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南充浩 オフィシャルブログ

2018年1月 の記事一覧 : 19件

我が国のアパレル市場はさらに寡占化が進む

2018年1月31日 考察 0

現代ビジネスにニトリの社長の2018年経済予測記事が掲載された。 ニトリ会長が2018年の日本経済を大予測!「今年はズバリ…」 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54073 ニトリの似鳥社長の経済予測はよく的中するのだそうだ。 日米の株価は今より下がる、インバウンド需要は息切れする可能性がある、などちょっと悲観的な予測が

メディアの「何でもユニクロ病」「何でもゾゾ病」はミスリードを引き起こすだけ

2018年1月30日 メディア 0

仕事らしい仕事にもなっていないのに、一応、衣料品関連の記事は目につく限り読むようにしている。 繊維・アパレル業界はそれはそれなりに混迷し続けているが、記事を読んでいるとメディア側も相当に混迷している。 というか、メディア側は少なくとも20年前から混迷していて、ステレオタイプの紋切り型の報道が多い。 今のメディア側のトレンドでいうと、「なんでもユニクロ」「なん

ユニクロUの2018春夏物で値下がりしたら買ってもいいかなと思う商品はこの2つ

2018年1月29日 お買い得品 0

1月26日にユニクロからクリストフ・ルメールとのコラボライン、ユニクロUの2018春夏物が発売された。 半袖シャツ、半袖・長袖Tシャツ、半ズボン、サンダルなどの盛夏向け商品は後日発売なので、それ以外の商品の発売である。 27日の土曜日に店頭で見てきたのだが、本来なら人ごみが嫌いなので混雑する土日に見に行くことはない。 今回はたまたま、夜に仕事の打ち合わせがあ

「作るだけ」ではデザイナーズブランドは運営できない

2018年1月26日 デザイナー 0

今日はちょっと風味を変えて。 現在、漫画を読む層は30代~50代くらいのオッサン(オバハン)世代だと言われていると、何かの統計にあった。 昔、漫画は子供や若者の物という印象が強かったが、その統計によると最近の若い人は漫画離れだと言われている。 たしかに専門学校の生徒と話すと、「漫画を読んだ」というよりは「アニメを見た」という声の方が多いような気がする。 自分

グローバルブランドが各国で等しく支持されるわけではない

2018年1月25日 ネット通販 0

ZARAやH&M、GAPなどのグローバルSPAブランドのことになると「その良さがわからない。世界基準なのにそれがわからない」というような反応を見ることがある。 はっきり言って当方にもわからない。(笑) 正確にいうなら、わからない商品が何割か常に含まれている。 当方は別にグローバル志向でもないし、グローバルでありたいとも思っていない。 実際のところ、グ

数量ベースで国産衣料品の生産比率を大幅に上昇させることは不可能

2018年1月24日 産地 0

以前も書いたことがあるが、巷間に流布する「国内衣料の生産比率は3%」というのは一面で正しいが、一面では正しくない。 なぜならその「3%」は数量ベースだからだ。 金額ベースだとまだ26%くらいある。 ファクトリエやらトウキョウベースに代表される「国産派?」はこの「3%」に乗っかって、それを販促の旗印にしている。 さらにはカネなしのエシカル活動家もそれに乗っかっ

「仕様」や「使用素材」だけでは洋服は差別化できなくなった

2018年1月23日 お買い得品 0

今日はちょっと軽めに。 1月の半ばを過ぎると、バーゲン品の売れ残りがさらに値下げされる。 投げ売り価格になる商品も多いが、バーゲンでも売れ残っている商品だからなかなか売れ辛い。 いくら安くても要らない物は要らないのである。 とはいえ、根っからの貧乏人である当方としては、そういう投げ売り品の中から「使えそうな物」を発掘するのが趣味であり、だいたい夏冬のこの時期

日本の消費者は取捨選択する。取捨選択できないのはメディア業界人とファッション業界人だ

2018年1月22日 企業研究 0

衣料品ビジネスにおける考え方はある程度賛同することが多い株式会社せーのの石川涼氏だが、政治や経済における思想は左寄りだと感じられるのでまったく評価しない。 先日、「#FR2」ブランドについてのインタビュー記事もなるほどと思わされるところも多かったが、結末の 「日本人はほとんど自分で取捨選択ができていない。誰かが評価していたり、世界で評価されて初めて&#822

新規顧客獲得の手法を誤ることが多いファッション業界

2018年1月19日 ネット通販 0

11月に発表されて以来、一部の有名人以外には、ゾゾスーツが手元に届いたという話は聞かない。 もう1月も下旬に差し掛かろうとしているが、一向に配送がアナウンスされる気配もない。 当方はゾゾで一度も買ったことがなく、これからもよほどの安売りでもしない限り買う気がない。 さらにいえば体型データを提供する気もないのでゾゾスーツを申し込んでいない。 しかし、これだけ音

GAPは大幅値下げをやめる前に、高すぎる定価設定を見直すべき

2018年1月18日 企業研究 0

国内外の市場にはさまざまなブランドがひしめきあっているが、迷走していると感じるのがGAPである。 廉価版のオールドネイビーがすでに日本から撤退したが、GAP本体もけっして好調とはいえなさそうで、一説には客数が半減しているともいわれる。 バナナリパブリックも日本では店舗数を減らすと発表があった。 米国本国でもGAPは苦戦しているといわれるが、廉価版のオールドネ

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