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南充浩 オフィシャルブログ

今後30年間は老人層の利用率が高まり続けると考えられるネット通販

2025年6月13日 ネット通販 0

2011年に思い立ってジョギングを始めて、今も続けている。

と言っても、週に2~3回走る程度である。ちゃんとした運動なんてしていなかったから、最初は1・5キロくらいをゆっくり走る程度だったが慣れてくると、5キロ~8キロくらいは走れるようになった。

当初の目的はダイエットだったのだが、さして痩せもせず何年か続いたが、これ以上距離を伸ばして時間をかけるのは無駄な気がしてきて、今では3~5キロくらいに抑えている。

今では、ダイエットよりも老人として足腰を弱めないために続けている。目的は変わった。

ついでに縄跳びを追加している。

 

 

両親を亡くしてから、その世代の知人や親戚も徐々に死んで行っているわけだが、観察しているとやはり75歳くらいから足腰が弱る人が多い。

当方は一人暮らしだから足腰が弱って、スーパー万代に買い物に行けなくなることが死活問題になる。そのために走ったり縄跳びをしているわけである。

とはいえ、いずれは足腰が立たなくなるだろうから、その時はどうしようかな、と今から模索している。

 

 

そうなると、やはり通販や配送サービスを活用せざるを得なくなるだろう。

通販という分野は今後30年間は老人人口が増え続けるため市場規模は拡大傾向が続くと考えられる。ただ、プレイヤーは多いから淘汰される企業も多々出ることは間違いない。

通販の中では、今の後期高齢者層はカタログ通販やテレビ通販がメインだろうが、今の70歳未満の老人層はインターネット通販が増えている。増えているというか、今の40代くらいがインターネット普及期だったので、インターネットが普通に使える。そして今の60代は10年後は70代になり、20年後は80代になる。

そうなると20年後は80代までが普通にインターネットを使う時代になる。

 

 

先日、通販に関してはこんなアンケート記事が掲載された。

60歳代のEC利用率は男性48%、女性38% | ネットショップ担当者フォーラム

NTTドコモの社会科学系の研究所であるモバイル社会研究所は6月9日、シニアの買い物事情の実態調査を発表、それによると60歳代のEC利用率は男性48%、女性38%だった。

家にいながら買い物できるものの中で「インターネットショッピング」「宅配」「テレビショッピング」の利用率を調査。EC利用率は60歳代が男性48%、女性38%と最も高かった。ECは70歳代、80歳代前半はおおむね「宅配」より低かった。

とある。

 

2000年代前半にインターネット普及期に50代・60代だった今の70代・80代はやはりネット通販ではなく、宅配やテレビ通販を使っているが、60代はネット通販が主流であることがわかる。

宅配は便利だが微妙に馴染みが無いし、テレビはそんなに視聴しなくなっているからテレビ通販という分野は今の70代が死に耐えたら終わるのではないかと思う。

 

 

さて、当方も含めて日本人は今でも割と実店舗志向の人が多いが、交通の便が悪いと、通販に頼ることが増える。当方も近隣に存在しない店の商品はネット通販で購入しており、それを裏付けるように記事内には

周辺の交通の便への満足度、家にいながらできる買い物の利用率を合わせて分析。「インターネットショッピング」は、交通の便に「すごく不満」と感じているシニアの利用率が高かった。交通の便の悪さに起因する買い物難民の解消に一部役立っている可能性があるとした。

という一節がある。

店に行ける手段が少なければネット通販に頼らざるを得ないというわけで、これは何も交通の便には限らない。いくら交通の便が良くても足腰が立たなくなればネット通販を使わざるを得ない。そして今の50代・60代の足腰が弱る20~30年後にはほとんどのその世代がインターネット通販に頼っている状態になるのではないかと思う。だからインターネット通販全体の市場としては増加傾向が続くだろう。

 

 

 

一方、実店舗側も10年後・20年後に向けてそろそろ動き始めているようで、先日から、行きつけのスーパー万代で「宅配サービス開始」という告知が店内に流れ始めた。

店内放送と告知のポスターからの情報によると、月額会費制で、今年9月1日から宅配サービスを開始するとのことである。うろ覚えだが月額会費は900円とか990円だった。

行きつけのスーパー万代には実際に、足腰がヨタヨタしているジーサン・バーサンが増えてきたと感じる。よほどのトレーニングを開始しないとこの人たちは早ければ3年後くらいには歩けなくなるだろうと思える。

そうなると、スーパー万代に来ることはできなくなるから、スーパー万代としては宅配サービスの開始を決定したのだと考えられる。

 

 

先ほどのアンケート記事ではないが、足腰がヨレヨレでヨタヨタしている70代・80代がネット通販を使う確率は低いから、ネット通販を開始することは、あまり意味が無い。だから、今回から宅配を開始したのだろうと思われる。

衣料品のネット通販なんかよりも食料品や日用消耗品の方が20年後には高齢者の間には定着して利用率が高まるのではないだろうか。

 

 

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