
収支トントンの堅実な生活スタイルでは好景気になりにくいのではないかという話
2024年12月25日 未分類 0
残すところ今年もあと1週間ということで、今回は少し趣向を変えて。
当方は大きな買い物をせず、収入の範囲内で生活することをモットーとしている。できれば毎月少しずつでも貯金したい。
最低でも収支トントンの生活が信条である。
多くの皆様方も同様ではないかと思うが、いわゆるローンを組んで物を買うとするなら、住居か自動車くらいではないかと思う。
金を借りてまで遊興に費やしたいという人はかなりの少数派で、場合によってはナンタラ依存症の可能性もある。
多くの日本人はそのように堅実に生活をしている可能性が高い。その堅実な生活スタイルは当方は非常に好ましいと感じているが、逆にそのために大幅に景気が良くなることはないのではないかと思っている。
病は気からと昔から言うが、景気も「気」からみたいな部分はある。
供給側が新商品や新サービスを提供しても、消費者が熱狂的に買わなければ盛り上がらない。当方は何年か前から熱狂的に何かにのめり込む・入れ上げるという心境ではなくなった。
せいぜいガンプラの新商品くらいだが、それとて、無かったら無かったでほんの少しだけ悔めば割り切れる。生きていればいずれ再販品が買えることもあるだろうと割り切っている。死んだら死んだでさほどの悔いでもない。
多くの日本人が懸命に働き、少なからぬ企業が業績を伸ばし続けているにもかかわらず、バブル期のような体感できる好景気にはなっていない。
その原因は様々あるだろうが、盛り上がらない「気」という部分もあるのではないかと思っている。
例えば、アメリカは貧富の格差など様々な問題があるが、指標上では好景気が続いている。この違いは何か。社会構造や経済システムなど多くの違いはある。また、米ドルは国際基軸通貨なので通貨の違いもある。
しかし、「気」の違いもあるのではないかと近年感じている。
例えばこの動画である。
見出しが全てを物語っている。
近年、高インフレでアメリカの物価が高騰していることはよく知られている。給料も上がっているが、物価はその上を行って上昇している。
そういう背景で、ついに米のディズニーランドは入場料が異常高騰してしまったというわけである。
これが日本人の場合なら「本当の金持ち」か「他の生活を削ってディズニーに全投資する人」のどちらかしかディズニーランドへは行かなくなると思う。
当方の身の周りでも、収入はさして高くないが、趣味の一分野に特化して支出しているという人は少なからずいる。それが釣りだったり自転車だったり自動車だったりするのだが。
そういう「ディズニー命」みたいな人がディズニーに特化して支出するということはありえるだろう。あとは「本当の金持ち」かである。
しかし、この動画で説明しているように、アメリカ人は半分前後の人がローンを組んでディズニーランドに行くというのである。
この動画だけではなく、同様の動画が他にも複数あるから、それは事実なのだろう。
例えばこれら。
いずれも当方が愛好して視聴しているチャンネルである。
これらを基に考えると、アメリカ人は基本的に借金をして経済を回しているといえる。そのため、GDPは伸びやすく成長しやすいのではないかと考えられる。
これが日本人だったら、本当の金持ちかディズニー命みたいなディズニーマニアしかディズニーランドへは行かなくなるだろう。
生活スタイルとすれば、堅実な日本人の方が当方は好ましいと感じる。借金をしてまで遊ぶ奴をアホだと当方は思っているし、今後もそう思い続ける。しかし、経済成長しやすいのはアメリカだといえる。もちろん、アメリカ人にも堅実な一般市民もいるだろうが、その比率は日本と比べて低いのではないかと思う。逆に借金をしてまでディズニーランドへ行ってしまう人間の比率が日本よりもアメリカの方が格段に高いともいえる。
社会構造や経済システムが異なり、それらも含めて国民性の違いとしか言いようがない。
ただ、堅実な生活スタイルの比率が高い日本では、今後、爆発的な景気の上昇やバブルっぽい景気にはなり得ないのではないかと思っている。
それはつまらないと思う人もいるだろうしが、国民性は短期間でどうこう操作できるものではない。
「熱しやすく冷めやすい」と揶揄されることが多い日本人だが、海外ニュースを見ていると近年のEV自動車の盛り上がりとその冷え込みに代表されるように、アメリカ人だって相当に熱しやすく冷めやすいし、借金比率を見ても後先を考えない人の比率も高い。
どの分野でも今後日本国内では、緩やかに売れるという「ヒット」を実現させることが最も現実的な選択ではないかと思う。そうではない「大ヒット」が狙いたい人は海外市場でやるしかないのではないか。当方は年齢も年齢だし、海外市場と外国人に微塵も興味が無いので、収支トントンの堅実な生活で人生を終えたいと思っている。