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南充浩 オフィシャルブログ

知られていない特許は存在しないのも同じ

2013年12月12日 未分類 0

 スポーツウェアもそうだが、肌着も機能性の塊みたいなところがある。
抗菌防臭・黄ばみ防止・部屋干しOK・吸水速乾・保温発熱などなどである。

当然これらの機能については各メーカーが特許を持っている場合が多いのだが、一部のメーカーを除いてほとんど知られていない。
消費者に知られていないならまだしも(これも問題だが)、業界内でも知られていない場合が多い。
知っているのは既存の取り引き先のみというお寒いメーカーがけっこうある。

こういう状況を見るにつけて、もったいないな~と感じてしまう。

そういう素晴らしい技術は厳然として存在するが、しかし、消費者にとっても、既存取り引き先以外の業界関係者にとっても、その技術やその技術を有するメーカーは「存在していないのと同じ」ということになる。

何度も書いているが、「知られていないのは存在していないのと同じ」ということである。

業界紙にだけでも自社の新製品、新技術の告知を行うだけでもだいぶと変わると思うのだが、それすらしないメーカーは少なくない。

広報のテクニックの一つとして「自社のニュースを作る」という側面がある。

例えば、某小規模ブランドが有名セレクトショップへ自社ネームのままで来シーズンから卸売りすることが決まったとしよう。

その場合、セレクトショップ側へ一声かけることを忘れてはいけないが、告知して問題がないというふうに判断されれば「来春から当社商品が有名セレクトショップ○○での販売が始まります」と告知をすれば良いのである。

肌着メーカーの場合でも「新製品開発」「特許取得」「新規取り引き先決定」などは告知が可能な事例だろう。

大手新聞やファッション雑誌やテレビではなかなか取り上げられにくいかもしれないが、業界紙なら掲載されやすいだろうし、今ならウェブメディアもある。
自社の公式ホームページで告知しても良い。これなら掲載は無料である。なにせ自社の媒体なのだから。

昨今なら自社のニュースをブログ、フェイスブック、ツイッターなどのSNSで拡散告知することもできる。
これも無料である。

こんなことをしても一気に売上高は改善しないかもしれない。
しかし、積み重ねることで結果は変わってくる。

例えば知られていない某メーカーが存在したとする。ここは自社ブランドも所有しているが売上高のほとんどをOEM生産で稼いでいたとする。
OEM生産が可能なのは相手があってのことだから、相手先から契約が切られればお終いである。
そこで自社ブランドを強化しようということになったとして、業界内ですら知名度のない企業をどこの小売店が相手にしてくれるだろうか。

そういうときのためにもせめて業界内だけででも企業や商品、技術の知名度がある方が良いと思うのだが。

何だかんだと理由をつけて実行しないという企業はよくある。そういう企業は残念ながら遠からず消えゆくことになるだろう。

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