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南充浩 オフィシャルブログ

ジーユーの大幅値下げ品をまとめ買いしたという話

2023年10月13日 お買い得品 0

少し以前に「ユニクロ、ジーユ―、しまむらは値上げを感じさせない値引き特価品を配置している」というブログを記事引用で書いた。

しまむらは、自宅周辺に無いことと、当方が動いている大阪市内にほとんど店が無いためそう頻繁には行かないので直近の状況はわからない。しかし、ユニクロ、ジーユ―は定期的に覗くのであの記事の通りだと感じる。

その時にも書いたが、ユニクロ、ジーユ―ともに2020年以前と比べると値引きに慎重になっていたり、値引き率を抑制することが増えたことは間違いない。

しかし、ユニクロの値引きはよほどの不振商品を除いては抑制的だが、ジーユーはかなり思い切った値下げをしている。そのため、ジーユーの定価が上がっているということは一般大衆には感じ取りにくくなっているのではないかと思う。

 

当方は名うての暑がりで、いまだに半袖を着て過ごしている。

日中の最高気温が25度前後にまで上がるため、少し歩くと汗ばむのである。たしかに日没後には12~15度くらいに気温が下がるので帰宅時に肌寒く感じることは否定しないが、それよりも日中の暑さ対策・汗対策の方が当方にとっては重要なのである。

しかし、今更9月末とか10月頭になっていくら値下がりしていても半袖を買うことはもうない。当方は基本的にほぼ年間通じて半袖Tシャツを着ている。特に最高気温が24度未満になると肌着代わりに半袖Tシャツを着て、その上から長袖シャツや長袖シャツジャケットを羽織るというスタイルになる。たまに前開きのスエットパーカを羽織る。

もっと寒くなるとその上から防寒アウターを羽織るのである。

このため、長袖Tシャツをほとんど着用することが無くなった。

 

そんなわけで、まだ長袖物を着る気温ではないが、当方は9月末から10月頭にかけて、底辺の業界人だがイキって秋物に活用できそうな服を物色して大人買いをしてしまったのだが、すべてジーユーの投げ売り値下げ品だったというのが今回の話である。

狙いを定めずに訪れた火曜日のジーユーで見つけて衝動的にまとめ買いをしてしまったのが、「ダブルフェイスブルゾンNT+E」と「ダブルフェイスワイドパンツ+E」という品番である。

ジーユーはダブルフェイスと表記するが、アダストリアはポンチと表記する。業界全般的には「ダンボールニット」と呼ばれる合繊100%素材である。

綿や麻、ウールなどの天然繊維は、基本的には素材の良し悪しがわかりやすい。某産地企業の先輩がおっしゃっておられたが「合繊の塊のダンボールニットは素材の良し悪しがわかりにくいというかあまり存在しない。だから形や色が気に入れば低価格ブランドで買った方がお得である」とのことで、当方もこの意見に大いに賛同している。

衝動買いをした理由は簡単である。両品番ともに定価2990円が990円に値下げされていたからである。

商品の値札には赤いシールが一度も貼られた形跡が無いので恐らくは定価で一定期間並べていたがあまり動きが良くなかったから一気に990円に値下げしたのだろうと思われる。

定価から実に2000円引きの約67%オフである。

 

最近、ダンボールニット素材の前開きパーカが他のブランドで売られていることがあるが、このブルゾンはそのフード無しタイプでスタンドカラーになっている。いわゆる部活ジャージのトップスと同じ形である。最近ではトラックジャケットというのだろうか。

黒、グレー、ベージュの3色展開だったが、ベージュはパスして黒とグレーの2枚を大人買いした。

 

 

同じダンボールニットのワイドパンツだが、一見するとこのブルゾンとセットアップに見えるが実は違っていて、黒、ブルグレー、ベージュの3色展開で、ブルーグレーとグレーは同色ではないからセットアップ企画ではない。

ブルゾンとのセットアップ企画としては同素材で同色展開のジョガーパンツがそれにあたるが、こちらは1490円までしか価格が下がらず早々に売り切れてしまっている。ジョガーパンツはそれなりに人気が高かったようである。

このワイドパンツは迷った末に黒だけを買った。今後まだ店頭に残っていたらブルーグレーも買うかもしれないがベージュは買わない。

 

 

 

ブルゾン2枚とパンツ1本で合計3000円未満(2970円)という安さである。

 

このほか、試着した結果似合っていなかったので買わなかったが、綿100%バギージーンズが990円に、売れ残りのレギュラーストレートジーンズが990円に、2%ポリウレタン混のベイカーパンツが990円に値下がりしている。

もちろんどれも売れ残り品で不振品番なわけだが、それを差し引いても990円に値下がりした商品がこれほどあるなら、定価が500~1000円値上がりしたことは勘づかれにくい。気になるのは当方のように毎年価格を記憶している人間くらいだろう。

このほか、春物の売れ残り品と思われるウィンドプルーフコーチジャケットなどを筆頭にさまざまな品番も990円に値下がりしているから、ジーユーの店頭を見ると「値上がりしてる」よりも「やっぱり安い」という印象を強く受ける人が多いと考えられる。実に巧みな店頭構成だといえるだろう。

 

「値上げが支持されている」という記事や言説が時々見受けられるが、購入してから10日後くらいに店頭を訪れるとダブルフェイスブルゾンは3色とも一気に完売しており、ネット通販も完売している。すさまじい反応である。いかに値下げ品が支持されているかということを表しているといえる。

このあたり、ジーユーは自ブランドの立ち位置を実によく理解していると感じる。

 

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