汗っかきのオッサン向けの真夏のインナーTシャツの選び方(自己流)
2022年8月25日 商品比較 2
まだ昼間は最高気温30度越えの真夏日が続いているが、35度越えの猛暑日ではなくなった。
いくら夏嫌いで暑さに弱い当方とて、これくらいの最高気温ならまだ耐えられる。当方は何度も書いているように暑い気温自体が嫌いだが、それ以上に大量に汗をかくので夏は嫌なのである。
ランニング中にいくら汗をかいても気にはならない。終われば着替えてシャワーを浴びる。しかし、日常生活ではそうはいかない。仕事の外回り中に着替えることはできないし、シャワーを浴びるなんてさらにできない。汗で濡れたまま長時間過ごすことが苦痛なのである。
どうせ汗をかく量は減らせないから、着用した服がすぐに乾いてくれることが最も好ましいということになる。また外見的には、Tシャツやポロシャツが汗で濡れない方が良い。
今回は、そんな汗かきジジイの真夏の工夫についてまとめてみたい。需要があるのかどうかは疑問だが。(笑)
少し前に夏のTシャツ選びについて書いたことがある。
あまり汗をかかないという人からすると何のTシャツを着ても同じだということになるが、当方くらいの汗っかきになると気温に応じて着用するTシャツを選ぶ必要が出てくる。
当方はこんな感じで着用を分けている。
1、最高気温25度まで=あまり素材にはこだわらず着たい物を着る
2、最高気温26度以上=綿厚手Tシャツを着る
3、最高気温35度前後=吸水速乾Tシャツを着る
である。
で、今回の本題はここからである。
Tシャツやポロシャツ1枚で過ごすようになるのが早ければ5月の連休あたり、遅くても5月20日ごろである。
最高気温が25度前後なら素肌にTシャツやポロシャツを着るが、それを越えると大量の汗をかくようになってしまう。四六時中ジジイのTシャツやポロシャツが濡れているのは見た目にも汚らしいので、当方は必ずTシャツの下にインナーを着用する。
昔の肌着Tシャツは分厚い物が多く、滑りが悪かったのでTシャツの下に肌着を着ることは不快だった。(試したことは何度かある)
しかし、最近になって、薄手生地でなおかつ袖口や襟元が切りっぱなしで透けにくい肌着が生まれてからは、Tシャツの下にそれを着るようになった。
思い立ってやり始めたのが忘れもしない2016年の夏のことである。
当時すでに発売されて、サンプルをもらっていたグンゼYGカットオフをTシャツの下に着用してみようと思い立った。当時のYGカットオフはワイシャツの下に着用することのみを想定されていたので、後ろ襟が高く、Tシャツからはみ出していることに気が付いた。
そして迷った挙句に、後ろ襟を少し切ってみた。切りっぱなしで成立する肌着なので、後ろ襟を切ってもほつれないだろうと予想したら案の定切ってもほつれなかった。
これによってTシャツ、ポロシャツの汗染みはだいぶと緩和できた。
そうすると翌年くらいからは、グンゼからインナー向けとして「インティー」が発売された。これは後ろ襟が低くなっていて、通常のTシャツでも後ろ襟がはみ出ない。
これもたしか2枚サンプルをいただいたのと、自分でも4枚くらい買い足した記憶がある。
かなりインティーの手持ちが充実して、これで洗濯無しで1週間着回せるほどの枚数となったわけである。
インティーは常に汗で濡れているわけだが、着用していると乾きの速度にばらつきがあることが体験的にわかった。
組成表示を見てみると、インティーやカットオフと言っても、季節によって組成を変えている。
年度によって若干含有率は異なるが。大雑把にまとめるとこんな具合である。
1,綿55%混(残りは合繊)=年間定番用
2、綿35%混(残りは合繊)=真夏用
という具合である。
当然、年間定番用の方が乾燥するまで時間がかかる。
それを踏まえて、さらに使い分けをするようになった。
最高気温30度までは綿含有率多めの年間定番、最高気温30度を越えると綿含有率低めの真夏用、という使い方にしてみた。
そして、アウターとなるTシャツの使い分けは先にも述べた通りである。
そうこうしているうちに2019年春になると、同じグンゼから「ボディワイルド」ブランドで合繊オンリーのインナーTシャツが発売された。
(サンプルでいただいたポリエステル85%・ポリウレタン15%のボディワイルド)
これもサンプルを1枚いただいた。サンプルの組成はポリエステル85%・ポリウレタン15%である。ちなみに今夏用商品だと組成はポリエステル90%・ポリウレタン10%と少し変化している。
(今夏のボディワイルド製品【ポリエステル90%・ポリウレタン10%】 グンゼ通販サイトより引用)
で、これは綿35%商品よりもさらに乾燥が速い。
そこで使い分けとアウターTシャツとの組み合わせはこうなった。
1、25度前後までは素肌にTシャツ
2、26度以上=厚手Tシャツ×年間定番インティー(綿55%)
3、30度以上=厚手Tシャツ×真夏用インティー(綿35%)
4、35度以上=吸水速乾Tシャツ×合繊インティー
という具合にだいたい使い分けている。
毎年夏に高気温と汗で苦しみ続けて52年にもなると、こんなことばかり研究している。そして、吸水速乾肌着が出てきたころに痛感させられたことは
「いくら肌着が吸水速乾でもアウターが吸水速乾素材でないと意味がない」
ということである。
肌着は汗を吸収してズブ濡れになっているが、アウターとなる半袖シャツ・Tシャツ・ポロシャツが綿100%である場合、その綿に汗が吸収され、アウターがズブ濡れとなる。そして、乾きにくい。
吸水速乾肌着が真の効果を発揮するのは、アウターも吸水速乾素材であるときだということにやっと10年くらい前に気が付いた。
肌着が汗を吸収してズブ濡れになると、その水分がアウターにも当然吸収される。アウターが吸水速乾素材ならアウターの汗染みは比較的早くに乾くが綿100%だとなかなか乾かず、アウターの汗染みが酷いことになってしまう。(体験済み)
まあ、こんな感じでジジイも汚らしく思われたくはないので必死に工夫しているという話である。
もし、当方と同じで汗っかきでお困りの方がおられたら何かの参考にしてもらえるのではないかと思っている。
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お気楽ニャンコ より: 2022/08/26(金) 11:40 AM
まさに!
私も半世紀近く生きて来ましたが
とにかく幼少期からスーパー汗かきで…
とにかく女性は困るのが化粧
何をどうやっても無理なので
もちろんメイクはしますが
冬でもファンデーションは塗る事を諦めました
先日コメントでTシャツを着るような事を書きましたが
この数年で私にとってTシャツは肌着の扱いになりました
肌着は通年グンゼの強撚糸のシャリ感のある極薄綿100%
フレンチ袖(ここが重要)
夏はシャツかブラウスしか着なくなりました
25度 綿やウール(化繊混もOK)
26度〜 綿薄手
30度〜 麻(綿混)
35度〜 麻薄手(ラミー混紡)ただ麻を買い始めてから思うのは
縫製は良し悪しはありますが
素材の値段の差が私には分かりません
このトビラの内容こそが今どきのファッション誌もしくは
LDKに求められている内容ではないでしょうか?
それはさておき、インT専用企画品という訳ではないけど
私はナイロン混のツルツル系をお勧めします。もちろん綿糸はゼロ
さて、ナイロン混のまるでシルクのごとくツルツルな
インナーを売ってるとこはどこでしょう?
余談ですが、インティーよりもインTのほうが字のすわりが
良い感じがしますね