12月度は大苦戦。ライトオンとジーンズメイト
2010年12月24日 未分類 0
ライトオンとジーンズメイトの12月度売上速報が発表された。
ライトオンの12月度既存店売上高は前年比15・6%減
既存店客数は同13・5%減
既存店客単価は同2・4%減
ジーンズメイトの12月度既存店売上高は前年比23・5%減
既存店客数は同19・3%減
既存店客単価は同5・3%減
と両企業ともに苦戦したが、
ジーンズメイトの既存店売上高は大きく落ち込んでいる。
ただ、ライトオンの客単価下落には底打ち感が出てきたように見える。
12月20日締めの両企業は、高気温の影響をモロに受けたようで、ライトオンは「ダウンジャケットが動かなかった」とコメントを発表している。
ダウンジャケットが苦戦しているのは、ライトオンだけでなく、業界共通の問題であると思われる。
例えば、レディースセレクト向けの小規模ブランド「フロー&リンクス」もダウンジャケット類の販売は厳しいと話している。
12月10日ごろからライトオン、ジーンズメイトを含む各社一斉にダウンジャケット値下げを打ち出していたが、12月23日、ユニクロもダウンジャケット類を全品大幅値下げしてきた。
それぞれ、2000円ずつ価格を下げているのだけれども、例えばメンズのタータンチェック柄のダウンジャケットは、5990円に値下げした後、さらに12月31日までの期間限定で3990円に値下げしている。
さらに3990円が定価のダウンパーカーを新規投入しているが、早晩、週末限定価格1990円での売り出しをすると推測している。
おそらく、ユニクロのダウンジャケット類も相当にダブついているのではないだろうか。
もはや来年の1月1日を待たずして、町はセール一色である。
ベネトンも店内の半数のアイテムがすでに半額に値下がりしているし、GAPは値下がりした商品がさらに「レジにて20%オフ」になっている。ユニクロは上記の通りだし、ライトオン、ジーンズメイトにおいても同じで、ダウンジャケット類は半額に値下がりしている。
この12月は各社ともに減収減益で終わる気配が濃厚である。