人件費削減と高付加価値素材開発は相反する取り組み
2011年12月1日 未分類 0
11月18日の繊研新聞に、デニム産地企業29社に対するアンケート結果が掲載されている。 ブルージーンズの動きが引き続き鈍いことから、産地企業全般的に生産数量の減少が続いているという。 やはり店頭での動きに連動している。 その中で気になったのが、今後の対応策である。 「価値ある素材開発」とともに「燃料や薬剤、人件費などのさらなるコスト削減」を掲げる。 とある
日本経済の伸びしろは軽工業品にあり?
2011年9月12日 未分類 0
数学や物理学のように一つの公式で事象を解き明かすことができないのが社会学、心理学、経済学であろう。 社会学者、心理学者、経済学者の学説はそれぞれ異なり、どれもが一部分は正解であるが全体的な説明には足りない。とくに未来を予測することに関しては、大半の学者が外してばかりである。 先日、藻谷浩介さん著の「デフレの正体」を読んだ。 これも新書サイズの経済学の本であ
対前年同期比の罠
2011年6月16日 未分類 0
今回は自戒も込めて「対前年同期比」の罠について。 例えば、ユニクロの毎月次売上速報がある。 これは○○億円という「絶対額」ではなく、前年同期比○○%の増減という数字で表される。 決算発表以外には月毎の売上金額は表示されていない。 仕方がないので、マスコミや株主は前年同期比の増減でその企業の好不調を推し量るしかない。 マスコミも株主も時には経営者自身も「前年
付加価値額を向上させるには?
2011年6月14日 未分類 0
前回、5月16日の「プレジデント誌」に掲載された藻谷浩介さんの「企業は人件費を上げるべき」だという記事をご紹介した。 その続きなのだが、 この記事では「付加価値」についても述べられている。 人件費が安ければ安いほど良いのは、単純な製造業である。 反対に人件費を上げるなら、「付加価値」の高いサービス業が求められる。 ビル・エモット氏によるとここでいうサービス
企業は人件費を上げるべき?
2011年6月13日 未分類 0
国内産業において、バブル崩壊後から一貫して「コスト削減」が進められてきた。 それでもいまだに経済は良くならない。最大のコストは人件費だから、これをさらに削れば良いという風潮があった。人件費をドンドン切り下げて例えば中国や、東南アジア諸国並みに抑えたとして、それで経済が復活するのだろうか?残念ながらまったくそんな気がしない。 5月16日のプレジデント誌に日本