セールはさらに早期化する?
2014年3月25日 未分類 0
週に何度もセールの案内が携帯メールに来る。
世間は年がら年中セールをやっているようだ。
筆者はあまりそういう会員には登録しないが、それでも昨日だけで3社から案内のメールが送られてきた。
バナナ・リパブリック、グローバルワーク、ジーンズメイトである。
バナナ・リパブリックは春物最大50%オフ、グローバルワークとジーンズメイトは全品20%オフの案内である。
他方で「セール後倒し論」が根強く業界で支持されているが、これだけ次から次へとセールの案内が来るご時世において、一部の百貨店とファッションビルが「セールを期間を後倒しします」と言ったところで多くの消費者に支持されるとはちょっと思えない。
3月20日~24日までGAPで全品50%オフセールが開催された。
セール品も含めて店頭の価格がレジにてさらに半額になる。
その上、携帯電話の会員証の提示で5%されるからすさまじい値引きである。
レディース商品はあまり見ないので、メンズ商品を例示してみたい。
ベーシックなジップアップの裏毛スエットパーカがある。
これの定価は7900円だ。
しかし、店頭ではすでに1290円にまで下げられている。
ここからさらに半額となり、さらに会員証の提示で5%オフである。
ざっと580円にまで下がる。
7900円のスエットパーカが1290円にまで値下がりしていること自体に驚かされるが、最終価格が580円にまで下がるというのも驚異的である。
(580円にまで値下がりしていたパーカ)
こんな調子で本当に「セール後倒し」が可能なのだろうか?
筆者にはかなり疑問である。
それ以上に、各社とも在庫が残っているのではないかと感じられる。
というのも、3月20日の時点で早くもセールを打たざるを得ないということはあまり春物衣料の消化が良くないということだろう。
報道などでは消費増税前の駆け込み需要などもあり、高額品が売れているとも耳にするが、衣料品というよりもバッグや靴などの雑貨が動いているだけではないのだろうか。
商業施設内を見まわすとあちらこちらでセールが開催されている。
多くの消費者にとって、衣料品とは「年がら年中安い物」と認識されているに違いない。
衣料品デフレは一向に止まっていないように見える。
このままでは今夏のセールは6月中旬どころか、ゴールデンウィーク明けの5月下旬から始まるのではないかと指摘する識者もいる。
消費税導入による景気悪化をそれほど悲観してはいないが、こと衣料品に関しては悲観的にならざるを得ない。