
衣料品の通販サイトは消費者レビューと一般人の着用画像が重要だと感じるという話
2025年5月28日 ネット通販 2
先日、1年ぶりにベイクルーズストアで商品をポチった。
なぜ1年間買わなかったかというと、昨年頭くらいから1万円未満の買い物は送料660円がかかるようになったからで、1回に1万円以上する買い物を当方はネットではほとんどしない。せいぜい、家電製品を買うときくらいである。Amazonで5年前にポチったカシオの太陽光発電Gショックでさえ9500円程度だった。
そんなわけでなかなか買う機会がなくなってしまったのだが、毎年春になるとお誕生日記念500円引きクーポンが送られてくる。これを使うと送料は160円になる計算である。さらに貯まっている何十円か分のポイントを使うと、送料は実質100円程度になる。それを使って、70%オフの服を買う。
そんなわけで去年の頭からお誕生日記念500円引きクーポンが到着したときだけ買っているわけである。
当方のそんなセコケチ生活日記はどうでもよいとして、衣料品用として主に使っているユニクロ、ジーユ―、アンドエスティ(旧ドットエスティ)、アーバンリサーチの4サイトに比べると、ベイクルーズストアは随分と使いにくい、または、購買を決断させる材料に乏しいと、個人的に感じるようになってきている。
ベイクルーズのEC売上高はどれくらいあるのかと調べてみると、2023年の記事だが、当時は500億円あったと報道されている。
ベイクルーズ古峯正佳副社長「無駄な業務はやめた」 実店舗回帰が鮮明、多忙な店頭 | 繊研新聞
EC売上高が500億円超と業界屈指のベイクルーズ。コロナ下もさらに伸ばしたが、最近は実店舗への回帰が鮮明で、伸びではECを超える。古峯正佳取締役副社長は、「店舗での買い物体験に価値を見いだす消費者が多いのでは」と見る。一方で、店頭スタッフは接客だけでなく、SNS投稿や出荷業務など、やることが以前より増えた。客に向かう時間を確保するため、「無駄な業務はどんどんやめさせている」と言う。
とある。
2023年6月の記事だからちょうど2年前である。
正直、個人的な感覚として「あの使いにくい通販サイトで500億円も売れているのだろうか?」と疑問に感じられてならない。ただ、ベイクルーズの商品単価は当方が愛用しているサイトよりも定価だと5倍~10倍くらい高いから、その点を考慮すると500億円というのも不思議ではないのかな、と思ったりもする。
余談だが、アンドエスティ、アーバンリサーチ、ベイクルーズともに前年に購入した金額に応じてランク分けされる。まあ、どこのサイトでもよくやっている販促手法である。ユニクロとジーユーは前年にどれほど購入してもなんらランク分けされないし、なんならポイントも貯まらない。
アンドエスティだと年間25000円以上買うと、シルバーランクになる。アーバンリサーチだと年間5万円で「プラス」ランクになる。この2つはまだハードルが低い。当方ですらクリアできる。
ベイクルーズだと年間10万円購入してやっとブロンズランクに入れる。
これはなかなかハードルが高いと感じてしまうのだが、商品の定価を見ると1万円越えは当たり前で、5万円、10万円も珍しくない。
となると、1枚買うとブロンズクラスに入れるということにもなりやすいので、ベイクルーズストアとアーバンリサーチ、アンドエスティとでは客層と客単価が全く異なるのだろうということがわかる。
そのため、当方はベイクルーズストアでブロンズランクになることはとっくに諦めてしまって、年に1回だけ500円引きクーポンを使うようになったというわけである。
ここからが本題だが、当方が使っている4ブランドのサイトと比べて、ベイクルーズストアは圧倒的に買いにくいと感じる。あくまでも個人的な意見である。
買い物カゴがどうのこうのとかそういうことではない。もしかしたら、5年前・10年前ならそんなに買いづらさを感じなかったのかもしれない。
しかし、今、4ブランドともに「消費者レビュー」「質問コーナー」「モデルではない着用写真」がかなり充実している。
公式がアップしている画像で見えづらい部分もレビューのコメントや質問で解決することが多い。また、モデル着用画像だけでは、正直なところ当方と容姿も容貌も異なりすぎて参考にしづらいことが多々ある。
モデルが着ていたらかっこよかったのに、当方が着るとカッコ悪いということが多々ある。
もちろん、当方の容姿・容貌が圧倒的にモデルよりも劣っているためであることは言うまでもない。だから、モデルが着用している画像だけでは当方は判断しないようにしていて、一般スタッフや一般客が着用している画像を見て判断するようにしている。
この4サイトは強弱・濃淡こそあれ、一般スタッフや一般客着用の画像がほぼあるが、ベイクルーズにはほとんど無い。たまにあっても1枚か2枚である。
またレビューコメントも少ない。なので公式説明文以上のことは分からないという場合が多い。
現在の目で見ると、本当に500億円も売れているのかと思わずにはいられないし、他のブランドと比べると明らかに通販サイトに注力されていないように見える。
先の4サイトがある程度、消費者レビューコメントが充実しているのは、アンドエスティとアーバンリサーチはポイントがもらえるからである。ユニクロ・ジーユーはポイントは無いが、モニターとして特定の商品が抽選でもらえる可能性があるからである。レビューを書くことが抽選に参加する前提条件となっている。
ベイクルーズの場合はそういう「特典」が無い。特典もないのにわざわざレビューを書きたいという消費者はほとんどいないのは当たり前である。
今のままの作りでは、2年前にあった500億円の売上高が今後も維持できるかどうかわからないのではないかと思う。消費者一人一人の使える金額には限度がある。他社で買ったら、その分、別のブランドでは買わなくなる。いつまでも今のままの作りで優先的に買ってもらえる保証は全くないと感じられてならない。
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細野 より: 2025/05/29(木) 7:43 AM
私は南さんが嫌いなZOZO used使ってます。え、そんな値段で!?という洋服やカバンが売ってたりします。しかも状態がかなり良いものも多い。さらに過去に買った服が高価買取してもらえるので、それを使えば、値引きしてもらえます。ただし、保管場の匂いはするし、一度だけひタバコの匂いがするものまでありました。タバコの匂いの服は苦情つけて、返品しちゃいましたが。保管場の匂いは消臭ビーズを入れて天日干しして洗っちゃえば取れます。でも新規では買わないかな。新品のはアンドSTとUNIQLO、GUで買います。
私は南さんが嫌いなZOZO used使ってます。え、そんな値段で!?という洋服やカバンが売ってたりします。しかも過去に買った服が高価買取してもらえるので、それを使えば、値引きしてもらえます。ただし、保管場の匂いはするし、ひどいとタバコの匂いがするものまであります。タバコの匂いの服は苦情つけて、返品しちゃいましたが。保管場の匂いは消臭ビーズてま