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南充浩 オフィシャルブログ

3年間で12店舗に急成長した在庫処分店ドゥーラックがウェブサイトを開設 

2017年12月5日 企業研究 0

今日は告知を。
3年前から手伝っている在庫処分店「ドゥーラック」がついに公式サイトをオープンさせた。
http://doluck.jp/
通称「バッタ屋」といわれる在庫処分店で、もっとも知名度が高いのは大阪に本社を構えるショーイチだろう。
どうしてここを手伝うようになったのかというと、ツイッターで知り合ってそこから交流させてもらっている方からのご紹介で、手伝うようになった。
手伝うと言っても、たいそうなことをしたのではなくて、単に店舗にヘルプの販売員として入っただけのことである。
2014年7月に天神橋筋店がオープンする際に手伝うようになったので、天神橋筋店でヘルプ販売員に入った。
その当時は3~4店舗くらいしかなくて、自宅からの距離的に一番入りやすかったのが天神橋筋店だったので、そのまま天神橋筋店に時々入るようになった。
一時期は人が足りないとかで月の半分くらい入ったことがあり、さすがに体がきつかった。
44歳(当時)の初老の体に連日の立ち仕事はほんとうにきつく最終回のウルトラセブンくらいに体力を消耗していた。
その一方で、おかげで天神橋筋商店街をじっくりと観察できる機会に恵まれた。
以前から交流のあったショーイチのおかげで外野からは「バッタ屋」という業態のことは知っていたが、内部のことを知る機会が得られたのはなかなかに貴重だった。
実際にこのブログで過去に何度か天神橋筋商店街のことを取り上げた。
それが今年に入って、店舗数が12店舗にまで拡大しており、もうすぐ13店舗目がオープンするという。
3年間で10店舗くらい増えている勘定になる。
けっこうな急成長だといえ、最近は洋服不況だから正規店ではこれほどの急成長できるブランドは大資本を除いてはあまりない。
この時期に急成長できるのはなかなか稀有な例だといえる。
ショーイチの場合、ネットや海外、卸売りなどがメイン販路となるが、ドゥーラックは一部に卸売りはあるかもしれないがメインの販路は直営店という違いがある。
謙虚?であまり自社のウェブサイトでも露出しない今堀陽次社長は実は当方より2つか3つ年下である。
今後、整備しなくてはならないことは社内に山ほどあるとは思うが、短期間のうちにここまで急成長させた手腕は「やり手」と評して良いのではないかと思う。
50歳手前にもなってこんな有様の当方にくらべると、最近の年下は優秀な人が多いと痛感する。
現在取り扱っている主な商品は大手通販各社の在庫品である。
あと、珍しいがセシールの公式アウトレット店「セシールアウトレット」も1店舗、千林商店街で運営している。
それ以外ではスポットとして倒産した「CHU XXX(チュウ)」ブランドが入荷したこともあるし、最近だとANAPの商品も入荷したことがある。その時々によって在庫を買う機会があれば、大手通販各社以外の商品も仕入れているという感じである。
不良在庫で困っているメーカーやブランド、不当返品で困っている工場はやり手の今堀陽次社長に連絡してみてはどうだろうか?
現在のところ、本社が京都で店舗は大阪、京都、兵庫と関西圏での展開となっている。
ところで、今回のウェブサイト立ち上げは、やっぱり最低限でも「名刺代わり」のウェブサイトは必要だという事例だといえる。
ウェブ通販の利用者は、以前にもこのブログで紹介したように、業界人が期待するほど多くはない可能性が高い。しかし、ものごとを調べるのは圧倒的にネット検索である。
ネットで検索して引っかからなければその時点で選択の対象とはならない。
また当方が、これまでいくつか在庫で困っているブランドやメーカーを紹介したことがあるが、その際常に尋ねられるのは会社概要がわかるサイトはあるのかということだった。
「どこに店があるのか?」
「本社はどこか?」
「過去の販売事例は?」
「どんな店?」
「連絡先は?」
などがウェブサイトがあれば、一気に解決できる。
「このURLにアクセスしてください」といえば済む。
ところが、サイトがないと、いちいちそのために資料を作ったり、口頭で長々と説明しなくてはならない。
説明するほうも労力と時間が必要だが、聞く方も労力と時間が必要になる。
知り合いのフリーランスのディレクターが3年くらいまえに自分の「ホームページ」を開設した。
理由は、初めて会う人すべてから「過去実績のわかるホームページはないの?」と尋ねられたからだ。
ネット通販は利用しなくてもそれほどにネット検索は利用されているのである。
ウェブサイトを開設せずに「最近は問い合わせがめっきり減った」と嘆いている企業が繊維業界には山のようにある。
問い合わせが減った理由はさまざま考えられるが、衣料品不況で売れ行きが悪いからということ以外に、その企業がウェブサイトを開設していないからという理由もある。
問い合わる相手はウェブ検索で調べており、そしてウェブ検索に引っかかってこないような業者にわざわざ連絡することはない。
ウェブ検索で引っかかった業者に連絡をすれば事足りるのである。
企業には名刺代わりのウェブサイトは必須だといえ、それを開設したくない・開設できないという企業は市場から淘汰されても自業自得としか言いようがない。
何はともあれ、長年携わったドゥーラックのウェブサイトが開設されたことはひとまず良かったと思う。

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三越伊勢丹HDが「ケイタマルヤマ」を手放す理由とは?
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n06274a064cba
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