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南充浩 オフィシャルブログ

立春寒波は「西冷東暖」で西日本の店舗は冬物の最終処分チャンスかも

2025年2月3日 天候・気候 0

さて、今年は昨日が節分で、2月3日が立春である。

いつもの年よりも1日早い。

さて、立春だが、明日から西日本には超寒波が襲来すると予報されている。

一方、東京はさほどでもない。

 

以前にも3カ月予報で紹介したように、明日からの大寒波は完全に「西冷東暖」の形である。

通常、西日本よりも東日本の方が全般的に気温は寒冷だが、今冬はそれが逆転しており、ある意味で「異常気象」といえる。

大阪の明日からの最高気温を列挙してみる。

4日 6度

5日 5度

6日 6度

7日 8度

8日 6度

9日 7度

となっており、寒さがマシになるのは11日からになっている。

 

ちなみに、広島も概ね大阪と同様だが、大阪よりもさらに気温が低い。

4日~9日の最高気温は4度、4度、5度、6度、4度、7度となっている。

 

一方、東京の4~9日の最高気温は10度、10度、9度、10度、9度、10度となっており、この時期しては平年並みからやや高いくらいである。

ちなみに11日以降の東京の最高気温は12度から13度でずっと推移するので非常に過ごしやすいといえる。

 

 

さて、衣料品業界のことで考えるなら、東京や首都圏で売れ残っている防寒着類は関西と中国四国九州へ店舗間移動して値引きで売りさばくのが得策だろう。

東京や首都圏は気温的にもう売れ残りの防寒着類を売りさばくことは難しいが、関西から西日本は明日からの超寒波が最後の売りさばき時になると考えられる、

マス層は暑さ・寒さで如実に買う洋服が変わる。トレンドだとか物作りの魂だとかシルエットの美しさだとかそんなことよりも暑さ・寒さを優先する人が多い。もちろん当方も同様である。

 

ユニクロ、ジーユ―を始めとするマス向けの公式ネット通販の売れ行き状態を外部から見ていると、今冬は保温肌着類と防寒アウター類をほとんど値下げせずに乗り切っている。

特にユニクロとジーユーのメンズ保温肌着は今冬は数えるほどしか値下げしていない。一方、昨年、一昨年はユニクロのヒートテック、ジーユーのスタイルヒートは何度も期間限定値下げを繰り返していて、そのうちに新価格値下げをしてしまった。当方は、昨年と一昨年にジーユーのスタイルヒートエクストラを790円に値下がりした際に買いだめておいて、今冬着用している。

 

防寒アウターも昨年までに比べて値下がりする回数が減ったし、値下がりする前に目ぼしい商品は完売した。

辛うじて、ユニクロのホワイトマウンテニアリングコラボのリサイクルハイブリッドダウン(リサイクルダウンを使った薄手のMA-1 タイプのブルゾン)は定価で黒とオリーブはほぼ売り切れたし、5990円に値下がりした途端に残っていたのも売り切れた。3990円に値下がりした現在残っているのはワイン色だけである。

当方は先日そのワイン色を3990円で買った。

正確に言うと、なんばシティのミナピタカードで90円貯まっていたので、90円引きの3900円で買ったわけだが。(笑)

 

 

全国チェーンでなくても、もし個店やリージョナルチェーン店でも、西日本にあるのなら、明日から11日まで最後の冬物処分セールをしてみてはどうか?

特にイシキタカイ系のお高いブランドではなく、マス向けやマス寄りのお手頃ブランド店なら、寒さによって処分量は幾分か増えると考えられる。

 

長期予報が当たるとするなら、2月下旬から一気に気温が上がって、3月は全国的に高温傾向になるらしいので、今春も春物の販売期間は短くなると思われる。

予報はまだ出ていないが、4月半ば以降はかなり気温が高くなるのではないだろうか。あくまでも個人的な予想だが。

 

4月半ば以降気温が高くなるともう店頭は夏服を求められる。そうなると春物は3月と4月上旬の40日間ほどしか販売期間が無くなる。

東京とその近郊は、今月から順調に春物を立ち上げて、4月半ばくらいで売りさばく計画で良いだろう。

 

問題は関西から西で、春物が動き出すのは早くて2月半ば以降だろうし、明日からの1週間は値下げした冬物だけが動くという厳しい期間になるのではないだろうか。

 

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