販売業者が5倍に増えて競争が激化するリカバリーウェアという商材
2025年9月17日 未分類 1
しっかりとした効果が体感できるようになれば、ロングランのヒット商品となりそうなのがリカバリーウェアで、その中でも数量的に覇権を握りそうなのがワークマンの「メディヒール」だろう。
以前にも書いたが、ワークマンは今回、200万点の生産数量を投入することを発表している。中には「ワークマンが参戦」という伝え方をするメディアもあるが、メディヒール自体は21年から発売しているし、昨年は品切れ続出とはいえ20万点を生産投入している。
20万点というと通常の衣料品なら大ヒットと呼ばれるほどの数量である。
昨年の品切れ続出を鑑みて生産数量を10倍に増やしたというのがワークマンの説明である。
ワークマンは21年から参入しているわけだが、ここ1、2年でリカバリーウェアへの新規参入企業が増えているという体感がある。
その体感は間違ってはいなかった。
競合激化するリカバリーウェア 販売業者は2年で5倍に | 繊研新聞
〝リカバリーウェア〟と呼ばれる一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」(血行促進用衣)の競争が激化している。血行促進用衣は22年10月に新設された一般医療機器のカテゴリー。PMDA(医薬品医療機器総合機構)のウェブサイトに公開されている届け出文書に限るが、23年末の時点で販売業者は8社だったが、直近で40社近くまで増えた。
とのことだ。個人的には、販売業者は今後さらに増えるのではないかと見ている。
ビッグトレンド品がなかなか見つからない時代なので、ちょっとしたヒット作にも後追いをかますのが衣料品業界の習性である。
これは2020年~23年頃までのゴルフウェアと同じ動きといえる。猫も杓子もゴルフウェア、ゴルフブランド発売開始だった。ゴルフ市場自体は無限に拡大し続ける性質のものではなかったし、コロナ自粛が永遠に続くわけもないから、そんなに新規参入したところで全社・全ブランドが潤うはずもないということは普通に考えればわかる。ただ、某業者は「今はゴルフウェアくらいしか売れる物が見当たらないから後追い新規参入せざるを得ない」と言っていて、まあ、それも一つの考え方ではある。しかしながら、強い先行ブランドがいくつもある上に、大幅な市場拡大も期待できない分野に新規参入したところであまり儲けにはつながりにくい。
案の定、撤退やら経営破綻やらした企業が相次いだ。まあ、強いところはきっちりと残っているから、ゴルフ市場は今後そういう市場として落ち着くのではないかと思う。
新規参入が増え、その分野最安値商品をワークマンが大量投入したことで、にわかに新規客層が興味・関心を持ち始めた。
以前にも書いたように、親戚の叔母が興味を持ち始めて、先日初めてメディヒールを買ったとのことだった。
当方もそうだが、肩凝りや腰痛に苦しみ、睡眠が浅く短くなって苦しんでいる人は少なくない。そういう悩みを抱えながら日常生活を送っているわけだが、それらの症状が緩和できるかもしれない商品が発売されれば、当然興味を持つ。
現在のワークマンの好調ぶりは、昨年までに買えなかった層が先を争って買っているという購買行動によるところが大きい。それとともにリカバリーウェアの存在を知って「試してみたい」と思った人が増えたというところも大きいだろう。
以前にも書いたように先行販売していた「バクネ」や「リライブ」は上下セットで2万円台なので、とてもではないが、効果があるのかどうかもわからない商品としては、試しに買える値段ではない。
だから上下セット3800円のワークマンのメディヒールを買うのである。
実際、リカバリーウェアがどれくらい効くのかというと、メディヒールやAOKI、その他の商品ではだいたい「70%」とか「75%」の人は効き目を感じると答えたということが明示されている。
一見すると効く確率は高いといえるが、逆に言うと30%とか25%の人は効き目が感じられないということになり、これはそんなに低い数値ではない。
そのリカバリーウェアについてのアンケート調査記事でこんなものが掲載された。
リカバリーウェアの利用者は約4% 購入のきっかけはテレビ マイボイスコム調べ | 繊研新聞
直近1年間にリカバリーウェア(主に疲労回復を目的に開発された衣類)を利用した人は約4%だった。このうちテレビの通販番組を見て購入した人が約36%。利用したいと考えている人は2割弱で、男性の10~20代では4割強。非利用意向者は4割弱だった。調査はインターネットで8月1~7日に実施し、回答者は1万1591人。
リカバリーウェアを知っている人は2割強で、男性が2割弱、女性3割弱と女性の方が認知率が高く、特に女性40~60代で高くなっている。男性30代では「リカバリーウェアについて知らない」が6割強と多い。
とのことである。
この記事の中で
効果実感度は、「効果を感じた」「やや効果を感じた」を合わせて5割弱で、70代では6割強と高い。一方、感じなかった人(「効果を感じなかった」「あまり効果を感じなかった」の合計)は2割強、「どちらともいえない」が3割弱だった。
という結果が示されている。
これを見ると、着用したという人はまだ少ないが、その中で効き目があったという人が5割、感じなかった人が2割、どちらともいえないが3割ということで、効き目が感じられた人は半分しかしないということになる。
これは2万円台を支払うにはかなり低い数字だといえる。
9月には、上下セット3800円のメディヒールを購入した人が大量に発生したと思われるが、この人たちの多くが効き目を感じれば、リカバリーウェアという分野は今後も一定の消費量が見込めるだろう。お試し購入した人達の使用後の体感効果はどうなるのだろうか。効き目を感じないという人が多ければリカバリーウェアという分野の今後の伸びは期待できないだろう。
「りらいぶ」と「BAKUNE」なんかの高額商品は、すでにコピーの偽物がフリマサイト等で売られてるとニュースになってましたね。
ワークマンのも含めて、これらは厚労省から一般医療機器として認可されてるから、一般人が転売するのも違法になるとかなんとか。
Yahoo!ニュースのコメントを見ると、「ハズキルーペ商法と同じで、百均でも売っている老眼鏡をタレントを使ってデザインを変えて高値で売っているのと同じなのでは?」とか言ってる人もいて、高額なリカバリーウェアは結構ボロ儲けだったのかも?