プレセールは前倒しされているのでは?
2013年6月26日 未分類 0
今日は閑話休題。
ライトオンとジーンズメイトの6月度売上速報が発表された。
5月21日から6月20日までの実績である。
6月の前半は、関西では35度の真夏日が続き記録的なカラ梅雨であった。
関東は天気予報を見る限り、雨が多く、比較的気温が低かったようだ。
結果的にいえば、両社の6月度既存店売上高は前年並みから微増なので堅調だったといえるだろう。
「セールの後倒し」が昨年に続いて話題となっているが、商業施設内のテナント・路面店ともに全般的にプレセールは前倒し傾向にあり、すでに6月に入ると同時にプレセールが始まっているブランドが相当数あった。
昨年までだとプレセールは6月10日くらいからの開始が多かったから、今年は1週間近く早いことになる。
極端に言えば、
本セール=後倒し、プレセール=さらに前倒し
という構図になっており、一般消費者の目からするとセール開始時期はさらに早まっていると映るのではないか。
両社の店頭を見ていると、他社店舗と同様に6月頭から夏物の値下げ品が豊富にあり、それが順調に動いたのではないかと思う。
一方、気になるのはそれほど消化が良くなかったと推測される春物のトップス類だが、たまたま、ライトオンの店頭で春物トップス類を段ボールに詰めて出荷準備をしているのを見かけた。
おそらく出荷先は本社の倉庫だろう。
その春物トップスはどのように処分されるのだろうか。
1店舗だけでも数箱の出荷があったようだから、これが全店(479店)になると相当数の在庫になるのではないか。
同社のアウトレットは2店舗しかないから、大量に処分できるというわけではないだろう。在庫負担が心配である。
それはさておき。
ライトオンは
既存店売上高が前年比4・6%増
既存店客数が同1・0%減
既存店客単価が同5・6%増
ジーンズメイトは
既存店売上高が前年比0・5%増
既存店客数が同1・2%減
既存店客単価が同1・8%増
だった。
6月28日ごろからルミネと三越伊勢丹を除くほとんどの商業施設が本セールに入る。
6月頭からのプレセールを加算すると、8月末までの90日間という長い長いセール期間が本格的にスタートするわけだが、果たして売れ行きはどうなるのだろうか。