーディーはいくら割引率が大きくても買わない。買ってもゴミにしかならない可能性が低くないからだ。

 

 

そんなわけで、衣料品をネット通販で買うのは当方にとっては非常にめんどくさい作業である。

衣料品を買う際、これらのことが気になるので、高額品をネットだけで買うのは抵抗感がある。返品・交換を受け付けてくれる場合もあるが、返品・交換の準備をして発送することがめんどくさい。

それでもたまに「失敗しても構わない」と決心して買うこともあるが、その際、商品価格は最大のネックになる。個人的に「失敗しても構わない」と割り切れる商品価格は5900円までである。6000円台前半はギリギリ我慢できるかという感じで、7000円を越えるともう耐えられない。

 

 

衣料品が趣味になっている業界の数寄者たちの上限金額はもっと高いだろうが、当方は衣料品が趣味でもないし数寄者でもない。おまけに金持ちでもない。

そうすると必然的に買って失敗しても諦めがつくのが5000円台までということになる。1万円の衣料品をネットだけで試しに買ってみるという選択肢は当方には存在しない。

そして、恐らくこの1万円というのが一般消費者にとっては最大のハードルになっているのではないかというのが、この記事である。

ECでファッションアイテムの購入、「1万円以上でためらう」は約60%。86%が「実物確認ができれば購入ハードルは下がる」 | ネットショップ担当者フォーラム

Recustomerが、ECで商品を購入する男女1006人を対象に実施した「ファッションアイテムのEC購入に関する意識調査」によると、約60%が1万円以上の単価でECでの購入を「躊躇する」と回答し、その理由は「実物を見ないとサイズやシルエットに不安がある」がトップであることがわかった。

調査対象はECでアパレル・ファッション小物を購入する全国20〜60代の男女1006人。調査実施日は2025年9月11日。

 

 

とのことで、当方の価格感と衣料品ネット通販に対する不安というのは、概ねこのアンケート調査に合致しているといえる。

 

 

購入を躊躇する理由を聞いたところ、最も多かったのは「実物を見ないと、サイズ感やシルエットに不安がある」で64.7%、続いて「素材や色味が、写真や動画と違いそうで不安」が54.2%、「価格が高くて、似合わなかったときに後悔しそう」が52.4%で、実物確認にまつわる不安が多数を占めた。

とあるが、まさしくこの通りで、当方もいつも不安に感じることばかりである。

サイズ感・シルエットというのは重要であることは言わずもがなだが、素材、色味というのも重要で、商品が到着して自宅で試着してみたら意外と生地が分厚いとか薄いということは珍しくない。また色味も画面の表示とは異なる場合がある。実際に経験したことでいうと、アーバンリサーチのアプリではグリーンっぽい色味で画面に表示されていたTシャツを買って、到着してみたら、ブルーだったことがあった。

1500円くらいに値下がりした商品だったので返品・交換すること自体がめんどくさいし、ブルーでも着用には困らないからそのままにしているが、画像補正するときに実物を再確認しなかったのかと不思議でならない。

 

 

価格については

ECでのファッションアイテムを購入する際に「躊躇(ちゅうちょ)する」と感じ始める商品の単価は、最多が「1万〜3万円未満」で31.3%だった、「10万円以上」(7.4%)、「5万〜10万円未満」(9.1%)、「3万〜5万円未満」(12.3%)とあわせると約60%が単価1万円以上で「購入を躊躇する」と回答している。

とある。当方の場合は5000円を越えた時点で躊躇を感じ始め、1万円なら確実に見送る。他の選択肢はどれも高すぎて個人的には最初からその商品を見ることすら無い。

 

 

ネット通販は完全に広く定着しているが、衣料品のネット通販比率というのはほとんど伸びなくなってきた。先日、このブログで紹介した記事では2024年の衣料品のEC化率は20%強で前年とほぼ横ばいだった。

触れない、試着できない、というネット通販の特性があり、劇的にこれを解決できる手段が生まれない限りは、衣料品のEC化率が劇的に伸びるということは今後もあり得ないだろう。ほぼ横ばいに落ち着くのは極めて当たり前の結果といえる。

 

 

 

 

 

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  • とおりすがりのオッサン より: 2025/10/07(火) 11:31 AM

    モノの色って、その時の周りの光源によって見え方が変わって、太陽光で見た時の色とどれだけ近いかって指標(演色性)がありRa100が自然光と同じで、光源の種類によってRa95とかRa80とか色々あったりします。写真用だと高演色ライトとかっていうのが売っていて、ちゃんとした色を出すにはそういうライトを使わないとダメなんすよね。

    あとは、写真を取る時にはカメラのホワイトバランスの設定もちゃんとしないとダメで、薄暗いバーだとみんなオレンジっぽくなっちゃったり、周りに緑の草木があったりすると緑色が被ったりとちゃんとした色を出すのはそこそこ面倒だったりします。

    たまに行くオーダースーツ屋さんが生地の写真撮ってブログに載せてるんですが、その写真もホワイトバランスが合ってなかったりして、グレーの生地がブラウン掛かって見えたりするので、「グレーカード」というホワイトバランス、露出を合わせる写真用の道具があると、おせっかいに教えたことがありますw

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