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南充浩 オフィシャルブログ

ブログというツールに再注目してみては?

2013年4月12日 未分類 0

 今週は何故だか発信について尋ねられることが多かった。
量販店・通販・専門店を主体にしながら自家の国内工場を3つも操業し続ける老舗肌着メーカーがある。
ちなみにグンゼではない。(笑)
良い取り組みをしている割には業界内外での知名度が高くない。実にもったいないと思う。

今秋冬企画に採用したデザイナーさんが「高野口産地のフェイクファーすごくいいよ」とべた褒めしていたが、高野口産地の知名度は、おそらく産地自身が思っているほど高くはない。これももったいない。
たまたまこのデザイナーさんが今シーズン知っただけのことである。

かくいうデザイナーさんも自身の企画について「高野口のフェイクファーにほれ込み、それを活かすための工夫をどうデザインに落とし込んだか」ということは世間に知られていない。
直接話を伺った筆者だけが知っているということになる。

2000年以前だと、こういう情報を発信するためには、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに取材してもらう必要があった。
確実に取材してもらうためにはそれらメディアに広告を出せば良いのだが、費用が高い。
自社で広報誌やパンフレットを作るという手段もあるが、製作費に最低でもン百万円くらいかかる。

インターネットの普及によって、ほぼ無料で自社の情報を発信できるようになった。
2010年にツイッター、2011年にフェイスブックが広まってさらに情報発信ツールが増えた。
じゃあその次は何か?ということになると、ラインか?

そんな問いに対して先日こんなブログが書かれて話題となった。

「TwitterやFacebookの次は何が来るか」だって?そりゃお前、ブログに決まってんだろ!

http://www.ikedanoriyuki.jp/?p=3680

タイトルはちょっと刺激的だが「ブログブームになる」とは一言も書かれていない。
あらためてブログの重要性を説いておられる。以下に引用させていただく。

昔から言われてることですけど、ソーシャルメディアってのはリアルの世界で有名な人がもっと有名になったり、多くの人とフラットにつながることができる場所であって、リアルの世界で一目置かれていない人がどんなに頑張ったって有名になったり一目置かれることになんかならない。だって、その人が有名になったり、一目置かれる理由が無いんですから。

あくまで個人的な感覚ですけど、TwitterやFacebookで多くの人にフォローされている人は、結構な確率でブログを書いている(または書いていた)人が多い気がします。ブログを書いていなくても、本を書いていたり、メディアに連載を持っていたり、メルマガを書いていたり、何かしら情報を発信する側にいる人たちです。もしくは「その人が誰であるか」(例:タレントや有名人、社長など)のように、仮にTwitterやFacebookでの投稿はおもしろくなくても「誰が発信した情報か」に価値がある人たちです。

だから、最初の話に戻ると、そういった「当たり前のこと」をすっとばして、ツールをうまく使えば一目置かれる存在になれるんじゃないか(多くのフォロワーや購読者を獲得できるんじゃないか)というのは完全に幻想なわけです。

人から敬われたいのなら、当たり前ですが、価値がある情報を発信しなければなりません。Twitterでせっせとフォロー返しをしたり、Facebookで友達を増やしても、その人たちはあなたを尊敬してはくれません。

一日30分、TwitterのタイムラインやFacebookのニュースフィードを眺めているのなら、その時間を使ってブログを書きましょう。

TwitterやFacebookは、感情や行動を共有することが多く行われる場所です。また、外部のニュースや動画のURLを運び、それをネタにみんなで盛り上がるのに適した場所です。

だからこそ、いまがチャンスなんです。そこでみんなと「誰かが創った情報」をネタに盛り上がるだけじゃなく、「自分が創った情報」を発信し、「自分の思考や意見」を知ってもらうのです。気分や感情、趣味や週末の行動だけでなく、「自分が持っている問題意識」を発信するのです。

とのことである。

企業側としては流行りの発信ツールとしてツイッターやフェイスブックを使っている(そうでない企業もある)。
ただ、2010年や2011年に比べるとツイッターやフェイスブックは定着感はあるものの、熱気はあまり感じない。
しかも、ツイッターやフェイスブックは短文が基本である。先のブログにも書かれてある通り、フェイスブックには文字制限はないが、それでもあまりの長文は読まれにくい。

自分の考えや伝えたいポイントを書き込めるのはブログだということになる。

先の肌着メーカーも高野口産地もデザイナーさんもブログを書けば良いと思う。

そうすると製造業の方から「何を書いて良いのかわからない」と言われる。
理想を言うなら、業界や消費者にとって役に立つ情報・意見が望ましい。
けれども、書き慣れない人は書くことが苦痛である。
ならば、書きやすいものから書き始めたらどうだろう?
今日の昼飯、日曜日に見た映画、昨夜の宴会などなど。

その代わりに毎日書くことを続ける。
慣れてくれば、少しずつ自分の意見を書くようにする。

ただし、最初のうちは反応はあまりない。
記事が100本くらいたまれば検索でひっかかりやすくなる。
販促コンサルタントの藤村正宏さんは「1000本たまれば圧倒的な発信力になる」とおっしゃっている。

そういう彼はブログを始めるのがかなり遅かった。
記憶が正しければ筆者よりも後発だろう。
しかし、短時間で1000本を達成するために1日3本ブログを書くことを始められた。
毎日書き続ければ1年間で1000本を達成することになる。

で、1年で1000本を達成された。かなりの力技である。

1日に3本も書こうと思うとネタがない。
だから仕事関係のネタ以外にも夕食だったり映画だったりを織り混ぜれば良い。

これと同時に新聞、雑誌などにも情報を発信すべきだが、ブログがあるとそこからマスコミが接触してくることもある。

熱い思いを持っている肌着メーカー、産地、デザイナーなどは改めてブログに取り組んでもらいたいと思う。
そのブログを毎日更新して、2年、3年、5年と長い期間続けることが結果的に発信力を高めることになる。

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