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南充浩 オフィシャルブログ

2017年 の記事一覧 : 245件

マス層の好む売り場とは?業界人だからこそハマる罠

2017年12月15日 トレンド 0

繊維・アパレル関係の会社に行くと、老年に差し掛かった経営陣までがそれなりに自分が着用する衣服に気を使っている。 今風かどうかとか、色柄のセンスが良いとか悪いとかは置いておいて、とりあえずそれなりに興味を持っているとわかる。 長年、それで飯を食ってきたのだから、めちゃくちゃ好きではないにしろ、最低限度の興味は持って当然である。 しかし、マスの消費者も自分たちと

年間8000万枚を製造する縫製企業マツオカコーポレーションが上場

2017年12月14日 メディア 0

地味であまり業界人も注目しておらず、SNS上でも拡散されていないが、WWDの 縫製の巨人マツオカコーポが東証一部に上場、ベールに包まれてきた事業内容が明らかに https://www.wwdjapan.com/519875 という記事に注目した。 この記事を素直に評価したい。 当方は縫製業にうとく、国内の縫製工場をいくつか見学したことはあるが、その程度の経験

庶民向け商品での「本物追求」が販売不振を招く

2017年12月13日 産地 0

冷たい雨が降ったりやんだりしていた金曜日。 いつものスニーカーのSTEPを覗いた。 スポーツブランドのスニーカー類はここが現在は業界最安値ではないかと思う。 ABCマートは一昨年くらいから露骨に値上げしており、いまだにABCマートが売れている理由がわからない。 同じ品物ならスニーカーのSTEPの方が断然に安い。 もしくはYahoo!ショッピングで探すか。 そ

素材にすらトレンドは存在する。若者に好まれる80年代調デニム生地

2017年12月12日 ジーンズ 0

初心者向けファッション指南業者の間ではなぜかトレンド不要論がまかり通っているが、以前のブログで書いたように裾丈の長さすらトレンドに左右される。 ズボンや上着の太さも同様だ。 だいたい10年~20年くらいでトレンドが変化する。もっとわかりやすく言うと、大衆の好むポイントが変化する。 変化しなかったら欧米人は古代ローマ帝国時代から服装が変化しないということになる

三越伊勢丹とルミネの「セール後ろ倒し」が失敗したのは当然

2017年12月11日 ネット通販 0

三越伊勢丹が来年1月の冬バーゲンは、他の商業施設に歩調を合わせて1月4日からにするということで、適切な判断だといえる。 大西洋・前社長が「セール後ろ倒し」を言い始めたが、個人的にこれは最大の失策だったと思っている。 「定価販売できる時期を長く」という気持ちと狙いはわからないではないが、時流にあまりにも逆行しすぎていた。 逆行していてもその意見が業界のスタンダ

ファッション初心者の男性はアイビー・プレッピースタイルで身を固めろ

2017年12月8日 トレンド 0

柄にもなくファッション論を。 最近、ド素人男性に向けたファッション指南ビジネスを手掛けようとする人が、インターネット上を見ていると増えたような気がする。 この分野でもっとも成功したといえるのが、人気ファッションブロガーのMB氏だろう。 独自の理論化に取り組み、ある程度ロジカルな思考によってコーディネイトを作っていくという考え方がわかりやすい。 もっとも、ファ

無名ブランドはウェブサイトを開設しただけでは売れない

2017年12月7日 ネット通販 0

何度も書いているように、よほど強固な信念がない限りは、現在において企業もブランドもウェブサイトは必要不可欠である。 どんな不細工なサイトでもないよりはあった方が良い。 それが第1歩だが、2000年ごろのインターネット草創期ならいざ知らず、ウェブサイトを使って集客や物販を行うとすると、それ相応の工夫が必要となる。 しかし、繊維業界・アパレル業界はこの分野に極め

10年後の30代には選ばれない大手アパレル各社のブランド

2017年12月6日 考察 2

ファッション専門学校生はもちろん衣料品が好きで、それをしたくて入学している人が多い。 個人的には「好きを仕事に」というのは全面的に賛成はしない。 好きといっても、「ファッション衣料を買って着るのが好き」と「ファッション衣料を作ったり売ったりするのが好き」では意味が異なり、前者が好きな人はファッション衣料業界に入るべきではないと思っている。 それならモデルを目

3年間で12店舗に急成長した在庫処分店ドゥーラックがウェブサイトを開設 

2017年12月5日 企業研究 0

今日は告知を。 3年前から手伝っている在庫処分店「ドゥーラック」がついに公式サイトをオープンさせた。 http://doluck.jp/ 通称「バッタ屋」といわれる在庫処分店で、もっとも知名度が高いのは大阪に本社を構えるショーイチだろう。 どうしてここを手伝うようになったのかというと、ツイッターで知り合ってそこから交流させてもらっている方からのご紹介で、手伝

若者に存在すら知られていないベネトン ブランドが忘れ去られる速さ

2017年12月4日 企業研究 0

以前にも書いたが、月に何度かファッション専門学校で講義をすることがある。 まあ、めんどくさいことも多いが、10代後半から20代前半の若者の意見を聞くことができて、非常に勉強になる。 若者論をぶち上げるつもりは毛頭なくて、自分たちの若い頃と同じ部分もあるし、まったく違っていて驚かされることもある。 時代が変わって、生活様式も変わっているので違っている部分があっ

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